ペルージュ

Pérouges

丸石が敷き詰められた可愛い散策路

美食の街リヨンの北東、ローヌ平野の小高い丘の上、樹齢200年以上のシナノキが中央の広場でペルージュの村を見守りながら中世の姿のまま残されている。

 

ペルージュという村の名前が初めて文献に登場するのは、12世紀のことである。リヨン大司教の軍隊へ対抗するため、アントン候(Seigneur d’Anthon)がペルージュの城へと立て籠もったとの記録が残っている。その城はすでに存在していないが、村に残されている古井戸はかつての城塞の一部を成していたと考えられている。

 

リヨンとジュネーブを結ぶ街道沿いであったことから、15世紀の終わりから18世紀にかけて多くの職人がこの村に滞在し賑わいを見せた。とりわけ、麻を使った織物はペルージュの村の特産品として高い評価を受けていた。

 

織工の村として栄えていたことと、地政学的な観点から、一時はドーフィネ領に、次いでサヴォワ領へ移るなど争いが続いた。幾重にも及ぶ包囲があったにも関わらず、幸運なことに、城壁の中は多くの歴史的建築物が残されていた。

 

村の入口にはサント・マリー・マドレーヌ教会(Sainte Marie-Madeleine)が構えている。15世紀の建築で、城壁と一体化した珍しい造りの建築であることからエグリーズ・フォルトレス(Église forteresse、城塞教会の意)とも呼ばれる。内部は美しいゴシック様式の特徴を有しており、細く小さなステンドグラスから優しく光が取り込まれ、何とも厳かな雰囲気で訪れる者を迎える。

 

「星の王子様」などの著作で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)や、エコール・ド・パリの巨匠として知られるモーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo)などの芸術家もこの村を訪れ、ペルージュの街並みを高く評価したという。

 

この村を訪れたら、小麦粉、バター、卵にレモンピールで風味付けし発酵させた生地に、砂糖を振りかけ焼き上げた、ペルージュ風ガレット(Galettes de Pérouges)を味わいたい。また、ワインに7種類のスパイスとハチミツで風味をつけた、イポクラス(Hypocras)という中世のレシピを100年前に再現した飲み物は中央広場のオテルリー(Hostellerie)で造られているので試したい。

 

上階が張り出した建物や木の骨組みが美しい13世紀からの家々が並び、狭い道は丸石が敷き詰められた可愛い散策路となっており、数世紀にも及ぶ歴史を物語る。

 

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アン県ペルージュ/Pérouges (AIN)

面積:18,97km2

人口:1,205人(2015年現在)

公共交通機関の場合:詳しい行き方はこちらの記事で解説しています。

リヨン・ポン・ギヨティエール(Lyon:Pont Guillotière)停留所もしくはブール・カン・ブレス駅停留所(Bourg en Bresse: Gere routière SNCF)から132番のバスに乗って、メクシミウ・ビフュルカシオン(Meximieux: Bifurcation)停留所下車(※約1時間)

メクシミウ・ビフュルカシオン(Meximieux: Bifurcation)停留所から、徒歩で約15分

※SNCFを利用した行きかたもあり

車の場合:

リヨン(Lyon)とポン・ダン(Pont-d’Ain)を結ぶ高速道路A42号線7番出口(Meximieux/ Pérouges)から15km(約15分)

飛行機の場合:

リヨン=サン・エグジュペリ空港から36km(約30分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2018年5月23日:ページ更新

2019年1月29日:ページ更新

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