ペルージュ/Pérouges
【丸石が敷き詰められた可愛らしい散策路】
美食の街リヨンの北東、ローヌ平野の小高い丘の上。
樹齢200年以上のシナノキが、
中央の広場でこの村を見守っている。
ペルージュ風ガレットを片手に
丸い小石が敷きつけられた石畳の上を散策すれば、
中世の姿のまま残された街並みが、
数世紀にも及ぶ村の歴史を私たちに語りかけるだろう。
美食の街リヨンの北東、ローヌ平野の小高い丘の上。
樹齢200年以上のシナノキが、
中央の広場でこの村を見守っている。
ペルージュ風ガレットを片手に
丸い小石が敷きつけられた石畳の上を散策すれば、
中世の姿のまま残された街並みが、
数世紀にも及ぶ村の歴史を私たちに語りかけるだろう。
美食の街リヨンの北東、ローヌ平野の小高い丘の上。樹齢200年以上のシナノキが、中央の広場でこの村を見守っている。
ペルージュ風ガレットを片手に丸い小石が敷きつけられた石畳の上を散策すれば、中世の姿のまま残された街並みが、数世紀にも及ぶ村の歴史を私たちに語りかけるだろう。
ペルージュという村の名前が初めて文献に登場するのは、12世紀のことである。リヨン大司教の軍隊へ対抗するため、アントン候(Seigneur d’Anthon)がペルージュの城へ立て籠もったとの記録が残っている。その城は現存していないが、村に残された古井戸はかつての城塞の一部を成していたと考えられている。
リヨンとジュネーブを結ぶ街道沿いであったことから、15世紀の終わりから18世紀にかけて多くの職人がこの村に滞在し賑わいを見せた。とりわけ、麻を使った織物はペルージュ村の特産品として高い評価を受けていた。織工の村として栄えていたことと、地政学的な観点から、一時はドーフィネ領、次いでサヴォワ領へ移るなど争いが続いた。幾重にも及ぶ包囲があったにも関わらず、幸運なことに、城壁の中は13世紀以降の歴史的建築物が数多く残されている。
ペルージュという村の名前が初めて文献に登場するのは、12世紀のことである。
リヨン大司教の軍隊へ対抗するため、アントン候(Seigneur d’Anthon)がペルージュの城へ立て籠もったとの記録が残っている。その城は現存していないが、村に残された古井戸はかつての城塞の一部を成していたと考えられている。
リヨンとジュネーブを結ぶ街道沿いであったことから、15世紀の終わりから18世紀にかけて多くの職人がこの村に滞在し賑わいを見せた。とりわけ、麻を使った織物はペルージュ村の特産品として高い評価を受けていた。
織工の村として栄えていたことと、地政学的な観点から、一時はドーフィネ領、次いでサヴォワ領へ移るなど争いが続いた。幾重にも及ぶ包囲があったにも関わらず、幸運なことに、城壁の中は13世紀以降の歴史的建築物が数多く残されている。
村の入口に堂々と構えるのがサント・マリー・マドレーヌ教会(Sainte Marie-Madeleine)。15世紀の建築で、城壁と一体化した珍しい造りの建築であることからエグリーズ・フォルトレス(Église forteresse、城塞教会の意)とも呼ばれる。
内部は美しいゴシック様式の特徴を有しており、細く小さなステンドグラスから優しく光が取り込まれ、何とも厳かな雰囲気で訪れる者を迎える。
村の入口に堂々と構えるのがサント・マリー・マドレーヌ教会(Sainte Marie-Madeleine)。15世紀の建築で、城壁と一体化した珍しい造りの建築であることからエグリーズ・フォルトレス(Église forteresse、城塞教会の意)とも呼ばれる。
内部は美しいゴシック様式の特徴を有しており、細く小さなステンドグラスから優しく光が取り込まれ、何とも厳かな雰囲気で訪れる者を迎える。
丸い小石が敷き詰められた狭い道の脇には、13世紀以降の上階が張り出した木組みの民家が建ち並び、絵葉書のような光景が広がる。
「星の王子様」などの著作で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)や、エコール・ド・パリの巨匠として知られるモーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo)などの芸術家もこの村を訪れ、街並みを高く評価したという。
丸い小石が敷き詰められた狭い道の脇には、13世紀以降の上階が張り出した木組みの民家が建ち並び、絵葉書のような光景が広がる。
「星の王子様」などの著作で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)や、エコール・ド・パリの巨匠として知られるモーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo)などの芸術家もこの村を訪れ、街並みを高く評価したという。
この村を訪れたら、小麦粉、バター、卵にレモンピールで風味付けし発酵させた生地に、砂糖を振りかけ焼き上げた、ペルージュ風ガレット(Galettes de Pérouges)を味わいたい。
また、ワインに7種類のスパイスとハチミツで風味をつけた、イポクラス(Hypocras)という飲み物は中央広場のオテルリー(Hostellerie)で造られている。中世のレシピを100年前に再現したもので、散策後の休憩にぴったりの一品だ。
この村を訪れたら、小麦粉、バター、卵にレモンピールで風味付けし発酵させた生地に、砂糖を振りかけ焼き上げた、ペルージュ風ガレット(Galettes de Pérouges)を味わいたい。
また、ワインに7種類のスパイスとハチミツで風味をつけた、イポクラス(Hypocras)という飲み物は中央広場のオテルリー(Hostellerie)で造られている。中世のレシピを100年前に再現したもので、散策後の休憩にぴったりの一品だ。
アン県ペルージュ/Pérouges (AIN)
面積:18,97km2
人口:1,205人(2015年現在)
2018年5月23日:ページ更新
2019年1月29日:ページ更新
2020年4月24日:ページ更新
村へのアクセスは良好で、リヨンからバスや電車を使って訪れることが出来ます。
バス停または駅から少し歩きますが、途中で羊の群れなど長閑な風景を見ることができ、道中も楽しめますよ!
リヨン・ポン・ギヨティエール(Lyon:Pont Guillotière)停留所もしくはブール・カン・ブレス駅停留所(Bourg en Bresse: Gere routière SNCF)から132番のバスに乗って、メクシミウ・ビフュルカシオン(Meximieux: Bifurcation)停留所下車(※約1時間)
メクシミウ・ビフュルカシオン(Meximieux: Bifurcation)停留所から、徒歩で約15分
※SNCFを利用した行きかたもあり
リヨン(Lyon)とポン・ダン(Pont-d’Ain)を結ぶ高速道路A42号線7番出口(Meximieux/ Pérouges)から15km(約15分)
リヨン=サン・エグジュペリ空港から36km(約30分)
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2013年にペルージュがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行きたくなること間違いなしです。
ペルージュを訪問した2018年に利用したのがこのレストラン。23€のムニュ・ド・ペシュール(漁師セット)を注文し、ペルージュの歴史に大きな影響を与えたドンブ地方の名物カエルのもも肉や、ドーフィネ地方の名物グラタン・ドーフィノワを頂きました。デザートはもちろんペルージュ風ガレットと、大満足のランチでした。
2018年、ペルージュ村にセラミックのアトリエをオープンしたドイツ人芸術家サスキア・ラウトさんにインタビューをさせて頂きました。彼女のペルージュへの愛が伝わってきます。
村中がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ペルージュにある総合スコア8以上の素敵な宿をご紹介させて頂きますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comで、ロケーションスコア9.4のホテル。それもそのはず、村の中央広場に面して建っているホテルです。アンティーク調の内装も可愛らしくお勧め。料金は2名1泊で180€(朝食別)ほど。
ペルージュの歴史地区からは少し離れますが、バスの停留所や最寄り駅に近く便利な立地です。また費用を抑えた滞在をしたい方にもお勧めのホテルです。料金は2名1泊80€(朝食別)ほど。
【一緒に訪れたい美しい村】
ペルージュから車で60分(60km)
ペルージュから車で1時間20分(90km)
ペルージュから車で1時間30分(150km)
ペルージュから車で1時間50分(170km)