【コルシカ島の見どころ】

フランス語で「コルス」とも呼ばれるコルシカ島はイタリアとフランスの間にあり、地中海で4番目に大きな島です。

特産品は栗で、「ピエトラ」と呼ばれる栗ビールや栗粉を使用したデザートなどが人気。

アジャクシオはコルシカ島最大の都市で、ナポレオン・ボナパルトの出生地としても有名。

後のフランス皇帝にまで上り詰めるナポレオンが10歳まで過ごした生家が残り、現在は記念館として当時の面影を伝えています。

また、ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂はナポレオンも洗礼を受けた歴史ある教会です。

【フランス海外県の見どころ】

フランス本土以外にも海外領土を有しており、その土地に根付く独自の文化を楽しむことが出来ます。

大西洋にある代表的な海外県は、カリブ海を望むグアドループ諸島やマルティニーク島など。

またアマゾンの熱帯雨林が生い茂るフランス領ギアナは、エコツーリズムが人気です。

インド海にある海外県は、火山活動が活発な神秘の島レユニオンやマイヨット（マヨット島）などが有名。

また、フランス領南方・南極地域は「フランス領南方地域の陸と海」としてユネスコの世界遺産にも認められた豊かで美しい自然が残ります。

太平洋に浮かぶフランス領ポリネシアは、最大の島タヒチ島が日本人観光客にも人気のリゾート地となっています。

ライアテア島には「タプタプアテア」と呼ばれる独自の祭祀遺跡が残り、近年ユネスコの世界遺産にも登録されました。

またニューカレドニアは、「天国にいちばん近い島」とも謳われる美しいサンゴ礁の海が魅力。

「フランスの最も美しい村」協会に加盟する村々

このページではコルシカ島に点在する2つの「フランスの最も美しい村」協会加盟村および、レユニオン島で唯一「フランスの最も美しい村」協会への加盟が認められている村を紹介しています。

島特有の雰囲気と大自然に満ちた、個性的な村々の魅力をぜひ感じてみてくださいね。

【バラ色の海岸線に縁取られるコルシカ島の村】

地中海に浮かぶコルシカ島西部のポルト湾を、見下ろすように佇むこの村。

バラ色の花崗岩が織り成すロマンチックな海岸線は「ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾」として世界遺産登録を受けています。

イタリアの雰囲気漂うサント・マリー教会は18世紀後半に建てられ、後期バロック様式の美しい姿が印象的。

細い路地の脇には、白壁が魅力を放つコルシカ島の伝統的な民家が建ち並びます。

主な見どころ：サント・マリー教会、ピアナのカランケ（入り江）など

Photoed by Paul Arps – flickr

【コルシカ島を代表する鷲の巣村】

陽の光を浴びて煌めきながら蒼く染まる地中海を望むこの村は、コルシカ島の中でも最も歴史ある集落として知られています。

細い路地が入り組む中心市街地はまるで迷宮のよう。

岩山に張り付くように花崗岩で建てられた民家が密集し、頂上にはかつてのサンタントニノ城の跡が残されてます。

17世紀に建てられたアノンシアード教会の脇には、カラフルな壁画が目を惹く12世紀のトリニテ礼拝堂が佇みます。

主な見どころ：アノンシアード教会、トリニテ礼拝堂など

Photoed by jacme31 – flickr

【異国情緒漂うインド洋上の村】

アフリカのマダガスカル島からさらに東へ向かった海上に浮かぶレユニオン島に佇むこの村。

かつては温泉街として大きな発展を遂げましたが、1948年に島を直撃したサイクロンの影響で湯が干上がってしまいます。

しかしその後もフォリオ邸を始めとする地域の文化財は大切に受け継がれ、クレオルと呼ばれるフランス海外県特有の文化を楽しむことが出来ます。

またユネスコの世界遺産登録も受けている「レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」へと向かう玄関口としても人気です。

主な見どころ：フォリオ邸、大西洋音楽・楽器資料館など

Photoed by VillageHero – flickr