【アキテーヌ地方の見どころ】
フランス大西洋岸の中心都市ボルドーは、かつてアキテーヌ公国の首府が置かれていました。ワインをはじめとする貿易で栄えた時代そのままに、その美しい街並みは「月の港ボルドー」としてユネスコの世界遺産にも登録されています。特に証券取引所の正面にある水の鏡は、時間を忘れうっとりと見入ってしまう美しさです。
またボルドー近郊の人気の海水浴場アルカションや、ヨーロッパで一番高い砂丘として知られるピラ砂丘もお勧めです。
ボルドーと言えばワインというイメージの方も多いでしょう。その中でも、ブドウ畑と調和する街並みがユネスコの世界遺産に認定されているサン・テミリオンは人気の街です。
また、メドック地区には五大シャトーと呼ばれる、「シャトー・ラトゥール」や「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」、「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」のある街ポーイヤックに、「シャトー・マルゴー」のある街マルゴー、「シャトー・オー・ブリオン」のある街などワイン愛好家にはたまらない小さな街や村が点在しています。(※「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。)
なお、ボルドーを中心として広がるジロンド県とランド県には現在「フランスの最も美しい村」協会加盟の村がありません。今後、どんな村の加盟が認められるか楽しみですね。
【ポワトゥー・シャラント地方の見どころ】
アキテーヌの北側ポワトゥー・シャラントの中心都市はポワティエです。ロマネスク様式の傑作ノートルダム・ラ・グラン教会は圧巻の光景。
また、ルネサンス時代の美しい街並みを楽しめるラ・ロシェルもお勧めです。「大西洋で最も美しい港街」と称されることもあり、絵画のように美しい街並みは新印象派を代表する画家ポール・シニャックらに愛されました。
ポワトゥー・シャラント地域には、「石と水の村」という地域の魅力を活かした独自の観光ラベルも存在しています。
「フランスの最も美しい村」と併せて認定されている村も多いですが、サン・サヴィニアン、ロワ、エクス島、クリオン・シュル・スーニュ、クラザンヌ、モルターニュ・シュル・ジロンド、ポール・ダンヴォー、サン・ソーヴァン、サン・トロジャン・レ・バンなど、豊富な水と石造りの建物が調和する魅力ある小さな街や村との出会いが待っています。(※上記した村々は「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。)
「フランスの最も美しい村」協会に加盟する村々
現在ポワトゥー・シャラント地域には7つの村が「フランスの最も美しい村」協会に加盟しています。
水と石が織り成す芸術的な街並みをぜひ楽しんでみてくださいね。