フランス大西洋岸の最も美しい村

 

大西洋に面するフランス西部は「ヌーヴェル・アキテーヌ」の名でも知られ、古くから貿易港が多く栄えたほか、人気の保養地が点在しています。潮の薫りを漂わせながら、太陽に光に照らされた白く輝く民家が美しい港町の雰囲気を醸し出しています。一面に広がるブドウ畑からは、絶品のワインやブランデーが産出されます。塩の生産や牡蠣の養殖も盛んで、海の恵みを感じる美味しい食事も私たちを待っています。また、内陸へと足を延ばすと存在感のあるかつての城の跡や神秘的な地下教会など、新たな魅力を発見することが出来ますよ。

フランス大西洋岸の最も美しい村

 

大西洋に面するフランス西部は「ヌーヴェル・アキテーヌ」の名でも知られ、古くから貿易港が多く栄えたほか、人気の保養地が点在しています。

 

潮の薫りを漂わせながら、太陽に光に照らされた白く輝く民家が美しい港町の雰囲気を醸し出しています。

 

一面に広がるブドウ畑からは、絶品のワインやブランデーが産出されます。

 

塩の生産や牡蠣の養殖も盛んで、海の恵みを感じる美味しい食事も私たちを待っています。

 

また、内陸へと足を延ばすと存在感のあるかつての城の跡や神秘的な地下教会など、新たな魅力を発見することが出来ますよ。




【アキテーヌ地方の見どころ】

 

フランス大西洋岸の中心都市ボルドーは、かつてアキテーヌ公国の首府が置かれていました。ワインをはじめとする貿易で栄えた時代そのままに、その美しい街並みは「月の港ボルドー」としてユネスコの世界遺産にも登録されています。特に証券取引所の正面にある水の鏡は、時間を忘れうっとりと見入ってしまう美しさです。

 

またボルドー近郊の人気の海水浴場アルカションや、ヨーロッパで一番高い砂丘として知られるピラ砂丘もお勧めです。

 

ボルドーと言えばワインというイメージの方も多いでしょう。その中でも、ブドウ畑と調和する街並みがユネスコの世界遺産に認定されているサン・テミリオンは人気の街です。

 

また、メドック地区には五大シャトーと呼ばれる、「シャトー・ラトゥール」や「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」、「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」のある街ポーイヤックに、「シャトー・マルゴー」のある街マルゴー、「シャトー・オー・ブリオン」のある街などワイン愛好家にはたまらない小さな街や村が点在しています。(※「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。)

 

なお、ボルドーを中心として広がるジロンド県とランド県には現在「フランスの最も美しい村」協会加盟の村がありません。今後、どんな村の加盟が認められるか楽しみですね。

 

【ポワトゥー・シャラント地方の見どころ】

 

アキテーヌの北側ポワトゥー・シャラントの中心都市はポワティエです。ロマネスク様式の傑作ノートルダム・ラ・グラン教会は圧巻の光景。

 

また、ルネサンス時代の美しい街並みを楽しめるラ・ロシェルもお勧めです。「大西洋で最も美しい港街」と称されることもあり、絵画のように美しい街並みは新印象派を代表する画家ポール・シニャックらに愛されました。

 

ポワトゥー・シャラント地域には、「石と水の村」という地域の魅力を活かした独自の観光ラベルも存在しています。「フランスの最も美しい村」と併せて認定されている村も多いですが、サン・サヴィニアン、ロワ、エクス島、クリオン・シュル・スーニュ、クラザンヌ、モルターニュ・シュル・ジロンド、ポール・ダンヴォー、サン・ソーヴァン、サン・トロジャン・レ・バンなど、豊富な水と石造りの建物が調和する魅力ある小さな街や村との出会いが待っています。(※上記した村々は「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。)

 

「フランスの最も美しい村」協会に加盟する村々

 

現在ポワトゥー・シャラント地域には7つの村が「フランスの最も美しい村」協会に加盟しています。水と石が織り成す芸術的な街並みをぜひ楽しんでみてくださいね。

【アキテーヌ地方の見どころ】

 

フランス大西洋岸の中心都市ボルドーは、かつてアキテーヌ公国の首府が置かれていました。ワインをはじめとする貿易で栄えた時代そのままに、その美しい街並みは「月の港ボルドー」としてユネスコの世界遺産にも登録されています。特に証券取引所の正面にある水の鏡は、時間を忘れうっとりと見入ってしまう美しさです。

 

またボルドー近郊の人気の海水浴場アルカションや、ヨーロッパで一番高い砂丘として知られるピラ砂丘もお勧めです。

 

ボルドーと言えばワインというイメージの方も多いでしょう。その中でも、ブドウ畑と調和する街並みがユネスコの世界遺産に認定されているサン・テミリオンは人気の街です。

 

また、メドック地区には五大シャトーと呼ばれる、「シャトー・ラトゥール」や「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」、「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」のある街ポーイヤックに、「シャトー・マルゴー」のある街マルゴー、「シャトー・オー・ブリオン」のある街などワイン愛好家にはたまらない小さな街や村が点在しています。(※「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。)

 

なお、ボルドーを中心として広がるジロンド県とランド県には現在「フランスの最も美しい村」協会加盟の村がありません。今後、どんな村の加盟が認められるか楽しみですね。

 

【ポワトゥー・シャラント地方の見どころ】

 

アキテーヌの北側ポワトゥー・シャラントの中心都市はポワティエです。ロマネスク様式の傑作ノートルダム・ラ・グラン教会は圧巻の光景。

 

また、ルネサンス時代の美しい街並みを楽しめるラ・ロシェルもお勧めです。「大西洋で最も美しい港街」と称されることもあり、絵画のように美しい街並みは新印象派を代表する画家ポール・シニャックらに愛されました。

 

ポワトゥー・シャラント地域には、「石と水の村」という地域の魅力を活かした独自の観光ラベルも存在しています。

 

「フランスの最も美しい村」と併せて認定されている村も多いですが、サン・サヴィニアン、ロワ、エクス島、クリオン・シュル・スーニュ、クラザンヌ、モルターニュ・シュル・ジロンド、ポール・ダンヴォー、サン・ソーヴァン、サン・トロジャン・レ・バンなど、豊富な水と石造りの建物が調和する魅力ある小さな街や村との出会いが待っています。(※上記した村々は「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。)

 

「フランスの最も美しい村」協会に加盟する村々

 

現在ポワトゥー・シャラント地域には7つの村が「フランスの最も美しい村」協会に加盟しています。

 

水と石が織り成す芸術的な街並みをぜひ楽しんでみてくださいね。

タルモン・シュル・ジロンド

【大西洋へと続く河口の村】

 

ポワトゥー・シャラント地域の中で唯一大西洋に面するシャラント・マリティーム県に位置するこの村の街並みは、ロマネスク様式のサント・ラドゴンド教会が備え付けられた墓地と共に、見事に海辺の風景と調和します。突然の上げ潮から守るために築かれた塁壁が村に力強い印象を与えて、ヴィル・クロースと呼ばれる碁盤の目状に道路が走る計画都市が特徴的です。白を基調とした民家はタチアオイの花に優しく彩られます。

 

主な見どころ:サント・ラドゴンド教会および付属墓地、タルモン歴史・漁業資料館など

タルモン・シュル・ジロンド

【大西洋へと続く河口の村】

 

ポワトゥー・シャラント地域の中で唯一大西洋に面するシャラント・マリティーム県に位置するこの村の街並みは、ロマネスク様式のサント・ラドゴンド教会が備え付けられた墓地と共に、見事に海辺の風景と調和します。

 

突然の上げ潮から守るために築かれた塁壁が村に力強い印象を与えて、ヴィル・クロースと呼ばれる碁盤の目状に道路が走る計画都市が特徴的です。白を基調とした民家はタチアオイの花に優しく彩られます。

 

主な見どころ:サント・ラドゴンド教会および付属墓地、タルモン歴史・漁業資料館など

ラ・フロット

【故き良き地上の楽園】

 

ポワトゥー・シャラントの中核都市ラ・ロシェルの先にあるイル・ド・レ(レ島)に位置するこの村では、毎日開かれる朝市に住民が集い楽し気な会話を交わしています。港の周りには小粋なレストランやカフェが並び、名産の牡蠣をはじめとする美味しい海の幸を味わうことが出来ます。太陽の光に照らされた真っ白い壁に、グラデーション豊かな雨戸の組み合わせはこの島の伝統的な住居。レンタル自転車に乗って、村の外れに佇む軍事要塞ラ・プレやシャトリエ大修道院の遺跡を巡るのもお勧めです。

 

主な見どころ:サント・カトリーヌ教会、軍事要塞ラ・プレ、シャトリエ大修道院跡など

ラ・フロット

【故き良き地上の楽園】

 

ポワトゥー・シャラントの中核都市ラ・ロシェルの先にあるイル・ド・レ(レ島)に位置するこの村では、毎日開かれる朝市に住民が集い楽し気な会話を交わしています。

 

港の周りには小粋なレストランやカフェが並び、名産の牡蠣をはじめとする美味しい海の幸を味わうことが出来ます。

 

太陽の光に照らされた真っ白い壁に、グラデーション豊かな雨戸の組み合わせはこの島の伝統的な住居。

 

レンタル自転車に乗って、村の外れに佇む軍事要塞ラ・プレやシャトリエ大修道院の遺跡を巡るのもお勧めです。

 

主な見どころ:サント・カトリーヌ教会、軍事要塞ラ・プレ、シャトリエ大修道院跡など

アルス・アン・レ

【花香る路地へと誘う港町】

 

大西洋に浮かぶイル・ド・レ(レ島)の西側に位置し、船乗りの目印として建てられた高さ40メートルにもおよぶ教会がこの村のシンボルとして佇んでいます。ヴネルと呼ばれる路地の脇には、白壁に緑色の雨戸が取り付けられたレ島の伝統的な民家が建ち並びます。16世紀に建てられたセネシャルの館は、2つの塔が設えられたルネサンス期の美しいデザインが印象的です。港には多くのクルーズ船が停泊し、バカンスを過ごす人々で賑わいを見せます。

 

主な見どころ:サン・テティエンヌ教会、塩田など

アルス・アン・レ

【花香る路地へと誘う港町】

 

大西洋に浮かぶイル・ド・レ(レ島)の西側に位置し、船乗りの目印として建てられた高さ40メートルにもおよぶ教会がこの村のシンボルとして佇んでいます。

 

ヴネルと呼ばれる路地の脇には、白壁に緑色の雨戸が取り付けられたレ島の伝統的な民家が建ち並びます。

 

16世紀に建てられたセネシャルの館は、2つの塔が設えられたルネサンス期の美しいデザインが印象的です。

 

港には多くのクルーズ船が停泊し、バカンスを過ごす人々で賑わいを見せます。

 

主な見どころ:サン・テティエンヌ教会、塩田など

モルナック・シュル・スードル

【シャラントの沼地で真珠のように輝く村】

 

シャラント・マリティーム県南部スードル川の河岸に位置するこの村は、日光を浴びて白く煌めく外壁に清々しい水色の雨戸を備えた民家が建ち並ぶ美しい景観を楽しめます。11世紀に建てられたロマネスク様式のサン・ピエ―ル教会は、一部が要塞化された堅固な造りが印象的。スードル川に面する港には色とりどりの漁師小屋が建ち並び、漁師町として栄えた往時の面影を留めています。カヤックやカヌーで河口を下るのもお勧め。

 

主な見どころ:サン・ピエール教会、モルナック鉄道資料館など

モルナック・シュル・スードル

【シャラントの沼地で真珠のように輝く村】

 

シャラント・マリティーム県南部スードル川の河岸に位置するこの村は、日光を浴びて白く煌めく外壁に清々しい水色の雨戸を備えた民家が建ち並ぶ美しい景観を楽しめます。

 

11世紀に建てられたロマネスク様式のサン・ピエ―ル教会は、一部が要塞化された堅固な造りが印象的。

 

スードル川に面する港には色とりどりの漁師小屋が建ち並び、漁師町として栄えた往時の面影を留めています。カヤックやカヌーで河口を下るのもお勧め。

 

主な見どころ:サン・ピエール教会、モルナック鉄道資料館など

ブルアージュ

【沼地に囲まれた要塞貿易港】

 

大西洋に浮かぶオレロン島とミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」の舞台となった街の中間地点に位置するこの村は、軍事技術者として名高いヴォーバンの手が加えられた要塞都市です。周囲は沼地に囲まれ、かつては塩の貿易港としても栄えました。アール・オ・ヴィーヴルと呼ばれるかつての市場では、軍事建築や塩貿易に関する資料館として活用されています。また、ルイ14世が心を寄せたマンシーニとの悲哀の恋物語も語り継がれています。

 

主な見どころ:サン・ピエール教会、アール・オ・ヴィーヴル、マンシーニの階段など

ブルアージュ

【沼地に囲まれた要塞貿易港】

 

大西洋に浮かぶオレロン島とミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」の舞台となった街の中間地点に位置するこの村は、軍事技術者として名高いヴォーバンの手が加えられた要塞都市です。

 

周囲は沼地に囲まれ、かつては塩の貿易港としても栄えました。アール・オ・ヴィーヴルと呼ばれるかつての市場では、軍事建築や塩貿易に関する資料館として活用されています。

 

また、ルイ14世が心を寄せたマンシーニとの悲哀の恋物語も語り継がれています。

 

主な見どころ:サン・ピエール教会、アール・オ・ヴィーヴル、マンシーニの階段など

アングル・シュル・ラングラン

【1万5000年もの時を編む村】

 

ポワトゥー・シャラントの中心都市ポワティエのあるヴィエンヌ県に位置するこの村。11世紀に建てられたアングル城塞の跡が、小高い岩山の村から集落を見下ろしています。しだれ柳の垂れるアングラン川の畔には水車小屋が建っていて趣を感じる景観が楽しめるほか、村の外れには1万5000年前に描かれた洞窟壁画も残ります。また、村の工芸品ジュール刺繍はシンプルながら気品溢れるデザインで上流階級に愛されました。

 

主な見どころ:アングル城塞、サン・マルタン教会、洞窟壁画保護センターなど

アングル・シュル・ラングラン

【1万5000年もの時を編む村】

 

ポワトゥー・シャラントの中心都市ポワティエのあるヴィエンヌ県に位置するこの村。11世紀に建てられたアングル城塞の跡が、小高い岩山の村から集落を見下ろしています。

 

しだれ柳の垂れるアングラン川の畔には水車小屋が建っていて趣を感じる景観が楽しめるほか、村の外れには1万5000年前に描かれた洞窟壁画も残ります。

 

また、村の工芸品ジュール刺繍はシンプルながら気品溢れるデザインで上流階級に愛されました。

 

主な見どころ:アングル城塞、サン・マルタン教会、洞窟壁画保護センターなど

オーブテール・シュル・ドロンヌ

【岩盤に築かれた巨大な地下教会堂】

 

ポワトゥー・シャラントの南東部シャラント県に位置するこの村は、朱色の屋根と木製のバルコニーが特徴的な民家が建ち並びます。12世紀に建てられたサン・ジャック教会は細かな彫刻が施されたアーチが見事な他、イスパノ・モレスク様式と呼ばれるイスラム系スペイン美術の装飾も見どころです。また、一枚岩を削って作られた巨大な地下教会堂サン・ジャン・モノリス教会の神秘的な光景は、訪れる人々に忘れられない時間を約束します。

 

主な見どころ:サン・ジャック教会、サン・ジャン・モノリス地下教会堂など

オーブテール・シュル・ドロンヌ

【岩盤に築かれた巨大な地下教会堂】

 

ポワトゥー・シャラントの南東部シャラント県に位置するこの村は、朱色の屋根と木製のバルコニーが特徴的な民家が建ち並びます。

 

12世紀に建てられたサン・ジャック教会は細かな彫刻が施されたアーチが見事な他、イスパノ・モレスク様式と呼ばれるイスラム系スペイン美術の装飾も見どころです。

 

また、一枚岩を削って作られた巨大な地下教会堂サン・ジャン・モノリス教会の神秘的な光景は、訪れる人々に忘れられない時間を約束します。

 

主な見どころ:サン・ジャック教会、サン・ジャン・モノリス地下教会堂など




【村巡りの拠点の街】

【村巡りの拠点の街】

ボルドー

【ワイン貿易で栄えた「月の港」】

 

フランス大西洋岸の中心都市であるボルドーは、中世以降イギリスとのワイン貿易で栄え、街自体が世界遺産に登録されています。特に18世紀啓蒙主義の時代の建物が数多く残り、華やかで気品ある街並みが人気となっています。2006年に誕生した水鏡は、この時代に建てられた新古典派様式の建物を水面に映し出す新名所。大西洋岸を北上すれば、イル・ド・レ(レ島)などに白い街並みの村などが点在しているので、美しい村巡りの拠点としてもお勧めです。

 

主な見どころ:ボルドー歴史地区、サン・タンドレ大聖堂など

ボルドー

【ワイン貿易で栄えた「月の港」】

 

フランス大西洋岸の中心都市であるボルドーは、中世以降イギリスとのワイン貿易で栄え、街自体が世界遺産に登録されています。

 

特に18世紀啓蒙主義の時代の建物が数多く残り、華やかで気品ある街並みが人気となっています。

 

2006年に誕生した水鏡は、この時代に建てられた新古典派様式の建物を水面に映し出す新名所。

 

大西洋岸を北上すれば、イル・ド・レ(レ島)などに白い街並みの村などが点在しているので、美しい村巡りの拠点としてもお勧めです。

 

主な見どころ:ボルドー歴史地区、サン・タンドレ大聖堂など