アングル・シュル・ラングラン

【1万5000年もの時を編む村】

 

廃墟となった城塞が佇むせり立った崖の麓、

アングラン川の河岸にこの村は広がっている。

ユッシュ・コルヌと呼ばれる高台からは、

しだれ柳の垂れる川沿いに佇む村の素晴らしい眺望が広がっている。

1万5000年前に描かれた見事な壁画彫刻から、

150年前より続く伝統工芸ジュール刺繍に至るまで、

この村に流れる果てしない栄光の時の流れに思いを馳せたい。

アングル・シュル・ラングラン

【1万5000年もの時を編む村】

 

廃墟となった城塞が佇むせり立った崖の麓、アングラン川の河岸にこの村は広がっている。

 

ユッシュ・コルヌと呼ばれる高台からは、しだれ柳の垂れる川沿いに佇む村の素晴らしい眺望が広がっている。

 

1万5000年前に描かれた見事な壁画彫刻から、150年前より続く伝統工芸ジュール刺繍に至るまで、この村に流れる果てしない栄光の時の流れに思いを馳せたい。




村の歴史

 

この村の名前の語源にはいくつかの説が唱えられている。1つは、5世紀に西方系ゲルマン民族のアングル人が北方の島に侵略したことから英国がアングルの地(イングランド)と名付けられたのと同様に、9世紀にカール大帝がアングル人の子孫の部族を村の中央を流れるアングラン川の先へと追いやったという逸話に由来すると伝えられている。また別の説として、村が三角(Triangle)の地形をしていることから、ラテン語のAngulata(※角ばった地形の土地)に由来しているとも言われている。

 

ポワトゥー大司教の命により、初めてこの地に城が築かれたのは11世紀の事。以後、城の管理はアングラン川流域を支配していたリュジニャン公に任され、15世紀まで少しづつ増改築が施された。しかし城は徐々に打ち捨てられ、残されたかつての主塔や礼拝堂が輝かしい時代を今に伝える遺構として集落を見守っている。

村の歴史

この村の名前の語源にはいくつかの説が唱えられている。

 

1つは、5世紀に西方系ゲルマン民族のアングル人が北方の島に侵略したことから英国がアングルの地(イングランド)と名付けられたのと同様に、9世紀にカール大帝がアングル人の子孫の部族を村の中央を流れるアングラン川の先へと追いやったという逸話に由来すると伝えられている。

 

また別の説として、村が三角(Triangle)の地形をしていることから、ラテン語のAngulata(※角ばった地形の土地)に由来しているとも言われている。

 

ポワトゥー大司教の命により、初めてこの地に城が築かれたのは11世紀の事。

 

以後、城の管理はアングラン川流域を支配していたリュジニャン公に任され、15世紀まで少しづつ増改築が施された。

 

しかし城は徐々に打ち捨てられ、残されたかつての主塔や礼拝堂が輝かしい時代を今に伝える遺構として集落を見守っている。

サン・マルタン教会とサント・クロワ礼拝堂

 

また村を登っていくと、サン・ピエール礼拝堂に寄り添うように12世紀のサン・マルタン教会が迎えてくれる。ポアトゥー・ロマネスク様式の美しい鐘楼は必見である。

 

また川を挟んで反対側には、ポワトゥー大司教によって建てられた修道院に起源を持つサント・クロワ礼拝堂がある。中世にカトリックと対立したキリスト教ユグノー派の攻撃を受けて大部分が崩壊してしまったが、13世紀の正面扉や修道院の外陣を残したまま19世紀に修復された。

 

中央を流れる川には歴史を感じる橋が架けられ、水車小屋が当時のまま残る光景は趣に溢れている。

サン・マルタン教会とサント・クロワ礼拝堂

また村を登っていくと、サン・ピエール礼拝堂に寄り添うように12世紀のサン・マルタン教会が迎えてくれる。ポアトゥー・ロマネスク様式の美しい鐘楼は必見である。

 

また川を挟んで反対側には、ポワトゥー大司教によって建てられた修道院に起源を持つサント・クロワ礼拝堂がある。

 

中世にカトリックと対立したキリスト教ユグノー派の攻撃を受けて大部分が崩壊してしまったが、13世紀の正面扉や修道院の外陣を残したまま19世紀に修復された。

 

中央を流れる川には歴史を感じる橋が架けられ、水車小屋が当時のまま残る光景は趣に溢れている。

魔女の巌

 

村のすぐ近くには、ロック・オ・ソルシエ(Roc aux Sorciers:魔女の巌の意)と呼ばれる全長20mに及ぶ石灰質の洞窟がある。1万5000年前に描かれた旧石器時代マドレーヌ期の洞窟壁画フリーズ(frise)があり、様々な動物の姿が壁面に彫られている。

 

現在は、インタープリテーション・センターが併設されており、展示やガイドツアーを通じて先史時代の芸術に関する理解を深めることが出来る。

魔女の巌

村のすぐ近くには、ロック・オ・ソルシエ(Roc aux Sorciers:魔女の巌の意)と呼ばれる全長20mに及ぶ石灰質の洞窟がある。

 

1万5000年前に描かれた旧石器時代マドレーヌ期の洞窟壁画フリーズ(frise)があり、様々な動物の姿が壁面に彫られている。

 

現在は、インタープリテーション・センターが併設されており、展示やガイドツアーを通じて先史時代の芸術に関する理解を深めることが出来る。

ジュール刺繍

 

また、この村は150年ほど前から生産されているジュール刺繍(Jours)でもその名を知られている。独特な技法で編まれた透かし模様は、シンプルさと気品を兼ね備えており、パリの百貨店に構えるような高級店に供給してきた。

 

ジュール刺繍の家では、刺繍が施された商品の販売の他、伝統技法のデモンストレーションを見ることも出来る。

ジュール刺繍

また、この村は150年ほど前から生産されているジュール刺繍(Jours)でもその名を知られている。

 

独特な技法で編まれた透かし模様は、シンプルさと気品を兼ね備えており、パリの百貨店に構えるような高級店に供給してきた。

 

ジュール刺繍の家では、刺繍が施された商品の販売の他、伝統技法のデモンストレーションを見ることも出来る。

アングル・シュル・ラングランについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

ヴィエンヌ県アングル・シュル・ラングラン(アングルシュルラングラン)/Angles-sur-l’Anglin (VIENNE)

面積:14,75km2

人口:375人(2015年現在)

2018年8月18日:ページ更新

2020年9月20日:ページ更新

行き方

現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。

 

2018年にこの村を訪れた際はレンタカーを利用しました。古城が点在するロワール流域も近いので、車を手配して一緒に周辺地域を巡るのもお勧めです。

パリ・モンパルナス駅(Paris-Montparnasse 1-2)からSNCFに乗って、シャテルロー(Chatellerault)駅下車(※最も早い乗り換え無しのTGVで、約1時間20分)

シャテルロー(Chatellerault)駅前停留所から、ヴィエンヌ交通(Lignes en Vienne)204番線のバスに乗って、ラ・ロッシュ・ポゼ(La Roche-Posey)へ(※約30分)

ラ・ロッシュ・ポゼ(La Roche-Posey) から、タクシーに乗ってアングル・シュル・ラングランへ(※約15分)

ポワティエ(Poitiers)から50km(約1時間)

パリ(Paris)から340km(約3時間30分)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から370km(約3時間40分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2012年にアングル・シュル・ラングランがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

特産品

土産物屋などは充実していませんが、村を代表する工芸品ジュール刺繍はこの村を訪れたら是非とも購入したい、旅の記念にもお土産にもぴったりの品です。

 

ここではアングル・シュル・ラングランを訪れたらぜひ味わいたい、もう一つの特産品を紹介させて頂きます。

バターの豊かな香りが楽しめる大きなガレットクッキー、ブロワイエ・デュ・ポワトゥー(Broyé du Poitou)はぜひ試してほしい地元の味です。ブロワイエ(broyer)とはフランス語で「砕く」という意味で、友人と一緒に楽しい時間を分け合いながら食べる、という意味合いが込められたお菓子です。




アングル・シュル・ラングランのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。アングル・シュル・ラングランにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーションスコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、20年間使われていなかった農場を綺麗にリノベーションした民泊です。緑豊かなエリアに佇んでおり、自然の中でリフレッシュすることが出来ます。野外プールやジャグジー風呂、サウナなども利用可能で羽を伸ばして過ごすことが出来ますよ。中心市街地まで3kmほど離れているため、車を利用できる方にお勧め。料金は2名1泊で80€(朝食込)と良心的です。



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