リボーヴィレ/Ribeauvillé
【3つの城に見守られたワインの街】
可愛らしい木組みの民家が身を寄せ合うように佇むこの街は、
ブドウ畑に囲まれたアルザスワイン街道沿いの中心都市。
中世に建てられた3つの城が丘の上から街を見下ろし、
かつての領主リボーピエ―ル家の威光を今に伝える。
毎年夏に開催される「笛吹の祭り」はアルザスで最も古い催し物で、
14世紀から伝統的な音楽と共に、
この街の暮らしを彩り続けてきた。
可愛らしい木組みの民家が身を寄せ合うように佇むこの街は、
ブドウ畑に囲まれたアルザスワイン街道沿いの中心都市。
中世に建てられた3つの城が丘の上から街を見下ろし、
かつての領主リボーピエ―ル家の威光を今に伝える。
毎年夏に開催される「笛吹の祭り」はアルザスで最も古い催し物で、
14世紀から伝統的な音楽と共に、
この街の暮らしを彩り続けてきた。
可愛らしい木組みの民家が身を寄せ合うように佇むこの街は、ブドウ畑に囲まれたアルザスワイン街道沿いの中心都市。
中世に建てられた3つの城が丘の上から街を見下ろし、かつての領主リボーピエ―ル家の威光を今に伝える。
毎年夏に開催される「笛吹の祭り」はアルザスで最も古い催し物で、14世紀から伝統的な音楽と共に、この街の暮らしを彩り続けてきた。
集落を見下ろす丘の上に、3つの城が築かれていることで有名なこの街。かつてはアルザス地方平野部とリエプヴル渓谷を結ぶ道を監視し、リボーヴィレの城はこの街を治めていた領主リボーピエ―ル公の威厳を今に伝えている。
16世紀初めまでリボーピエ―ル公の住居として用いられていたのがサン・トゥルリッシュ城(聖ウルリヒ城)で、12世紀の主塔や14世紀の城壁などが残る。城内に建てられた、15世紀のサン・トゥルリッシュ礼拝堂にちなんで名付けられた。
集落を見下ろす丘の上に、3つの城が築かれていることで有名なこの街。
かつてはアルザス地方平野部とリエプヴル渓谷を結ぶ道を監視し、リボーヴィレの城はこの街を治めていた領主リボーピエ―ル公の威厳を今に伝えている。
16世紀初めまでリボーピエ―ル公の住居として用いられていたのがサン・トゥルリッシュ城(聖ウルリヒ城)で、12世紀の主塔や14世紀の城壁などが残る。
城内に建てられた、15世紀のサン・トゥルリッシュ礼拝堂にちなんで名付けられた。
最も古いのは、1084年にすでにその存在が伝えられているオー・リボーピエ―ル城。元々はフランスの最も美しい村にも認定されているエギスハイム伯爵の命によって築かれたと考えられており、12世紀にサン・トゥルリッシュ城の守りを強化するため現在の姿へと改築された。
またギルスベルグ城は、リボーピエ―ル公の分家の住居として13世紀に建てられた。15世紀にリボーピエ―ル公と争いが生じたことでギルスベルグ家は消滅し、17世紀には城は完全に廃墟となって打ち捨てられた。
最も古いのは、1084年にすでにその存在が伝えられているオー・リボーピエ―ル城。
元々はフランスの最も美しい村にも認定されているエギスハイム伯爵の命によって築かれたと考えられており、12世紀にサン・トゥルリッシュ城の守りを強化するため現在の姿へと改築された。
またギルスベルグ城は、リボーピエ―ル公の分家の住居として13世紀に建てられた。
15世紀にリボーピエ―ル公と争いが生じたことでギルスベルグ家は消滅し、17世紀には城は完全に廃墟となって打ち捨てられた。
街の外れに佇むデュッセンバッハ・ノートルダム聖堂は、アルザス地方を代表する巡礼地として知られる。リボーピエ―ル公爵家が13世紀初めに十字軍遠征から戻った際に、聖母マリア像を持ち帰ったことを起源として最初の礼拝堂が建てられたことに由来している。
度重なる戦争の影響で幾度となく破壊されたが篤い信仰心によって3度に渡り再建され、現在の建物は1894年に建てられた3つの礼拝堂と1902年の教会を中心として構成されている。
街の外れに佇むデュッセンバッハ・ノートルダム聖堂は、アルザス地方を代表する巡礼地として知られる。
リボーピエ―ル公爵家が13世紀初めに十字軍遠征から戻った際に、聖母マリア像を持ち帰ったことを起源として最初の礼拝堂が建てられたことに由来している。
度重なる戦争の影響で幾度となく破壊されたが篤い信仰心によって3度に渡り再建され、現在の建物は1894年に建てられた3つの礼拝堂と1902年の教会を中心として構成されている。
木組みの民家が建ち並ぶ中心市街地は、アルザス地方らしい可愛らしい雰囲気に包まれている。プルミエール・アルメ広場に佇むオーベルジュ・ア・レレファンは1522年に建てられて以来、宿屋として用いられてきた。フランス語で「ゾウの宿」を意味し、側面にゾウの絵が描かれている。
またモーツァルトの親友で18世紀を代表するフルート奏者として知られるジャン・バティスト・ウェンドリングもこの街の出身で、コロンバージュ様式の素朴な生家が残されている。
木組みの民家が建ち並ぶ中心市街地は、アルザス地方らしい可愛らしい雰囲気に包まれている。
プルミエール・アルメ広場に佇むオーベルジュ・ア・レレファンは1522年に建てられて以来、宿屋として用いられてきた。
フランス語で「ゾウの宿」を意味し、側面にゾウの絵が描かれている。
またモーツァルトの親友で18世紀を代表するフルート奏者として知られるジャン・バティスト・ウェンドリングもこの街の出身で、コロンバージュ様式の素朴な生家が残されている。
フィフェリュス(Pfifferhüss)と呼ばれている木組みの建物は、1663年に作られた出窓が魅力的。正面扉には聖母マリア様に捧げる碑文が刻まれており、中世以来の巡礼の街としての歴史を語っている。この建物には1390年にその歴史を遡るアルザス楽器奏者組合が、リボーピエ―ル公の庇護の下で活動していた。
また16世紀に建てられたルネサンス様式の民家も、黄色い砂岩で出来た美しい出窓を備えている。過去の所有者の顔を描いた彫像によって飾られているので、注意深く見てみると興味深いだろう。
フィフェリュス(Pfifferhüss)と呼ばれている木組みの建物は、1663年に作られた出窓が魅力的。
正面扉には聖母マリア様に捧げる碑文が刻まれており、中世以来の巡礼の街としての歴史を語っている。
この建物には1390年にその歴史を遡るアルザス楽器奏者組合が、リボーピエ―ル公の庇護の下で活動していた。
また16世紀に建てられたルネサンス様式の民家も、黄色い砂岩で出来た美しい出窓を備えている。
過去の所有者の顔を描いた彫像によって飾られているので、注意深く見てみると興味深いだろう。
市街地を2つの区画に隔てているブシェールの塔は、高さ29mから住民の暮らしを見守っている。1260年に建てられ、1536年に現在の高さへと増築された。フランス語で「肉屋の塔」を意味する一風変わった名前は、かつて塔の麓で肉の加工・販売が行われていたことにちなんでいる。
すぐ近くの広場には、1778年に建てられた市役所庁舎が佇む。リボーピエール公が街に寄贈した銀杯のコレクションや街特産の赤綿布に壁一面覆われた市議会室などが見どころとなっている。
市街地を2つの区画に隔てているブシェールの塔は、高さ29mから住民の暮らしを見守っている。
1260年に建てられ、1536年に現在の高さへと増築された。
フランス語で「肉屋の塔」を意味する一風変わった名前は、かつて塔の麓で肉の加工・販売が行われていたことにちなんでいる。
すぐ近くの広場には、1778年に建てられた市役所庁舎が佇む。
リボーピエール公が街に寄贈した銀杯のコレクションや街特産の赤綿布に壁一面覆われた市議会室などが見どころとなっている。
メインの大通りから少し外れた場所に佇むのは、13世紀に建てられたサン・グレゴワール教会。ゴシック様式の壮麗な教会で、かつてこの街を治めた領主が眠る墓所だった。
17世紀を代表するオルガン職人ジルバーマン(Silbermann)によって1701年に製造されたオルガンは神秘的な輝きを放つ。その他にも、デュッセンバッハ修道院からもたらされた15世紀の宗教彫刻や、同じく15世紀につくられた子供を抱く聖母マリア像など貴重な品々が祀られている。
メインの大通りから少し外れた場所に佇むのは、13世紀に建てられたサン・グレゴワール教会。
ゴシック様式の壮麗な教会で、かつてこの街を治めた領主が眠る墓所だった。
17世紀を代表するオルガン職人ジルバーマン(Silbermann)によって1701年に製造されたオルガンは神秘的な輝きを放つ。
その他にも、デュッセンバッハ修道院からもたらされた15世紀の宗教彫刻や、同じく15世紀につくられた子供を抱く聖母マリア像など貴重な品々が祀られている。
大通りに面して佇むサント・カトリーヌ礼拝堂は、1346年から続く慈善病院の一部として建てられた。現在は芸術作品の展示室として用いられているので、散策の途中で訪れてみると良いだろう。
また市役所のある広場に面して佇むオーギュスタン教会は、ゴシック様式の美しい扉が印象的な14世紀の建築。フランス革命後に一度は役目を終えたが、1819年に修道院付属教会として再び用いられるようになった。
大通りに面して佇むサント・カトリーヌ礼拝堂は、1346年から続く慈善病院の一部として建てられた。
現在は芸術作品の展示室として用いられているので、散策の途中で訪れてみると良いだろう。
また市役所のある広場に面して佇むオーギュスタン教会は、ゴシック様式の美しい扉が印象的な14世紀の建築。
フランス革命後に一度は役目を終えたが、1819年に修道院付属教会として再び用いられるようになった。
アルザス・ワイン街道沿いの中心となる街で、ガイズベルグ(Geisberg)・キルシュベルグ(Kirchberg)・オステルベルグ(Osterberg)の 3つの畑がグラン・クリュ(特級ワイン)に指定されている。特にリースリング種を用いた白ワインの評判が高く、この街を訪れたら是非とも味わいたい逸品。
中心市街地もワイン造りにちなんだ、数多くのモニュメントに飾られている。かつて入市税関が置かれていた街の玄関口では、1909年に造られた噴水の上でワイン栽培者を象った銅像が行き交う人々を見つめている。
アルザス・ワイン街道沿いの中心となる街で、ガイズベルグ(Geisberg)・キルシュベルグ(Kirchberg)・オステルベルグ(Osterberg)の 3つの畑がグラン・クリュ(特級ワイン)に指定されている。
特にリースリング種を用いた白ワインの評判が高く、この街を訪れたら是非とも味わいたい逸品。
中心市街地もワイン造りにちなんだ、数多くのモニュメントに飾られている。
かつて入市税関が置かれていた街の玄関口では、1909年に造られた噴水の上でワイン栽培者を象った銅像が行き交う人々を見つめている。
アルザス地方共同体リボーヴィレ(リボヴィレ)/Ribeauvillé (COLLCTIVITÉ EUROPÉENNE D’ALSACE)
面積:32,21 km2
人口:4,697人(2018年現在)
写真2, 3枚目:Photoed by Fritz_the_Cat – pixabay
2021年11月8日:ページ更新
アルザス地方に点在する小さな街や村を訪れるのには、一面に広がるブドウ畑を見渡すことが出来るため車で訪れるのがお勧め。この街を代表する3つの城へ訪れることも出来ますよ。
また旧市街のみを散策したいという方は、アルザス地方の中心都市コルマールから運行しているバスを利用するのもお勧めです。
パリ東駅(Paris Est)からSNCFに乗って、コルマール(Colmar)駅下車(※約2時間20分)
コルマール(COLMAR/Gare SNCF)駅前停留所から、グランテスト交通(fluo Grand Est)106または109番線のバスに乗って、リボーヴィレ・バス停留所(RIBEAUVILLE/Gare Routière)下車(※約50分)
ストラスブールから70km (※約50分)
コルマールから20km(約30分)
ストラスブール空港から70km(約50分)
アルザス地方にある美しい村々を訪れるなら、リボーヴィレに泊ってみてはいかがでしょうか?
ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。リボーヴィレにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア8.7と評価の高いこの宿泊施設は、この街自慢の美しいブドウ畑を見渡すことの出来るラグジュアリー・ホテル。館内にはスパやカジノなどもあり、少し贅沢な滞在をすることが出来ます。併設されたレストランでは、アルザス地方の美味しい郷土料理を味わうことも可能。中心市街地まで3km程離れているので、車で移動できる方にお勧め。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で240€~280€(朝食込)です。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地に位置しているため村の散策に便利。赤を基調としており、アルザス地方らしい木組みを取り入れた外観が素敵です。広々としたアパートメントタイプなので、備え付けのキッチンで地元食材を使った料理を作る事も可能。ワイナリーと隣接しているため、予約をすれば試飲なども楽しめますよ。無料の専用駐車場も備えているため、車で移動する方にもお勧め。料金は客室に応じて異なり、2名1泊で200€~230€です。
この街に隣接する美しい村は、特級にも指定される美味しいワインが魅力的。アルザス地方の象徴コウノトリの繁殖にも力を入れており、運が良ければ姿を見ることも出来ますよ。
ユナヴィールのすぐ隣に佇む美しい村は、城壁に囲まれた中世の街。アルザス地方で屈指の人気を誇るクリスマス・マーケットが開催される冬には、街中が可愛らしい装飾に彩られます。
かつてこの街を含む地域一帯を治めていたエギスハイムも、「フランスの最も美しい村」に登録されています。後にローマ教皇となるレオン9世も、この村で生まれました。
ワイン好きなら、こちらの美しい村もお勧め。アルザス地方の固有品種シルヴァネールを用いたワインとして、唯一特級に指定されるワインを作っています。