コロンジュ・ラ・ルージュ

Collonges-la-Rouge

赤色と生きる最も美しい村運動発祥の地

ケルシー地方(Quercy)とリムーザン(Limousin)地方の境目に、赤い砂岩で建てられた建築物と緑に輝くぶどう棚が調和しながら、コロンジュ・ラ・ルージュの村は佇んでいる。

 

8世紀に建立されたベネディクト会小修道院を中心に街が拡がり、13世紀にラ・トゥール・ドーヴェルニュ家のテュレンヌ子爵の権力の及ぶ領地となった。モサック家(Maussac)やヴァシナック家(Vassinhac)、ベンジュ家(Benge)、ボーヴィリ家(Beauvirie)など様々な貴族の小さな館が立ち並ぶ。

 

それぞれの建築物やモニュメントが村の繁栄の歴史を語っており、11世紀~12世紀にかけて建てられたサン・ピエール教会(église saint-pierre)は、コロンジュの村がスペインのサンディアゴ・コンポステーラやロカマドゥール(Rocamadour)の街へと向かう宿場町であったことを今に伝える。また、オジーブ状に架けられたアーチが印象的なプリウーレの門(Porte de Prieuré:小修道院の門の意)やプラート(Porte Plate)は、かつての城壁の遺物である。街の中心には、村の商業活動が盛んに行われていたことを示すワインや穀物の市場や共有のパン焼き窯が残されている。

 

ペニトン礼拝堂(Chapelle des Pénitents)では、無償で死者の埋葬する慈善活動のために活動をしていたペニトン信徒団を1765年から19世紀の終わりまで受け入れていた。今日では「コロンジュ友の会(Amis de Collonges)」の保全活動によって素晴らしい姿を見ることが出来る。

 

コロンジュ・ラ・ルージュは、1965年から1982年まで村長を務めたシャルル・セイラック氏(Charles Ceyrac)が1982年に創設した「フランスの最も美しい村」協会発祥の地としてその名が知られている。事務局はクレルモン・フェランに移されたが、現在でも本部が置かれている。

 

また、村内には数多くの塔が残されており、「25の塔の街(La cité aux 25 tours」」という愛称でも知られている。村内を散策しながら、塔を数え歩くのも楽しいだろう。(※ただし、すでに消失してしまった塔もある。)

 

ローズ(lause)やアルドワーズ(ardoise)といった板石に覆われた屋根、小塔や物見台に飾られながら、時に田舎的でブルジョワ的でもあり、時に頑強で洗練されてもいるコロンジュ・ラ・ルージュの村は他に類を見ない統一的な景観と、お手本ともいえる景観保全を実現している。ぜひとも一度は訪れて、その美しい村の姿を目に焼き付けたい。

コレーズ県コロンジュ・ラ・ルージュ(コロンジュラルージュ)/Collonges-la-Rouge (CORRÈZE)

面積:14,31km2

人口:491人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・オステルリッツ駅(Paris-Austerlitz)からSNCFに乗って、SNCFに乗って、ブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅(Brive-la-Gaillarde)下車(約4時間30分)

もしくは、トゥールーズ・マタビオ駅(Toulouse-Matabiau)からSNCFに乗って、ブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅(Brive-la-Gaillarde)下車(約2時間20分)

ブリーヴ=ラ=ガイヤルドから、4番定期便(LR4)261番のバスに乗ってコロンジュ・ラ・ルージュ旧市街停留所(COLLONGES LA ROUGE – Le Bourg)下車(約40分)

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)から230km(約2時間30分)

トゥールーズ(Toulouse)から210km(約2時間20分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港から240km(約2時間30分)

トゥールーズ・ブラニャック空港から210km(約2時間10分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村(1982年より加盟)

Photoed by macayran – pixabay.com

2018年10月4日:ページ更新

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