サン・タマン・ド・コリ/Saint-Amand-de-Coly

 

【要塞化された美しい大修道院が見守る村】

 

有名なラスコーの壁画が描かれた洞窟のほど近く、

先史時代の生活跡が数多く残された緑豊かな地に佇むこの村。

黄土色の石壁に灰色の屋根を被った

ペリゴール・ノワール地方の典型的な民家を、

丘の上の大修道院が見守っている。

夏には質の高いクラシック・コンサートが開催され、

優雅な音色が村中に響き渡る。

サン・タマン・ド・コリ/Saint-Amand-de-Coly

 

【要塞化された美しい大修道院が見守る村】

 

有名なラスコーの壁画が描かれた洞窟のほど近く、先史時代の生活跡が数多く残された緑豊かな地に佇むこの村。

 

黄土色の石壁に灰色の屋根を被ったペリゴール・ノワール地方の典型的な民家を、丘の上の大修道院が見守っている。

 

夏には質の高いクラシック・コンサートが開催され、優雅な音色が村中に響き渡る。




村の歴史

 

6世紀に修道士アマンがこの地の洞窟で隠居生活を送り、コリ川流域の人々にキリスト教を説いたことに村の名は由来する。この時代からすでに原初的な礼拝堂があったと考えられているが、村の修道院の名が最初に現れるのは1048年で、その文献はバチカン図書館に所蔵されている。

 

近隣の集落には、サン・タマン修道院長の命によって築かれた12世紀のコリ城が残されている。その大部分はすでに廃墟と化してしまっているが、2重の城壁に囲われた強固な作りから、かつて大修道院へと至るコリ谷の入り口を見守っていたと考えられている。

村の歴史

6世紀に修道士アマンがこの地の洞窟で隠居生活を送り、コリ川流域の人々にキリスト教を説いたことに村の名は由来する。

 

この時代からすでに原初的な礼拝堂があったと考えられているが、村の修道院の名が最初に現れるのは1048年で、その文献はバチカン図書館に所蔵されている。

 

近隣の集落には、サン・タマン修道院長の命によって築かれた12世紀のコリ城が残されている。

 

その大部分はすでに廃墟と化してしまっているが、2重の城壁に囲われた強固な作りから、かつて大修道院へと至るコリ谷の入り口を見守っていたと考えられている。

大修道院付属教会

 

サン・タマン大修道院付属教会は、コリ城と同年代の12~13世紀に建設された。百年戦争などの影響により防衛設備が強化されたことで少しずつ姿を変え、今日ではペリゴール地方で最も美しい要塞化された教会と謳われることもある。

 

教会の玄関口にもなっている鐘楼は高さ30mにも及び、巨大なオジーヴ・アーチの中にさらに三重の弧を描く姿は荘厳な雰囲気を醸し出している。また教会内は、ロマネスク様式の質素な美しさとゴシック様式の特徴である高さへの追求が調和する見事な空間が広がる。

大修道院付属教会

サン・タマン大修道院付属教会は、コリ城と同年代の12~13世紀に建設された。

 

百年戦争などの影響により防衛設備が強化されたことで少しずつ姿を変え、今日ではペリゴール地方で最も美しい要塞化された教会と謳われることもある。

 

教会の玄関口にもなっている鐘楼は高さ30mにも及び、巨大なオジーヴ・アーチの中にさらに三重の弧を描く姿は荘厳な雰囲気を醸し出している。

 

また教会内は、ロマネスク様式の質素な美しさとゴシック様式の特徴である高さへの追求が調和する見事な空間が広がる。

豊かな歴史を感じる旧市街

 

大修道院の見守る大通りには、近郊の街サルラ・ラ・カネダで産出される石材が用いられたペリゴール地方の典型的な民家が建ち並ぶ。黄土色に輝く石造りの壁は、ローズと呼ばれる板石に葺かれた灰色の屋根と対比され一際輝きを放っている。

 

特に14世紀に貧者を保護するために建てられた施療院や、役場としても用いられていた司祭館などは必見。タバコの葉やクルミを乾燥させるために用いられていた建物は保存状態も良く、かつての村の暮らしを今に伝えている。

豊かな歴史を感じる旧市街

大修道院の見守る大通りには、近郊の街サルラ・ラ・カネダで産出される石材が用いられたペリゴール地方の典型的な民家が建ち並ぶ。

 

黄土色に輝く石造りの壁は、ローズと呼ばれる板石に葺かれた灰色の屋根と対比され一際輝きを放っている。

 

特に14世紀に貧者を保護するために建てられた施療院や、役場としても用いられていた司祭館などは必見。

 

タバコの葉やクルミを乾燥させるために用いられていた建物は保存状態も良く、かつての村の暮らしを今に伝えている。

グランド・フィロリ城

 

村の郊外に佇む、グランド・フィロリ城は14世紀前半にその歴史を遡る。城の名は、近郊の街モンティニャックの有力貴族だったフィロリ家に由来しているという説や、油を取るためにかつて小川に設置されていた圧搾機に由来しているという説がある。

 

ペリゴール地方の貴族の館の典型的な造りをしており、建物を構成する塔はマシクーリと呼ばれる石や矢を落とすための防衛的なシステムを備えている。また17世紀には円錐形の屋根が印象的な物見櫓と共に、サント・マリー礼拝堂が付け加えられた。

グランド・フィロリ城

村の郊外に佇む、グランド・フィロリ城は14世紀前半にその歴史を遡る。

 

城の名は、近郊の街モンティニャックの有力貴族だったフィロリ家に由来しているという説や、油を取るためにかつて小川に設置されていた圧搾機に由来しているという説がある。

 

ペリゴール地方の貴族の館の典型的な造りをしており、建物を構成する塔はマシクーリと呼ばれる石や矢を落とすための防衛的なシステムを備えている。

 

また17世紀には円錐形の屋根が印象的な物見櫓と共に、サント・マリー礼拝堂が付け加えられた。

サン・タマン・ド・コリについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

ドルドーニュ県コリ・サン・タマン村サン・タマン・ド・コリ(サンタマンドコリ)/Saint-Amand-de-Coly (Coly-Saint-Amand, DORDOGNE)

面積:26,40 km2

人口:390人(2016年現在)

2022年6月18日:ページ更新

行き方

現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。

 

近隣に美しい村が集中するこの地域は、一日に数カ所の村を巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。

パリモンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅下車(約2時間10分)

 

ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅からSNCFに乗って、サルラ(Sarlat)駅下車(約2時間20分)

 

サルラ駅前からタクシーに乗って、サン・タマン・ド・コリ中心市街地へ(約30分)

ボルドー(Bordeaux)から190km(約2時間10分)

トゥールーズ(Toulouse)から210km(約2時間30分)

ボルドー・メリニャック空港(Aéroport de Bordeaux-Mérignac)から200km(約2時間10分)

トゥールーズ・ブラニャック空港(Aéroport de Toulouse – Blagnac)から210km(約2時間20分)




サン・タマン・ド・コリのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。サン・タマン・ド・コリにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーションスコア9.3と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地に位置しているため村の散策に便利。黄土色の石造りの建物はペリゴール地方らしさを感じることができ、田舎らしい魅力に溢れています。併設されたレストランでは、この地域の郷土料理を楽しむことが出来ますよ。料金は2名1泊で90€(朝食別)です。

 

また4人まで宿泊可能な客室もあるので、ご家族でのご利用もお勧めです(4名1泊で120€)



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

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