サン・レオン・シュル・ヴェゼール/Saint-Léon-sur-Vézère
【蛇行する川の流れに縁取られる長閑な村】
壁画で有名なラスコーとレ・ゼイジー(Les Eyzies)の間、
人類の谷(vallée de l’Homme)の中心に村は佇む。
先史時代から人々の定住の地として選ばれ、
今もなお住民に愛され続けるこの場所は、
自然で飾らない素朴な魅力に溢れている。
朝露に濡れるヴェゼール川沿いの遊歩道を散歩すれば、
鳥たちのさえずりが私たちを出迎えてくれるだろう。
壁画で有名なラスコーとレ・ゼイジー(Les Eyzies)の間、
人類の谷(vallée de l’Homme)の中心に村は佇む。
先史時代から人々の定住の地として選ばれ、
今もなお住民に愛され続けるこの場所は、
自然で飾らない素朴な魅力に溢れている。
朝露に濡れるヴェゼール川沿いの遊歩道を散歩すれば、
鳥たちのさえずりが私たちを出迎えてくれるだろう。
壁画で有名なラスコーとレ・ゼイジー(Les Eyzies)の間、人類の谷(vallée de l’Homme)の中心に村は佇む。
先史時代から人々の定住の地として選ばれ、今もなお住民に愛され続けるこの場所は、自然で飾らない素朴な魅力に溢れている。
朝露に濡れるヴェゼール川沿いの遊歩道を散歩すれば、鳥たちのさえずりが私たちを出迎えてくれるだろう。
この村の名前は、この地域の中心都市ペリグーで最初に司教を務めた聖レオンに由来している。古代ローマ時代に主要都市を結ぶように作られたローマ街道に近接したこの村は、鉄道が出現する以前まで、ヴェゼール川流域有数の栄えある船着場であった。その交易による恩恵は、レオン港の革命として現在でも語り続けられている。
村の入口には14世紀の礼拝堂があり、門には古代ローマ語で書かれた伝説が残されている。1233年にこの場所で神への冒涜者が急死を遂げたと記されており、村では贖罪の礼拝堂と呼ばれている。礼拝堂の脇に備えた墓地では、壁にはめ込まれた墓が並んでいる。かつてはロマネスク教会の近くにあったが、1846年にこの場所へ移された。
この村の名前は、この地域の中心都市ペリグーで最初に司教を務めた聖レオンに由来している。
古代ローマ時代に主要都市を結ぶように作られたローマ街道に近接したこの村は、鉄道が出現する以前まで、ヴェゼール川流域有数の栄えある船着場であった。その交易による恩恵は、レオン港の革命として現在でも語り続けられている。
村の入口には14世紀の礼拝堂があり、門には古代ローマ語で書かれた伝説が残されている。1233年にこの場所で神への冒涜者が急死を遂げたと記されており、村では贖罪の礼拝堂と呼ばれている。
礼拝堂の脇に備えた墓地では、壁にはめ込まれた墓が並んでいる。かつてはロマネスク教会の近くにあったが、1846年にこの場所へ移された。
村内には12世紀に起源を持つ貴族の館を改修したクレラン城が佇んでいる。円形の塔と、多角形の塔が組み合わさるユニークなフォルムが特徴的だ。
また、ラ・サルの館(Manoir de La Salle)は城塞の共同領主の一人ラ・ロック・サン・クリストフ(La Roque Saint-Christophe)によって14世紀~15世紀に建てられた。中世の軍事建築の技術が詰め込まれており、マシクーリ(mâchicoulis)と呼ばれる石を落とす開口部などを確認できる。
村内には12世紀に起源を持つ貴族の館を改修したクレラン城が佇んでいる。円形の塔と、多角形の塔が組み合わさるユニークなフォルムが特徴的だ。
また、ラ・サルの館(Manoir de La Salle)は城塞の共同領主の一人ラ・ロック・サン・クリストフ(La Roque Saint-Christophe)によって14世紀~15世紀に建てられた。
中世の軍事建築の技術が詰め込まれており、マシクーリ(mâchicoulis)と呼ばれる石を落とす開口部などを確認できる。
村の奥には、白い石灰石の外壁にローズと呼ばれる石の屋根をかぶった12世紀の美しいロマネスク様式の教会が佇んでいる。設計図面はビザンティンヌの教会と類似性を持っており、教会内部の14世紀~15世紀に描かれたフレスコ画は必見である。
毎年8月にはペリゴール・ノワール地方(Périgord noir)の音楽フェスティバルが開催され、教会内でコンサートが開かれている。静かな村で奏でられる心地よい音楽に耳を傾けたい。
村の奥には、白い石灰石の外壁にローズと呼ばれる石の屋根をかぶった12世紀の美しいロマネスク様式の教会が佇んでいる。
設計図面はビザンティンヌの教会と類似性を持っており、教会内部の14世紀~15世紀に描かれたフレスコ画は必見である。
毎年8月にはペリゴール・ノワール地方(Périgord noir)の音楽フェスティバルが開催され、教会内でコンサートが開かれている。静かな村で奏でられる心地よい音楽に耳を傾けたい。
集落からヴェゼール川を挟んだ対岸にはコンキーユ自然公園があり、自然と触れ合うことが出来る。穴居住宅の跡が残っており、先史時代からこの地で人々が生活をしていたことを伝えている。また同公園内は、雄大な大自然の中で恐竜をテーマにした展示があり、家族連れで楽しめるスポットとなっている。
ヴェゼール渓谷に張り出したコート・ド・ジョールの丘の近くには、中世から16世紀に建てられたシャバン城がそびえ立っている。村の郊外の自然に囲まれたこの城は、ポワティエ候の子孫だったシャバン王子の名に由来している。ルネサンス様式とルイ13世様式が混ざり合う美しい城は、中庭に面して備え付けられた多面体の塔がアクセントを加えている。
集落からヴェゼール川を挟んだ対岸にはコンキーユ自然公園があり、自然と触れ合うことが出来る。穴居住宅の跡が残っており、先史時代からこの地で人々が生活をしていたことを伝えている。
また同公園内は、雄大な大自然の中で恐竜をテーマにした展示があり、家族連れで楽しめるスポットとなっている。
ヴェゼール渓谷に張り出したコート・ド・ジョールの丘の近くには、中世から16世紀に建てられたシャバン城がそびえ立っている。村の郊外の自然に囲まれたこの城は、ポワティエ候の子孫だったシャバン王子の名に由来している。
ルネサンス様式とルイ13世様式が混ざり合う美しい城は、中庭に面して備え付けられた多面体の塔がアクセントを加えている。
ドルドーニュ県サン・レオン・シュル・ヴェゼール(サンレオンシュルヴェゼール)/Saint-Léon-sur-Vézère (DORDOGNE)
面積:13,76km2
人口:428人(2015年現在)
2018年12月05日:ページ更新
2020年5月27日:ページ更新
ドルドーニュ県の県庁所在地ペリグーや、コレーズ県の中核都市ブリーヴ・ラ・ガイヤルドからバスが運行していますが、本数が限られるため注意が必要です。
2018年にレンタカーを利用して訪れました。近隣に美しい村が集まっているこの地域は、一日に数カ所の美しい村を巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。
パリモンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅下車(約2時間10分)
ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅からSNCFに乗って、ペリグー(Périgueux)駅下車(約1時間20分)
ペリグー停留所(Périgueux)からヌーヴェル・アキテーヌ交通8A線に乗って、サン・レオン・シュル・ヴェゼール停留所(Saint-Léon-sur-Vézère)下車(※約1時間10分)
ボルドー(Bordeaux)から180km(約2時間30分)
トゥールーズ(Toulouse)から220km(約2時間50分)
ボルドー・メリニャック空港から190km(約2時間30分)
トゥールーズ・ブラニャック空港から220km(約2時間50分)
人口400人程と小さな村ではありますが、本格的なレストランが点在していました。
2018年に利用したサン・レオン・シュル・ヴェゼールのレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。
このレストランは村の中心部に位置しており、地元の方にも愛されている雰囲気がとても良かったです。1948年の創業以来、親子3代に渡ってこのレストランを営んでおり、オフシーズンに訪れたにも関わらず、多くの地元客で席が埋まっていました。
スープ+前菜+メイン+デザートで24.5€と良心的な価格。近隣の街ブリーヴ・ラ・ガイヤルドで作られるスミレのマスタードや、この地域特産のフォワグラやクルミなど地元の食材にこだわった料理はどれも優しい味わいです。
何気ない砂利道のように見えますが、わざと舗装化せず自然の道を残しているのがこの村のこだわり。「フランスの最も美しい村」協会も、こうした田舎らしい美しさを評価しており、自然の道を出来る限り残すよう取り組んでいます。
NPO法人「日本で最も美しい村」連合季刊誌vol. 27にて、サン・レオン・シュル・ヴェゼールに関する記事を寄稿しています。
住民へのインタビューを通じて、この村で暮らしている方々からの目線から「美しい村」を捉え直しています。Webサイトから注文出来ますので、ぜひ一度お手に取って頂ければ幸いです。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。2018年に実際に宿泊した、サン・レオン・シュル・ヴェゼールにあるお勧めホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.com の総合スコア9.9と高評価のこのホテルは、オーナーが蹄の鋳造職人だったというお爺さんの家を改装してオープンした民宿です。お洒落な中庭に暖炉のあるリビング、こだわりの内装。対応もとても親切で、夕食の場所や村の見どころなど熱心に私たちの滞在をサポートして頂きました。現在2泊以上が必須で、料金は2名2泊で180€~240€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で30分(20km)
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で50分(40km)
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で50分(40km)
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で50分(40km)
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で50分(50km)
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で60分(60km)
サン・レオン・シュル・ヴェゼールから車で60分(60km)