リール/Lille

 

【世界遺産の鐘楼が見守るフランドルの商工業都市】

 

ベルギーやイギリスへと向かうフランス北部の玄関口で、

街のランドマークである鐘楼は世界遺産にも登録される。

古くから交易都市として栄えた街の中心に佇む広場は、

フランドル様式の豪華な建物に囲まれており、

現在でも様々なイベントが催され賑わいをみせる。

旧市街には17世紀の民家が数多く建ち並び、

赤いレンガ造りの建物が美しい街並みを彩る。

リール/Lille

 

【世界遺産の鐘楼が見守るフランドルの商工業都市】

 

ベルギーやイギリスへと向かうフランス北部の玄関口で、街のランドマークである鐘楼は世界遺産にも登録される。

 

古くから交易都市として栄えた街の中心に佇む広場は、フランドル様式の豪華な建物に囲まれており、現在でも様々なイベントが催され賑わいをみせる。

 

旧市街には17世紀の民家が数多く建ち並び、赤いレンガ造りの建物が美しい街並みを彩る。




世界遺産:リール市庁舎と鐘楼

 

第一次世界大戦の際に破壊されたリール市庁舎は1924年から1932年にかけて再建され、今日ではこの街を代表する建築物となっている。1920年代に流行したアール・デコ様式が取り入られ、地域の伝統に根差したフランドル風ネオ・ルネサンス様式と見事に調和した外観が魅力となっている。

 

市庁舎の塔は104mにも達し、ヨーロッパにおける非宗教的な鐘楼として最も高いことで知られている。市民の暮らしを見守る鐘楼は自由都市が発展した北ヨーロッパにおける象徴であり、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

世界遺産:リール市庁舎と鐘楼

第一次世界大戦の際に破壊されたリール市庁舎は1924年から1932年にかけて再建され、今日ではこの街を代表する建築物となっている。

 

1920年代に流行したアール・デコ様式が取り入られ、地域の伝統に根差したフランドル風ネオ・ルネサンス様式と見事に調和した外観が魅力となっている。

 

市庁舎の塔は104mにも達し、ヨーロッパにおける非宗教的な鐘楼として最も高いことで知られている。

 

市民の暮らしを見守る鐘楼は自由都市が発展した北ヨーロッパにおける象徴であり、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

リール城塞

 

1667年から1670年にかけて、「太陽王」の名でも知られるルイ14世の命令によって建設されたリール城塞。王室お抱えの軍事技術者として活躍し、「ヴォーバンの防衛施設群」としてユネスコの世界遺産にも登録されたセバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンもこの要塞の設計に携わった。

 

フランドル地方におけるフランス領の最前線防衛拠点として築かれ、ヴォーバン自身によって「城塞の女王」と名付けられた。リール城塞は現在のところ世界遺産のリストには登録されていないものの、星のように突き出した稜堡などヴォーバン建築のエッセンスが詰め込まれている。

リール城塞

1667年から1670年にかけて、「太陽王」の名でも知られるルイ14世の命令によって建設されたリール城塞。

 

王室お抱えの軍事技術者として活躍し、「ヴォーバンの防衛施設群」としてユネスコの世界遺産にも登録されたセバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンもこの要塞の設計に携わった。

 

フランドル地方におけるフランス領の最前線防衛拠点として築かれ、ヴォーバン自身によって「城塞の女王」と名付けられた。

 

リール城塞は現在のところ世界遺産のリストには登録されていないものの、星のように突き出した稜堡などヴォーバン建築のエッセンスが詰め込まれている。

ノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂

 

一風変わった歴史を持つのが、ネオ・ゴシック様式のモダンな佇まいが印象的なノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂。この街は元々宗教の中心地では無かったが、19世紀中頃に聖職者と産業によって財を成した有産階級が主導する形で大聖堂設立の機運が高まった。

 

1854年にプロジェクト開始を記念する石が置かれ、デザインコンペを経た1856年より13世紀前半のゴシック様式をベースにした教会の建設が開始された。1913年には司教座がこの街に移され、悲願だった大聖堂の名で呼ばれるようになった。教会に祀られている13世紀の「トレイユのマリア像」は、今は無きサン・ピエール参事会教会から受け継いだ由緒ある宗教彫刻である。

ノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂

一風変わった歴史を持つのが、ネオ・ゴシック様式のモダンな佇まいが印象的なノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂。

 

この街は元々宗教の中心地では無かったが、19世紀中頃に聖職者と産業によって財を成した有産階級が主導する形で大聖堂設立の機運が高まった。

 

1854年にプロジェクト開始を記念する石が置かれ、デザインコンペを経た1856年より13世紀前半のゴシック様式をベースにした教会の建設が開始された。

 

1913年には司教座がこの街に移され、悲願だった大聖堂の名で呼ばれるようになった。

 

教会に祀られている13世紀の「トレイユのマリア像」は、今は無きサン・ピエール参事会教会から受け継いだ由緒ある宗教彫刻である。

オスピス・コンテス美術館

 

大聖堂からすぐの場所に佇むのが、1237年にフランドル伯爵夫人によって設立された慈善病院。赤いレンガ造りが印象的な現在の建物は17世紀に建てられたものがベースとなっており、フランドル風ルネサンス様式の優美な外観で訪れる人々を魅了する。

 

施療院自体は1939年で閉鎖されてしまったものの、1962年からは地域の芸術家が手掛けた絵画やタペストリー、彫刻・家具・陶器などを展示する美術館として活用されている。また天井一面が慈善病院の活動に対する支援者の大紋章に彩られた礼拝堂も見ごたえがある。

オスピス・コンテス美術館

大聖堂からすぐの場所に佇むのが、1237年にフランドル伯爵夫人によって設立された慈善病院。

 

赤いレンガ造りが印象的な現在の建物は17世紀に建てられたものがベースとなっており、フランドル風ルネサンス様式の優美な外観で訪れる人々を魅了する。

 

施療院自体は1939年で閉鎖されてしまったものの、1962年からは地域の芸術家が手掛けた絵画やタペストリー、彫刻・家具・陶器などを展示する美術館として活用されている。

 

また天井一面が慈善病院の活動に対する支援者の大紋章に彩られた礼拝堂も見ごたえがある。

リール宮殿美術館

 

ベル・エポック期に新古典派様式で建てられた華やかな外観が印象的なリール宮殿美術館は、フランスの地方都市の中で最も大きな美術館。ルーベンスやヴァン・ダイクといったフランドル地方を代表する絵画はもちろん、古美術・中世美術・近代美術まで幅広いコレクションが楽しめる。

 

パリのルーヴル美術館と同じく、フランス革命後すぐに美術品が集められ、1809年にレコレ修道院付属礼拝堂にて初めて所蔵作品が一般公開された。現在の建物は美術館のために新たに建設されたもので、デザインコンペを経た1892年に完成。チャリティーくじによって資金が集められたが、売れ行きが思わしくなかったことで十分な金額が集まらず、当初予定していた半分した建てることが出来なかった。ガラスや金属・コンクリートといった現代的な建材でアレンジを加えながら、1997年に原案通りの規模の美術館に拡張された。

リール宮殿美術館

ベル・エポック期に新古典派様式で建てられた華やかな外観が印象的なリール宮殿美術館は、フランスの地方都市の中で最も大きな美術館。

 

ルーベンスやヴァン・ダイクといったフランドル地方を代表する絵画はもちろん、古美術・中世美術・近代美術まで幅広いコレクションが楽しめる。

 

パリのルーヴル美術館と同じく、フランス革命後すぐに美術品が集められ、1809年にレコレ修道院付属礼拝堂にて初めて所蔵作品が一般公開された。

 

現在の建物は美術館のために新たに建設されたもので、デザインコンペを経た1892年に完成。

 

チャリティーくじによって資金が集められたが、売れ行きが思わしくなかったことで十分な金額が集まらず、当初予定していた半分した建てることが出来なかった。

 

ガラスや金属・コンクリートといった現代的な建材でアレンジを加えながら、1997年に原案通りの規模の美術館に拡張された。

グランプラス

 

リール市民の憩いの場となっているジェネラル・ド・ゴール広場は、この街出身の偉人シャルル・ド・ゴール将軍に敬意を表して第二次世界大戦後に名付けられた。中世にはマルシェの開かれる商業の中心地として賑わっていたことから、グランプラスの名でも親しまれている。

 

この広場の顔ともいえる存在は、広場を見つめる4人の女神達。広場中央に佇んでいる「女神の柱」は、1792年にオーストリア軍が攻め入ったリール包囲戦に対する勝利を記念して1845年に造られた銅像。またフランドル風ネオ・ルネサンス様式が美しいヴォワ・デュ・ノールと呼ばれる建物の上に据えられた3体の像は、アルトワ・フランドル・エノーというこの地方に存在する3つの地域を表している。

グランプラス

リール市民の憩いの場となっているジェネラル・ド・ゴール広場は、この街出身の偉人シャルル・ド・ゴール将軍に敬意を表して第二次世界大戦後に名付けられた。

 

中世にはマルシェの開かれる商業の中心地として賑わっていたことから、グランプラスの名でも親しまれている。

 

この広場の顔ともいえる存在は、広場を見つめる4人の女神達。

 

広場中央に佇んでいる「女神の柱」は、1792年にオーストリア軍が攻め入ったリール包囲戦に対する勝利を記念して1845年に造られた銅像。

 

またフランドル風ネオ・ルネサンス様式が美しいヴォワ・デュ・ノールと呼ばれる建物の上に据えられた3体の像は、アルトワ・フランドル・エノーというこの地方に存在する3つの地域を表している。

旧証券取引所

 

そんなグランプラスに面して佇む一際見事な建物が、フランドル風ルネサンス様式の傑作と名高い旧証券取引所。この街がスペインの勢力下にあった時代に、スペイン国王フェリペ4世の許可を得て1652年から1653年にかけて建設された。豪華な装飾に彩られた正面玄関には、フランドル伯家の象徴であるライオンが彫られている。

 

美しい中庭は24棟の独立した住居が取り囲んでおり、かつては広場で商売を営む商人が暮らせるようになっていた。現在中庭は古本市やフラワーマーケット、街頭チェスの会場として用いられており、夏にはタンゴのデモンストレーションが行われることもある。

旧証券取引所

そんなグランプラスに面して佇む一際見事な建物が、フランドル風ルネサンス様式の傑作と名高い旧証券取引所。

 

この街がスペインの勢力下にあった時代に、スペイン国王フェリペ4世の許可を得て1652年から1653年にかけて建設された。

 

豪華な装飾に彩られた正面玄関には、フランドル伯家の象徴であるライオンが彫られている。

 

美しい中庭は24棟の独立した住居が取り囲んでおり、かつては広場で商売を営む商人が暮らせるようになっていた。

 

現在中庭は古本市やフラワーマーケット、街頭チェスの会場として用いられており、夏にはタンゴのデモンストレーションが行われることもある。

リウールの館

 

「善良公」の異名を持つブルゴーニュ公爵フィリップ3世によって、1453年に建てられたリウールの館。1916年の火災によって一部が消失してしまったが、この街では数少ないフランボワイアン・ゴシック様式の建物としてブルゴーニュ公国に属していた時代を今に伝えている。

 

礼拝堂としても用いられていたコンクラーヴ(教皇選挙会議)の部屋は、現在企画展示室として用いられている。またかつての警備の間は観光協会として利用されているので、リールの街歩きの拠点としても訪れてみると良いだろう。

リウールの館

「善良公」の異名を持つブルゴーニュ公爵フィリップ3世によって、1453年に建てられたリウールの館。

 

1916年の火災によって一部が消失してしまったが、この街では数少ないフランボワイアン・ゴシック様式の建物としてブルゴーニュ公国に属していた時代を今に伝えている。

 

礼拝堂としても用いられていたコンクラーヴ(教皇選挙会議)の部屋は、現在企画展示室として用いられている。

 

またかつての警備の間は観光協会として利用されているので、リールの街歩きの拠点としても訪れてみると良いだろう。

リールについて詳しく知りたい!

基本情報

ノール県リール/Lille (NORD)

面積:34,51km2

人口:23万人(2019年現在)

2022年9月23日:ページ更新

行き方

パリからTGVで約1時間と近く、気軽に訪れることが出来ます。またイギリスの首都ロンドンまでユーロスターで約1時間30分、ベルギーの首都ブリュッセルまで約40分とヨーロッパ周遊の際に立ち寄ることも可能。ちなみにリール・ユーロップ駅前の広場では、草間彌生さんの手掛けたチューリップのオブジェクトも展示されています。

 

ベルギーの美しい村やフランス北部に点在する小さな村巡りの拠点の街としてもお勧めですよ。

パリ北駅(Paris Nord)からTGVに乗って、リール・フランドル駅(Lille Flandres)下車。(約1時間10分)

パリから200km(約2時間10分)

ブリュッセルから120km(約1時間30分)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から330km(約3時間10分)

ブリュッセル国際空港から140km(約1時間30分)

ミシュラン星付きレストラン

2022年のミシュランガイドで星を獲得した、2つのレストランを紹介させて頂きます。

ラグジュアリー・ホテル・グループである「ルレ・エ・シャトー」にも加盟するホテルに併設された、ミシュラン1つ星を獲得したレストラン。旬の食材と地域の食材の旨味を最大限生かしながら、芸術品のような料理を楽しむことが出来ます。

 

リール旧市街の中にある1736年に建てられたお屋敷は特別な雰囲気を演出し、天気の良い日には中庭に設けられたテラスで食事をとることも出来ます。メイン+デザートのお昼のコースが45€からです。(写真左)

リール大聖堂から少し離れた、ガラス張りの現代的な建物の2階で営業するレストラン。厳選した食材を使って生み出される、伝統とモダンが融合した料理の数々が魅力です。

 

アミューズ+前菜+メイン+デザート+小菓子で構成される、平日お昼のコースは59€から。1階では同系列のブラッスリーも営業しているので、もっとカジュアルに食べたいという方は試してみるのも良いでしょう。(写真右)

特産品

イギリスやベルギーへと向かう玄関口になっていることから、多国籍のお店が並ぶインターナショナルな都市でもあります。エスタミネ(Estaminet)と呼ばれるカジュアルな雰囲気のレストランが点在する他、フランスでも特にビールの生産が有名な地域なので、様々な地ビールを試してみるのもお勧めです。

 

ここではリールを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。

「牛肉の黒ビール煮」とも訳される、この地域の名物「カルボナード・フラマンド」。パスタのカルボナーラが「炭焼き職人」に由来しているように、カルボナードとは語源的には「炭で焼いた肉」を意味しています。

 

ただし現在は煮込み料理を指すことが多く、この地域の特産品である黒ビールを使った家庭料理がフランドル風カルボナードと呼ばれています。ちなみに他にも、あまり有名ではありませんがプロヴァンス風やアルザス風などが存在しています。

焼いたパンにビールで溶かしたチーズをのせて、オーブンで焼き上げたのが北フランスの郷土料理ウェルシュです。コート・ドパールと呼ばれるイギリスとフランスの間の沿岸地域のブラッスリーが発祥と言われており、チェダー・チーズを使ったウェルシュが一般的です

 

 

この街のウェルシュは、この地域で生産されるマロワール(Maroilles)と呼ばれるウォッシュタイプのチーズを使うことが多いのが特徴です。独特の香りと濃厚な味わいが楽しめ、一口食べると病みつきになりますよ。

フランドル地方の郷土料理として知られるポチュヴレシュは、「小さな壺で作った肉料理」を意味しており、より一般的にはフランス料理のテリーヌに近い料理として知られています。

 

鶏、ウサギ、豚、仔牛の4種類のお肉を使うことが多く、コラーゲンと旨味を多く抽出するために骨と一緒に煮込まれ、型に移し替えて冷やし固められます。こちらの地方では前菜というよりメインとして提供され、フライドポテトと一緒に食べられることが多いです。

カフェ・パティスリー

ベルギーとの国交沿いに位置するこの街はワッフル(ゴーフル)や、フランドル地方の伝統菓子メルヴェイユなど美味しいスイーツを販売するお店が数多くの軒を連ねています。ここではリールでお勧めのカフェやパティスリーを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。

1677年創業の老舗メール(Méert)のゴーフルは、この街の定番菓子として知られています。ゴーフル生地の中には、マダガスカル産のクリームが詰められており、繊細な甘さを楽しめます。

 

品のあるデザインのパッケージも魅力で、ご家族やご友人へのお土産などにも最適。この店でグーフルが考案される10年前の1839年に建てられたブティックも素敵で、中を覗いてみるだけでも楽しいですよ。(写真左)

少なくとも18世紀後半にその歴史を遡ることの出来る、フランドル地方の伝統菓子「メルヴェイユ」。さっくり焼き上げられたメレンゲが生クリームに包まれており、優しくて軽い味わいが特徴となっています。

 

そんな「メルヴェイユ」の美味しさを世界中に広めたのが、フレデリック・ヴォカン(Frédéric Vaucamps)氏。1980年代から試行錯誤を繰り返し、1997年に自身の名を冠するパティスリーを開くと瞬く間に評判となりました。パリやロンドンの他、2020年には東京の神楽坂に日本1号店をオープンしているので気になる人はぜひ試してみて下さいね。(写真右)




リールのお勧めホテル

ベルギーやフランス北部にある美しい村々を訪れるなら、リールを拠点にしてみてはいかがでしょうか?

 

ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。2022年に実際に宿泊したホテルを含め、この街にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーションスコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、この街の中心地グランプラスからすぐの場所に位置しているので観光にも便利。フランドル様式の美しい外観が印象的で、1765年にはヨーロッパを代表する作曲家モーツァルトの家族が4週間に渡って滞在した由緒ある建物でもあります。客室はクラシカルなスタイルで、落ち着きのある滞在を楽しめましたよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で180€~240€(朝食別)です。

Booking.comのロケーションスコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、旧市街に位置しているため街の散策に便利。ラグジュアリー・ホテル・グループである「ルレ・エ・シャトー」に加盟しており、すでにご紹介させていただいたミシュラン星付きのレストランも併設されています。1736年にエスペル伯爵夫人によって建てられた屋敷は、清潔感溢れる白を基調に綺麗にリノベーションされています。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で250€~560€(朝食別)です。



Booking.com




リール近郊の美しい村

パルフォンドヴァル

レンガ造りの建物に興味を持ったなら、ベルギーとの国境すぐの場所に佇む美しい村もお勧め。農村らしい大きな建物が点在する街並みは、この地域ならではです。

ジェルブロワ

パルフォンドヴァルと同じくピカルディ地方に佇むこの村は、隣接するノルマンディー地方の影響も受けており、レンガ造りと木組みが混ざり合う可愛らしい街並みが楽しめます。

バルバンソン

ワロン(ベルギー)の美しい村も併せて訪れてみてはいかがでしょうか?バルバンソンは湖畔に佇む長閑な村で、中世には大理石を扱う職人が集まりました。