トゥルトゥル/Tourtour
【天空に浮かぶプロヴァンスの村】
プロヴァンス地方の丘の上に佇むこの村は、
南にブドウ畑・北にラベンダー畑が広がる。
様々な時代に建てられた塔を数多く見ることができ、
教会と城が常に高所から村の生活を見護ってきた。
中世の街の特徴を良く留めた細い路地には、
ヴォールト天井のパサージュなどが残り、
南仏の陽の光を浴びた通行人を村内8カ所の泉が癒している。
プロヴァンス地方の丘の上に佇むこの村は、
南にブドウ畑・北にラベンダー畑が広がる。
様々な時代に建てられた塔を数多く見ることができ、
教会と城が常に高所から村の生活を見護ってきた。
中世の街の特徴を良く留めた細い路地には、
ヴォールト天井のパサージュなどが残り、
南仏の陽の光を浴びた通行人を村内8カ所の泉が癒している。
目次【本ページの内容】
プロヴァンス地方の丘の上に佇むこの村は、南にブドウ畑・北にラベンダー畑が広がる。
様々な時代に建てられた塔を数多く見ることができ、教会と城が常に高所から村の生活を見護ってきた。
中世の街の特徴を良く留めた細い路地には、ヴォールト天井のパサージュなどが残り、南仏の陽の光を浴びた通行人を村内8カ所の泉が癒している。
目次【本ページの内容】
えんじ色の丸い瓦屋根を被った石造りの民家が建ち並ぶ村内は、タイムやローズマリーの薫りに包まれプロヴァンスの魅力に溢れる。路地入り組む村内で最も狭いコンタドゥーの小路は、かつて移牧で訪れる羊の群れを数えるために用いられていたと考えられている。
中世にはイスラム教徒からの度重なる襲撃に備えて城塞化され、異なる時代に建てられた3つの城壁が残されている。また最初に建てられたトゥルトゥル城は2つの塔を備えた姿が特徴的で、11世紀に起源を持つ。
えんじ色の丸い瓦屋根を被った石造りの民家が建ち並ぶ村内は、タイムやローズマリーの薫りに包まれプロヴァンスの魅力に溢れる。
路地入り組む村内で最も狭いコンタドゥーの小路は、かつて移牧で訪れる羊の群れを数えるために用いられていたと考えられている。
中世にはイスラム教徒からの度重なる襲撃に備えて城塞化され、異なる時代に建てられた3つの城壁が残されている。
また最初に建てられたトゥルトゥル城は2つの塔を備えた姿が特徴的で、11世紀に起源を持つ。
4つの塔を備えた17世紀の城は、別名「ラフェリ城」の名でも知られる。現在村役場として用いられており、イギリスを代表する風刺漫画化ロナルド・サールの手掛けたデッサンを見ることの出来る展示室も備えている。
またこの村は、20世紀を代表する表現主義芸術家ベルナール・ビュフェが晩年を過ごした地としても名高い。彼の手掛けた彫像が村役場前と郵便局前の庭に飾られており、巨大な蝶とクワガタムシを象った作品は迫力満点。その他、恐竜の卵など地域の化石やアンモナイトのコレクションが展示されている化石博物館も人気。
4つの塔を備えた17世紀の城は、別名「ラフェリ城」の名でも知られる。
現在村役場として用いられており、イギリスを代表する風刺漫画化ロナルド・サールの手掛けたデッサンを見ることの出来る展示室も備えている。
またこの村は、20世紀を代表する表現主義芸術家ベルナール・ビュフェが晩年を過ごした地としても名高い。
彼の手掛けた彫像が村役場前と郵便局前の庭に飾られており、巨大な蝶とクワガタムシを象った作品は迫力満点。
その他、恐竜の卵など地域の化石やアンモナイトのコレクションが展示されている化石博物館も人気。
オリーブオイルは村を代表する特産品で、100種を超えるオリーブの樹が栽培されている。プロヴァンス地方伝統の調味料アイオリはニンニクとオリーブオイルをベースとして造られる村の名物で、8月1週目の週末に開催される中世祭りでは村人全員にアイオリが振舞われる。
17世紀に造られた、伝統あるオリーブ油の圧搾機は村の大切な共有財産。水を動力としており、現在でも現役で稼働中のものとしてはヨーロッパで最も古い圧搾機の1つである。冬季に訪れれば実際に稼働している姿を見ることが出来る。
オリーブオイルは村を代表する特産品で、100種を超えるオリーブの樹が栽培されている。
プロヴァンス地方伝統の調味料アイオリはニンニクとオリーブオイルをベースとして造られる村の名物で、8月1週目の週末に開催される中世祭りでは村人全員にアイオリが振舞われる。
17世紀に造られた、伝統あるオリーブ油の圧搾機は村の大切な共有財産。
水を動力としており、現役で稼働中のものとしてはヨーロッパで最も古い圧搾機の1つである。
冬季に訪れれば実際に稼働している姿を見ることが出来る。
村と周辺地域を見護る教会は、19世紀に美しくリノベーションされたロマネスク様式の教会。はっきりとした建築年はわかっていないが、近くの墓地から発掘された水差しから、少なくとも11世紀に教会の歴史を遡ることが出来る。教会に付属する塔には、18世紀に造られた歴史ある鐘が3つ取り付けられている。
教会を出てすぐの場所からは、サント・ボーム山脈やサント・ヴィクトワール山のある地中海内陸地域と、モール山脈と地中海を見渡すことの出来る絶景が広がっている。また村の入口に佇むサント・トリニテ礼拝堂も、1670年に建てられた可愛らしい教会。
村と周辺地域を見護る教会は、19世紀に美しくリノベーションされたロマネスク様式の教会。
はっきりとした建築年はわかっていないが、近くの墓地から発掘された水差しから、少なくとも11世紀に教会の歴史を遡ることが出来る。
教会に付属する塔には、18世紀に造られた歴史ある鐘が3つ取り付けられている。
教会を出てすぐの場所からは、サント・ボーム山脈やサント・ヴィクトワール山のある地中海内陸地域と、モール山脈と地中海を見渡すことの出来る絶景が広がっている。
また村の入口に佇むサント・トリニテ礼拝堂も、1670年に建てられた可愛らしい教会。
ヴァール県トゥルトゥル/Tourtour (VAR)
面積:28,69 km2
人口:683人(2018年現在)
2021年10月23日:ページ更新
2023年5月1日:ページ更新
この村へ行くことの出来る通学用のバスも運行していますが、乗り継ぎが悪く、本数も非常に少ないため公共交通機関のみでの移動は現実的ではありません。近郊の街からタクシー等の利用がお勧めです。
地中海内陸地域の豊かな自然も楽しむことが出来るため、車を手配してドライブするのも楽しいですよ。
ニース・ヴィル駅(Nice-Ville)からSNCFに乗って、サン・ラファエル・ヴァルスキュル駅(Saint-Raphael Valescure)下車(※約1時間)
サン・ラファエル(SAINT RAPHAEL/Gare Routière)駅前停留所から、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール交通(ZOU)2601番(ZOU83)のバスに乗って、ドラギニャン(DRAGUIGNAN/Gare Routière)停留所下車(※約1時間)
ドラギニャン駅前からからタクシーに乗って、トゥルトゥル中心市街地へ(※約30分)。
ニーズから110km(約1時間40分)
マルセイユから150km(約1時間50分)
ニース・コート・ダジュール国際空港(Aéroport Côte d’Azur)から110km(※約1時間30分)
マルセイユ・プロヴァンス空港(Aéroport de Marseille-Provence)から140km(約1時間40分)
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2015年にトゥルトゥルがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
イースターの時期に合わせて開催される卵祭りは、1990年から続くこの村を代表する祭りです。卵を使った様々な催し物が一日中開催され、子供から大人まで参加する活気あふれるイベントとなっています。
また村内は卵をモチーフにしたオーナメントに飾られ、特別な雰囲気に!この村を最大限楽しみたいなら、ぜひこのお祭りの時期に訪れてみてはいかがでしょうか?
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。トゥルトゥルにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comのロケーションスコア9.5と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地から歩いて10分ほどの豊かな自然に囲まれた閑静な場所に位置しています。広々とした客室は、上品で落ち着きがあります。専用のプライベート・プールも併設されており、ゆっくりとした滞在にお勧め。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で180€~290€(朝食別)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
トゥルトゥルから車で50分(50km)