アルランド/Arlempdes
【ロワール川の源流近くに築かれた城下町】
ヴレ地方火山地帯の険しい岩山の上に佇むこの村は、
ロワール川の最上流部を望む中世の城がシンボル。
「聖なる土地」を意味するケルト語に由来する村名の通り、
畏敬の念を抱かせる雄大な自然が周囲を取り囲み、
その神々しい集落の姿はまるで絵葉書のような美しさ。
この村を治めていたアルランド家の末裔は、
1783年に歴史上初めて気球に乗って空を飛んだ人物としても知られている。
ヴレ地方火山地帯の険しい岩山の上に佇むこの村は、
ロワール川の最上流部を望む中世の城がシンボル。
「聖なる土地」を意味するケルト語に由来する村名の通り、
畏敬の念を抱かせる雄大な自然が周囲を取り囲み、
その神々しい集落の姿はまるで絵葉書のような美しさ。
この村を治めていたアルランド家の末裔は、
1783年に歴史上初めて気球に乗って空を飛んだ人物としても知られている。
ヴレ地方火山地帯の険しい岩山の上に佇むこの村は、ロワール川の最上流部を望む中世の城がシンボル。
「聖なる土地」を意味するケルト語に由来する村名の通り、畏敬の念を抱かせる雄大な自然が周囲を取り囲み、その神々しい集落の姿はまるで絵葉書のような美しさ。
この村を治めていたアルランド家の末裔は、1783年に歴史上初めて気球に乗って空を飛んだ人物としても知られている。
フランスの有力貴族モンロール家により、12~14世紀にかけて建てられたのがアルランド城。火山の働きによって形成された玄武岩の崖の上に佇み、自然豊かなロワール川の流れを見下ろすことが出来る。
15世紀に建てられたルネサンス様式の扉、次いで13世紀の城門を抜けると広大な城の内部へと至る。城を取り囲む城壁には銃眼が施され、かつて強固な城塞だったことを伺い知ることが出来る。城の大部分は廃墟となってしまっているが、衛兵所や円形の塔など見どころも多い。
フランスの有力貴族モンロール家により、12~14世紀にかけて建てられたのがアルランド城。
火山の働きによって形成された玄武岩の崖の上に佇み、自然豊かなロワール川の流れを見下ろすことが出来る。
15世紀に建てられたルネサンス様式の扉、次いで13世紀の城門を抜けると広大な城の内部へと至る。
城を取り囲む城壁には銃眼が施され、かつて強固な城塞だったことを伺い知ることが出来る。
城の大部分は廃墟となってしまっているが、衛兵所や円形の塔など見どころも多い。
廃墟となってしまったアルランド城の中でも、11~12世紀に建てられたサン・ジャック・ル・マジュール礼拝堂はかつての面影を良く留めている。礼拝堂の佇む高さ100mの崖の上は古くから神聖な場所として信仰の対象となっていたとされ、神秘的な雰囲気漂う。
赤みを帯びた角礫岩で造られた外観が特徴的で、質素で素朴な魅力に溢れている。教会内は半ドーム状になっており、奥には金箔の張られた小さな祭壇画が祀られている。
廃墟となってしまったアルランド城の中でも、11~12世紀に建てられたサン・ジャック・ル・マジュール礼拝堂はかつての面影を良く留めている。
礼拝堂の佇む高さ100mの崖の上は古くから神聖な場所として信仰の対象となっていたとされ、神秘的な雰囲気漂う。
赤みを帯びた角礫岩で造られた外観が特徴的で、質素で素朴な魅力に溢れている。
教会内は半ドーム状になっており、奥には金箔の張られた小さな祭壇画が祀られている。
アルランド城が見守る長閑な雰囲気漂う集落の中心に位置するサン・ピエ―ル・ロマネスク教会は、12世紀に建設され、16世紀に拡張のための改修がなされた。多葉飾りが施された正面扉の上部にはアーチの下に吊るされた4つの鐘が横並びに配置されており、ラングドック地方に点在する教会の典型的な造りをしている。
教会のすぐ手前には、美しい彫刻によって飾られた15世紀の石製の十字架が置かれている。一方の面には十字架から降ろされたキリストをひざに抱く悲しみの聖母をモチーフとしたピエタ像が、反対の面にはキリストの磔刑像が刻まれている。
アルランド城が見守る長閑な雰囲気漂う集落の中心に位置するサン・ピエ―ル・ロマネスク教会は、12世紀に建設され、16世紀に拡張のための改修がなされた。
多葉飾りが施された正面扉の上部にはアーチの下に吊るされた4つの鐘が横並びに配置されており、ラングドック地方に点在する教会の典型的な造りをしている。
教会のすぐ手前には、美しい彫刻によって飾られた15世紀の石製の十字架が置かれている。
一方の面には十字架から降ろされたキリストをひざに抱く悲しみの聖母をモチーフとしたピエタ像が、反対の面にはキリストの磔刑像が刻まれている。
中心広場から城へと繋がる入口は、中世の門によって結ばれている。かつては城を防衛する城壁の一部として用いられており、備え付けられた大理石の板には「1066年に築かれた封建領主の門」という文字が刻まれている。上階には格子窓の小窓が取り付けられた小部屋が設けられている。
村の周囲の平野部ではヴレ地方名産のレンズ豆の栽培が盛んで、美しい農村風景を形成している。また、かつての暮らしや道具に関する展示が行われているエコミュージアムでは、古き良き時代のフランスの農村生活を感じることが出来る。
中心広場から城へと繋がる入口は、中世の門によって結ばれている。
かつては城を防衛する城壁の一部として用いられており、備え付けられた大理石の板には「1066年に築かれた封建領主の門」という文字が刻まれている。
上階には格子窓の小窓が取り付けられた小部屋が設けられている。
村の周囲の平野部ではヴレ地方名産のレンズ豆の栽培が盛んで、美しい農村風景を形成している。
また、かつての暮らしや道具に関する展示が行われているエコミュージアムでは、古き良き時代のフランスの農村生活を感じることが出来る。
オート・ロワール県アルランド(アルランプド)/Arlempdes (HAUTE-LOIRE)
面積:13,74 km2
人口:138人(2017年現在)
2020年12月27日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。。
2020年に訪れた際は、リヨンからレンタカーを利用しました。ヴレ火山地帯の美しい自然景観を望む楽しいドライブとなるため、車での移動がお勧めですよ。
パリ・ベルシー駅(Paris-Bercy)からSNCFに乗って、クレルモン・フェラン駅(Clermont-Ferrand)で乗り換え、ル・ピュイ・アン・ヴレ駅(Le Puy-en-Velay)下車(※約6時間10分)
ル・ピュイ・アン・ヴレ駅前からからタクシーに乗って、アルランド中心市街地へ(※約40分)。
クレルモン・フェランから150km(約2時間)
ル・ピュイ・アン・ヴレから40km(約40分)
リヨンから170km(約2時間10分)
クレルモン=フェラン・オーベルニュ空港から150km(約1時間50分)
ル・ピュイ・ルード空港から40km(約40分)
村の入口に位置している「ル・マノワール・アルランド(Le Manoir – Arlempdes)」というホテル・レストランで城の入口を開けるための鍵を受け取ることが出来ます。
入場料はかかりますが、城の佇む丘の上から望むル・ピュイ地方の火山地帯とロワール川が作り出す雄大なパノラマは一見の価値ありですよ。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。アルランドにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.5と高評価なこの宿泊施設は、アルランドの中心市街地に位置しており村の散策に便利です。この村で多く見られる伝統的な石造りの外観と、美しく手入れされた庭がとても良い雰囲気を醸し出していて、フランスの田舎を感じるには最適です。実際に宿泊した方のコメントでは、美味しい朝食も魅力となっているようでした。料金は2名1泊で90€(朝食込)と良心的です。
【一緒に訪れたい美しい村】
アルランドから車で30分(20km)
アルランドから車で1時間10分(80km)