サン・レオン・シュル・ヴェゼール

Saint-Léon-sur-Vézère

ヴェゼール川に縁取られる長閑な村

蛇行するヴェセール川(Vézère)に取り囲まれて佇むサン・レオン・シュル・ヴェゼールは、壁画で有名なラスコー(Lascaux)とレ・ゼイジー(Les Eyzies)の間、人類の谷(vallée de l’Homme)の中心に村が位置している。村の名前は、ペリグー(Périgueux)の最初の司教の名の一人、聖レオン(Saint Léon)に由来している。

 

コンキーユ(Conquil)自然公園に残る穴居住宅跡が示すように、先史時代からこの地で人々が生活をしていた。また同公園内では、雄大な大自然の中で恐竜をテーマに展示がなされ、家族連れで楽しむことの出来るスポットである。

 

古代ローマ時代に主要都市を結ぶように作られたローマ街道に近接したこの村は、鉄道が出現する以前まで、レオンの港(Port-Léon)と呼ばれる革命の恩恵の地、ヴェゼール川流域有数の栄えある船着場であった。

 

墓地のある贖罪の礼拝堂から村に入ると、12世紀に起源を持つ城を貴族の館に改修したクレラン城(Château de Clérans)がある。円形の塔と、多角形の塔が組み合わさるユニークなフォルムが特徴的である。また、ラ・サルの館(Manoir de La Salle)は城塞の共同領主の一人ラ・ロック・サン・クリストフ(La Roque Saint-Christophe)によって14世紀~15世紀に建てられた。中世の軍事建築の技術が詰め込まれており、マシクーリ(mâchicoulis)と呼ばれる石を落とす開口部などを確認できる。

 

その奥は、白い石灰石の外壁にローズ(lause)と呼ばれる石の屋根をかぶった12世紀の美しいロマネスク様式の教会へと通じている。設計図面はビザンティンヌの教会と類似性を持っており、教会内部の14世紀~15世紀に描かれたフレスコ画も必見である。

 

また、8月にはペリゴール・ノワール地方(Périgord noir)の音楽フェスティバルとして教会内でコンサートが毎年開かれていることで有名である。

 

ヴェゼール渓谷に張り出したコート・ド・ジョール(Côte de Jor)の丘の近くには、中世から17世紀にかけて建てられたシャバン城(Château de Chabans)がそびえ立っている。

 

ひとたびサン・レオン・シュル・ヴェゼールを訪れれば、先史時代から人々の定住の地として選ばれ、今もなお住民に愛され続ける小さくて素朴なこの村に魅了されること間違いないだろう。朝露に濡れるヴェゼール川沿いの遊歩道を散歩すれば、鳥のさえずりが私たちを出迎えてくれる。

ドルドーニュ県サン・レオン・シュル・ヴェゼール(サンレオンシュルヴェゼール)/Saint-Léon-sur-Vézère (DORDOGNE)

面積:13,76km2

人口:428人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリモンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅下車(約2時間10分)

ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅からSNCFに乗って、ペリグー(Périgueux)駅下車(約1時間20分)

ペリグー停留所(Périgueux)からヌーヴェル・アキテーヌ交通8A線に乗って、サン・レオン・シュル・ヴェゼール停留所(Saint-Léon-sur-Vézère)下車(※約1時間10分)

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)から180km(約2時間30分)

トゥールーズ(Toulouse)から220km(約2時間50分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港から190km(約2時間30分)

トゥールーズ・ブラニャック空港から220km(約2時間50分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2018年12月05日:ページ更新

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