ブレル

Blesle

オーベルニュの由緒正しき村

クレルモン・フェラン(Clermont-Ferrand)からカオール(Cahors)へと抜けるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路上、狭く入り組んだ谷の窪地にブレルの住民は静かに暮らしている。

 

1095年にフィレンツェ女子大修道院長(Abbesse Florence)がローマ教皇へ宛てた手紙の中で、ブレルの村の名は初めて現れる。その書によると、9世紀後半にオーヴェルヌ侯爵夫人エルメンガルド(Ermengarde)が設立したベネディクト会修道院がサン・テティエンヌ・シュル・ブレル教会(Saint-Etienne-sur-Blesle*現在は存在しない)に最初の寄付を行ったと綴られている。

 

その後もベネディクト会修道院による庇護は続いたとされるが、現在は12世紀から13世紀にかけて建てられたと言われる聖ピエール大修道院付属教会(Église abbatiale St-Pierre)から当時の記憶を垣間見ることが出来る。

 

また聖ピエール大修道院付属教会の建立と時を同じくして、メルクール男爵(barons de Mercoeur)によって村の要塞化が進められた。こちらも主塔(donjon)と見張り台が残されており、2つの大きな権力がブレルの村の発展の原動力となった。

 

1558年にはオーベルジュの由緒正しき街(Bonnes villes d’Auvergne)の仲間入りを果たし、弁護士、公証人、商人と共になめし革職人、織物職人、ワイン製造関係者などが集まり、村は賑わいをみせた。村に残る数多くの木骨組みの家々はその頃の賑わいを今に伝えている。

 

村のレストランには今日も住民が集まり、活発に議論を交わしている。過去の繁栄の歴史に思いを馳せながら、この村でゆっくりとした時間を過ごしたい。




オート・ロワール県ブレル/Blesle (HAUTE-LOIRE)

面積:29,8km2

人口:628人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・ベルシー駅(Gare de Bercy)またはリヨン・パール・デュー駅(Gare Lyon Part-Dieu)駅 からSNCFに乗って、クレルモン・フェラン駅(Clermont-Ferrand)で乗り換え、マシアック/ブレール駅(Massiac-Blesle)下車。

マシアック/ブレール駅から、タクシーに乗って約10分。

車の場合:

クレルモン・フェラン(Clermont-Ferrand)とベジエ(Béziers)を結ぶ高速道路A75号線22番出口もしくは24番出口からそれぞれ15分程度

飛行機の場合:

ロデーズ マルシャック空港から73.2km

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2018年4月22日:ページ更新

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