ヴァンヌ/Vannes
【美しい湾を望むブルターニュの古都】
世界で最も美しいとも称される
小島が点在するモルビワン湾への玄関口として知られるこの港町は、
14世紀にブルターニュ公国の政治の中心地として栄えた。
旧市街を取り囲むように広がるかつての城壁は迫力満点で、
季節の花々に彩られた城壁前の庭園は市民の憩いの場となっている。
村内には可愛らしい15世紀の木組みの民家が建ち並び、
まるで絵葉書のように美しい街並みが広がる。
世界で最も美しいとも称される
小島が点在するモルビワン湾への玄関口として知られるこの港町は、
14世紀にブルターニュ公国の政治の中心地として栄えた。
旧市街を取り囲むように広がるかつての城壁は迫力満点で、
季節の花々に彩られた城壁前の庭園は市民の憩いの場となっている。
村内には可愛らしい15世紀の木組みの民家が建ち並び、
まるで絵葉書のように美しい街並みが広がる。
世界で最も美しいとも称される小島が点在するモルビワン湾への玄関口として知られるこの港町は、14世紀にブルターニュ公国の政治の中心地として栄えた。
旧市街を取り囲むように広がるかつての城壁は迫力満点で、季節の花々に彩られた城壁前の庭園は市民の憩いの場となっている。
村内には可愛らしい15世紀の木組みの民家が建ち並び、まるで絵葉書のように美しい街並みが広がる。
実に170棟以上もの木組みの民家が残る旧市街は、ブルターニュ地方らしい素朴な魅力に溢れている。それらの大部分は15世紀に建てられたもので、中世にタイムスリップしたかのような趣溢れる可愛らしい街並みを楽しめる。
色とりどりの木組みの家々に取り囲まれた、アンリ4世広場は必見。また「ヴァンヌとその妻」という愛称で知られる木組みの家では、花崗岩に施された夫婦の胸像が飾られている。16世紀に作られたと考えられているこの彫像の由来については、単にヴァンヌという姓の家族が住んでいたという説や、ナイトクラブの看板だったという説などがあるが、はっきりしたことはわかっておらず未だ謎に包まれている。
実に170棟以上もの木組みの民家が残る旧市街は、ブルターニュ地方らしい素朴な魅力に溢れている。
それらの大部分は15世紀に建てられたもので、中世にタイムスリップしたかのような趣溢れる可愛らしい街並みを楽しめる。
色とりどりの木組みの家々に取り囲まれた、アンリ4世広場は必見。
また「ヴァンヌとその妻」という愛称で知られる木組みの家では、花崗岩に施された夫婦の胸像が飾られている。
16世紀に作られたと考えられているこの彫像の由来については、単にヴァンヌという姓の家族が住んでいたという説や、ナイトクラブの看板だったという説などがあるが、はっきりしたことはわかっておらず未だ謎に包まれている。
木組みの家々に取り囲まれたサン・ピエ―ル大聖堂は、重厚感溢れるゴシック様式の美しい教会。その歴史は少なくとも5世紀以前に遡ることが出来るが、現在の建物の大部分は15世紀に再建されたもので、13世紀に建てられたロマネスク様式の鐘楼も備えている。
この街は15世紀にヨーロッパ各地を訪れ布教活動に励んだドミニコ会修道士、聖ヴァンサン・フェリエが亡くなった場所として知られ、教会内には彼の墓が祀られている。聖ヴァンサン・フェリエの功績はローマ教皇にも認められており、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂など名立たる教会と同様にバジリカという称号も授けられている。
木組みの家々に取り囲まれたサン・ピエ―ル大聖堂は、重厚感溢れるゴシック様式の美しい教会。
その歴史は少なくとも5世紀以前に遡ることが出来るが、現在の建物の大部分は15世紀に再建されたもので、13世紀に建てられたロマネスク様式の鐘楼も備えている。
この街は15世紀にヨーロッパ各地を訪れ布教活動に励んだドミニコ会修道士、聖ヴァンサン・フェリエが亡くなった場所として知られ、教会内には彼の墓が祀られている。
聖ヴァンサン・フェリエの功績はローマ教皇にも認められており、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂など名立たる教会と同様にバジリカという称号も授けられている。
サン・ピエ―ル大聖堂のすぐ目の前に佇んでいるのは、ブルターニュの自然や文化をモチーフにした作品が数多く揃うヴァンヌ美術館。所有するコレクションの中では、19世紀フランスのロマン主義を代表する画家ウジェーヌ・ドラクロワが手掛けた『キリストの磔刑』が一番の見どころとなっている。
美術館は「裁判所を有する中央広場」を意味するブルトン語に由来する、コユ(cohue)という愛称でも親しまれている。その名の通り、1階部分に数多くの商店が、2階部分には裁判所が収容されていた中世の建物が用いられている。
サン・ピエ―ル大聖堂のすぐ目の前に佇んでいるのは、ブルターニュの自然や文化をモチーフにした作品が数多く揃うヴァンヌ美術館。
所有するコレクションの中では、19世紀フランスのロマン主義を代表する画家ウジェーヌ・ドラクロワが手掛けた『キリストの磔刑』が一番の見どころとなっている。
美術館は「裁判所を有する中央広場」を意味するブルトン語に由来する、コユ(cohue)という愛称でも親しまれている。
その名の通り、1階部分に数多くの商店が、2階部分には裁判所が収容されていた中世の建物が用いられている。
中心市街地に位置するガイヤール城は、1410年にサン・ブリウーとナントの司教を務めていたジャン・ド・マレストロワによって建設された。1457年にはブルターニュ公爵が所有し、ブルターニュ公国における政治と司法の最高機関が置かれた。
らせん階段を備えた多角形の塔が印象的で、建物内はルネサンス絵画などによって彩られている。2000年にはヴァンヌ博物館として新たな命が吹き込まれ、現在はこの街の歴史と考古学に関するコレクションが展示されている。
中心市街地に位置するガイヤール城は、1410年にサン・ブリウーとナントの司教を務めていたジャン・ド・マレストロワによって建設された。
1457年にはブルターニュ公爵が所有し、ブルターニュ公国における政治と司法の最高機関が置かれた。
らせん階段を備えた多角形の塔が印象的で、建物内はルネサンス絵画などによって彩られている。
2000年にはヴァンヌ博物館として新たな命が吹き込まれ、現在はこの街の歴史と考古学に関するコレクションが展示されている。
この街は3世紀頃から城壁に守られた城塞都市としてその名を知れら、宗教戦争が激しさを増した14世紀終わりに改修された強固な壁は今日でも訪れる人々を驚かせている。旧市街には数多くの門や円形の塔が点在しており、中世にタイムスリップして街を散策しているかのような楽しさがある。
その中でもコネターブルの塔は、街の囲いの中でも最も高い建物として知られている。防衛のための見張り台としてだけではなく、住居として用いられていた時代もあり、壁に据えられた大きなムリオン窓が魅力を惹きたてている。
この街は3世紀頃から城壁に守られた城塞都市としてその名を知れら、宗教戦争が激しさを増した14世紀終わりに改修された強固な壁は今日でも訪れる人々を驚かせている。
旧市街には数多くの門や円形の塔が点在しており、中世にタイムスリップして街を散策しているかのような楽しさがある。
その中でもコネターブルの塔は、街の囲いの中でも最も高い建物として知られている。
防衛のための見張り台としてだけではなく、住居として用いられていた時代もあり、壁に据えられた大きなムリオン窓が魅力を惹きたてている。
観光案内所などがある港から旧市街への入口に構えているのサン・ヴァンサン門は、16世紀終わり頃に起源を持つ。かつては街を防御する城壁の一部として機能していたが、モルビアン湾からの上げ潮によって少しづつ侵食されてしまったため、18世紀に新たに再建された。
イタリア風バロック様式から着想を得た躍動感のある外観が特徴的で、ホタテ貝をモチーフにした彫刻などに飾られている。最も高い場所に据えられた聖ヴァンサン・フェリエの彫像はフランス革命の際に一度壊されてしまったが、1891年に再び設置され行き交う人々を見守っている。
観光案内所などがある港から旧市街への入口に構えているのサン・ヴァンサン門は、16世紀終わり頃に起源を持つ。
かつては街を防御する城壁の一部として機能していたが、モルビアン湾からの上げ潮によって少しづつ侵食されてしまったため、18世紀に新たに再建された。
イタリア風バロック様式から着想を得た躍動感のある外観が特徴的で、ホタテ貝をモチーフにした彫刻などに飾られている。
最も高い場所に据えられた聖ヴァンサン・フェリエの彫像はフランス革命の際に一度壊されてしまったが、1891年に再び設置され行き交う人々を見守っている。
かつてのヴァンヌ市民の生活を象徴するような場所が、マルル川の畔に佇む共同洗濯場である。17世紀頃から洗濯のために多くの女性がこの場所に集まっていたとされ、現在の建物は1797~1807年に建てられたものである。全長は40mにも及び、19世紀中ごろまで公営の洗濯場として用いられていた。
なだらかに蛇行する水の流れに沿って、ブルターニュ伝統の藍色の板石に葺かれた屋根が並ぶ優美な姿が印象的。その周囲は緑豊かな公園となっており、安らぎの空間が広がっている。
かつてのヴァンヌ市民の生活を象徴するような場所が、マルル川の畔に佇む共同洗濯場である。
17世紀頃から洗濯のために多くの女性がこの場所に集まっていたとされ、現在の建物は1797~1807年に建てられたものである。
全長は40mにも及び、19世紀中ごろまで公営の洗濯場として用いられていた。
なだらかに蛇行する水の流れに沿って、ブルターニュ伝統の藍色の板石に葺かれた屋根が並ぶ優美な姿が印象的。
その周囲は緑豊かな公園となっており、安らぎの空間が広がっている。
城壁に並ぶように佇むエルミーヌ城は、ネオクラシカル様式の華麗な佇まいが印象的。14世紀後半にブルターニュ公ジャン4世によって城が築かれ、16世紀までブルターニュ公の住居として用いられていた。
17世紀にヴァンヌ市に寄贈され、1785年に現在の建物が再建された。士官学校や法学校として用いられた後、現在はブルターニュ文化研究所など市民団体の活動の場となっている。建物正面の庭も美しく、1階では特別展なども開催されているのでぜひ立ち寄ってみると良いだろう。
城壁に並ぶように佇むエルミーヌ城は、ネオクラシカル様式の華麗な佇まいが印象的。
14世紀後半にブルターニュ公ジャン4世によって城が築かれ、16世紀までブルターニュ公の住居として用いられていた。
17世紀にヴァンヌ市に寄贈され、1785年に現在の建物が再建された。
士官学校や法学校として用いられた後、現在はブルターニュ文化研究所など市民団体の活動の場となっている。
建物正面の庭も美しく、1階では特別展なども開催されているのでぜひ立ち寄ってみると良いだろう。
モルビアン県ヴァンヌ(バンヌ)/Vannes (MORBIHAN)
面積:32,3km2
人口:5万人(2018年現在)
2021年1月26日:ページ更新
2021年のミシュランガイドで一ツ星に輝いた、2つのレストランを紹介させて頂きます。
サン・ピエ―ル大聖堂近くの17世紀の木組みの民家で営業している、とても趣のあるレストラン。モルビアン湾近郊で採れた地元の素材がふんだんに使われており、美味しい食材の集まるブルターニュならではの料理を提供しています。
名物はヨーロッパアカザエビとキャビアの乗ったキュウリのタルト仕立て。平日お昼に提供しているコースは、前菜+メイン+デザートで35€からです。
ヴァンヌ郊外の自然豊かな閑静なエリアに佇むこのお店は、19世紀の農場を利用した素朴なレストラン。ヴァンヌの中心部からは少し離れているのでタクシーなどの利用も検討してみると良いでしょう。
リーズナブルなビストロメニューは、前菜+メインもしくはメイン+デザートの組み合わせで23€から。本格的な料理を楽しみたいという方は、夜のみに提供している75€ユーロからのコースがお勧めです。
ブルターニュ地方にある美しい村々を訪れるなら、ロシュフォール・アン・テールも併せて訪れてみてはみてはいかがでしょうか?
ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ヴァンヌにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.3と高評価なこの宿泊施設は、19世紀の貴族の館を改装して建てられた趣溢れる建物が印象的です。旧市街地までも100m程と近く、街歩きの拠点としてもお勧め。家族経営の小規模なB&Bにも関わらず、プライベートプールやサウナなども備えており、少し贅沢な滞在が出来ますよ。料金は2名1泊で140€(朝食込)です。
この街からバスでも訪れることが出来るこの村は、ゼラニウムの赤い花に彩られた華やかな街並みが印象的。冬のクリスマスイルミネーションもとても人気があり、村は暖かな光に包まれます。