ロシュフォール・アン・テール/Rochefort-en-Terre

 

【ゼラニウムの花に彩られた村】

 

多くの小島が点在するモルビアン湾と、

アーサー王の剣が眠るメルラン・ランシャントゥールの森とを

結ぶ道の間に位置するこの村は、

大地と海との交易を監視するための

石の砦(roche forte)として築かれた。

「ゼラニウムの村」の愛称で知られ、

村中が鮮やかな赤い花に彩られている。

ロシュフォール・アン・テール/Rochefort-en-Terre

 

【ゼラニウムの花に彩られた村】

 

多くの小島が点在するモルビアン湾と、アーサー王の剣が眠るメルラン・ランシャントゥールの森とを結ぶ道の間に位置するこの村は、大地と海との交易を監視するための石の砦(roche forte)として築かれた。

 

「ゼラニウムの村」の愛称で知られ、村中が鮮やかな赤い花に彩られている。




村の歴史

 

街の起源は11世紀にまで遡り、ブルターニュ公国の最も古い領地の一つであったと伝えられている。深い谷に囲まれた岩山の上に位置していたため、戦略的重要性から国の最重要拠点としての役割を与えられていた。

 

繁栄の歴史は村の高所に位置する、石材の採掘場によってももたらされた。アルドワードと呼ばれる屋根葺き等に用いられる石を1911年まで採掘しており、現在は自然保護区域に指定される絶景としても知られている。この石材は村全域の建物屋根にも使用されており、落ち着きのある調和のとれた景観をもたらしている。

村の歴史

街の起源は11世紀にまで遡り、ブルターニュ公国の最も古い領地の一つであったと伝えられている。

 

深い谷に囲まれた岩山の上に位置していたため、戦略的重要性から国の最重要拠点としての役割を与えられていた。

 

繁栄の歴史は村の高所に位置する、石材の採掘場によってももたらされた。

 

アルドワードと呼ばれる屋根葺き等に用いられる石を1911年まで採掘しており、現在は自然保護区域に指定される絶景としても知られている。

 

この石材は村全域の建物屋根にも使用されており、落ち着きのある調和のとれた景観をもたらしている。

ノートル・ダム・ド・ラ・トゥロンシャイ教会

 

街の少し低くなった窪地に建てられたノートル・ダム・ド・ラ・トゥロンシャイ教会は、村を象徴する場所の一つ。

 

伝承によれば、ノルマンディーからの侵略の際に隠された聖母マリア像を発見した羊飼いが、その場所に教会を建設することを決めたと言われている。教会内にはその出来事が美しく描写されたステンドグラスが残されている。

ノートル・ダム・ド・ラ・トゥロンシャイ教会

街の少し低くなった窪地に建てられたノートル・ダム・ド・ラ・トゥロンシャイ教会は、村を象徴する場所の一つ。

 

伝承によれば、ノルマンディーからの侵略の際に隠された聖母マリア像を発見した羊飼いが、その場所に教会を建設することを決めたと言われている。

 

教会内にはその出来事が美しく描写されたステンドグラスが残されている。

ロシュフォール城公園

 

12世紀より街の高台にロシュフォール家の城が築かれたことで街は繁栄を迎えた。1488年にブルターニュ公国がフランス王国に敗北した出来事をきっかけに一度は廃城を命じられたが、フランス王妃アンヌ・ド・ブルターニュの後見人となったブルターニュ公参謀リウ=ロシュフォール・ジャン4世によって城は再建された。

 

20世紀初めにアメリカ人画家アルフレッド・クロッツの館として改修され、現在は村所有のロシュフォール城公園として整備され一般に開放されており、時間を忘れてのんびりとくつろぐことが出来る。

ロシュフォール城公園

12世紀より街の高台にロシュフォール家の城が築かれたことで街は繁栄を迎えた。

 

1488年にブルターニュ公国がフランス王国に敗北した出来事をきっかけに一度は廃城を命じられたが、フランス王妃アンヌ・ド・ブルターニュの後見人となったブルターニュ公参謀リウ=ロシュフォール・ジャン4世によって城は再建された。

 

20世紀初めにアメリカ人画家アルフレッド・クロッツの館として改修され、現在は村所有のロシュフォール城公園として整備され一般に開放されており、時間を忘れてのんびりとくつろぐことが出来る。

豊かな歴史を感じる旧市街

 

U字型の建物が特徴的な村市場には現在観光案内所などが構え、中央の広場では数多くの催し物が開催される。中央にある井戸が印象的な広場の周りには、ブルターニュらしい花崗岩や木組みの民家が立ち並ぶ。

 

その他にも、サン・ミシェル礼拝堂や、かつての洗濯場、北と南を結び主要路に築かれたレタン門など見どころも多い。

豊かな歴史を感じる旧市街

U字型の建物が特徴的な村市場には現在観光案内所などが構え、中央の広場では数多くの催し物が開催される。

 

中央にある井戸が印象的な広場の周りには、ブルターニュらしい花崗岩や木組みの民家が立ち並ぶ。

 

その他にも、サン・ミシェル礼拝堂や、かつての洗濯場、北と南を結び主要路に築かれたレタン門など見どころも多い。

クリスマス・イルミネーション

 

2001年から始まったクリスマスのイルミネーションは、すっかり村の風物詩となった。街全体が光の魔法にかけられ、ロマンチックな雰囲気に包まれる。細部までこだわり抜かれたクリスマス人形は、子供だけではなく大人まで幻想的な世界へと引き込み、村には優しい時間が流れる。

 

一年を通じて活気のあるロシュフォール・アン・テールは、何度でも訪れたくなるような素朴な温かみのある村である。

クリスマス・イルミネーション

2001年から始まったクリスマスのイルミネーションは、すっかり村の風物詩となった。

 

街全体が光の魔法にかけられ、ロマンチックな雰囲気に包まれる。

 

細部までこだわり抜かれたクリスマス人形は、子供だけではなく大人まで幻想的な世界へと引き込み、村には優しい時間が流れる。

 

一年を通じて活気のあるロシュフォール・アン・テールは、何度でも訪れたくなるような素朴な温かみのある村である。

ロシュフォール・アン・テールについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

モルビアン県ロシュフォール・アン・テール(ロシュフォールアンテール、ロッシュフォール・アン・テール、ロッシュフォールアンテール)

/Rochefort-en-Terre (MORBIHAN)

面積:1,22 km2

人口:627人(2016年現在)

2019年10月2日:ページ更新

2020年4月27日:ページ更新

行き方

モルビアン県の中心都市ヴァンヌからバスが運行しているので、公共交通機関のみでも訪れることが可能です。

 

私はレンタカーを借りて、村に一泊しました。静まり返った夜の景色を眺めたり朝の澄み渡った空気の中で散策できるので、一泊するのがお勧めです。

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ヴァンヌ駅(Vannes)下車。(約2時間30分)

ヴァンヌ駅前停留所(VANNES Gare SNCF)から、ブルターニュ交通ブレイズゴー(Breizhgo)9番線に乗って、ロシュフォール・アン・テール停留所下車(ROCHEFORT EN TERRE/Saint Roch)(約1時間10分)

レンヌ(Rennes)から110km(約1時間20分)

ナント(Nantes)から110km(約1時間30分)

レンヌ・ブルターニュ空港から90km(約1時間10分)

ナント・アトランティック空港から110km(約1時間20分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で2016年に、ロッシュフォール・アン・テールが第1位を獲得した際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。フランス国内において高い人気を誇る村の魅力が詰まっていて、この動画を見れば行ってみたくなること間違いなしです。

レストラン

村の中にはいくつかレストランがありますが、フランスは大都市以外では夜は早めに閉まってしまうので注意が必要です。

 

2019年に実際に訪れたロッシュフォール・アン・テールのレストランを紹介させて頂きますので参考にして頂ければ幸いです。

私たちが食事へと出かけたのは夜9時頃になってしまい、唯一受け入れてくださったのがこのお店でした。食事はフランスのカフェでよく見るようなカジュアルなメニューが多く、値段も控えめです。

 

マルゲリータ・ピザを注文したところ、ハムやエメンタールチーズが乗っていて、モッツァレラとバジルが乗った馴染みのあるものとは全く別のものが出てきました。店員さんに尋ねると「これがうちのマリゲリータです。」という回答が返ってきて、料理表を良く見ると確かにその具材が記載。美味しくいただきましたが、念のため良くメニューを見てから注文した方が良いかもしれません。他にもステーキやハンバーガーなど、どれもボリューム満点でした。

特産品

村の中にはお菓子屋さんやお土産屋さんが点在しているので、買い物には困りません。ただし、店によっては開店時間が遅めなので、事前に確認しておくと良いでしょう。

 

可愛らしい缶に入ったクッキーや手作りヌガーなどもお勧めですが、ここではブルターニュ地方のローカルフードを紹介させて頂きます。

ブルターニュ名物のクイニーアマンは、バターをふんだんに使ったお菓子です。ロシュフォール・アン・テールでは、お土産屋さんで手作りのクイニーアマンを食べることが出来るので、小腹が空いたらぜひ試してみるのがお勧めです。

蜂蜜を使ったお酒シューシェンは、ブルターニュ地方の隠れた特産品の一つです。ケルト時代から造られてきた伝統あるお酒で、ロシュフォール・アン・テールにある醸造所でも造られているので、お土産にもお勧めです。アルコール度数の高いお酒なので、飲みすぎには注意してくださいね。




ロシュフォール・アン・テールのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回は、私たちが実際に滞在したロッシュフォール・アン・テールのお勧めホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。なお、詳しい宿泊レポートも別記事として紹介しています。

Booking.comでロケーションスコア9.7のこのホテルは、村の中央の広場に面しているため客室の窓から村を見渡すことが出来ます。16世紀の館を改装した外観に加え、内装にもこだわっていて、特に「皇帝ナポレオンのスイートルーム」は気品溢れる空間を満喫できるのでお勧めです。料金は部屋によって異なりますが、2名1泊で90~150€(朝食込み)ほど。



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

ロシュフォール・アン・テールから車で1時間30分(100km)

ロシュフォール・アン・テールから車で2時間10分(180km)

ロシュフォール・アン・テールから車で2時間30分(230km)

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