サン・ヴェラン/Saint-Véran

 

【天空に最も近い山村】

 

アルプス山脈が美しいクイラ自然公園の中に佇むこの村は、

ヨーロッパで人が住んでいる自治体として

最も標高の高い場所に位置している。

地元で採れるシストと呼ばれる板石やカラマツを用いた、

伝統的な民家が唯一無二の街並みを形成している。

厳しい環境の中で培われてきた伝統工芸品の他、

夏のハイキングや冬のスキーを楽しみに人々が訪れている。

サン・ヴェラン/Saint-Véran

 

【天空に最も近い山村】

 

アルプス山脈が美しいクイラ自然公園の中に佇むこの村は、ヨーロッパで人が住んでいる自治体として最も標高の高い場所に位置している。

 

地元で採れるシストと呼ばれる板石やカラマツを用いた、伝統的な民家が唯一無二の街並みを形成している。

 

厳しい環境の中で培われてきた伝統工芸品の他、夏のハイキングや冬のスキーを楽しみに人々が訪れている。




村の歴史

 

青銅器時代だった紀元前2世紀に採掘されていた、銅の鉱山の跡が見つかっている。また紀元前6世紀にカヴァイヨンの大司教がドラゴンに致命傷を与え、逃げ込んだこの村で息絶えたとの伝説も残る。しかし中世には外界との接触がほとんどなく、自給自足の生活を営んでいた小さな山村でしか無かった。

 

都市計画上の特徴は、暮らしの知恵が色濃く反映されている。木を用いて暖を取っていた時代、家事を防ぐために村民は意図的に建設不可区域によって隔てられる五つの地区に分けて民家を建設した。結果としてそれぞれの地区が、パン焼き窯、円形の家畜の水飲み場と四角い洗濯場によって構成される泉、礼拝堂、十字架の記念碑を有している。

村の歴史

青銅器時代だった紀元前2世紀に採掘されていた、銅の鉱山の跡が見つかっている。

 

また紀元前6世紀にカヴァイヨンの大司教がドラゴンに致命傷を与え、逃げ込んだこの村で息絶えたとの伝説も残る。

 

しかし中世には外界との接触がほとんどなく、自給自足の生活を営んでいた小さな山村でしか無かった。

 

都市計画上の特徴は、暮らしの知恵が色濃く反映されている。

 

木を用いて暖を取っていた時代、家事を防ぐために村民は意図的に建設不可区域によって隔てられる五つの地区に分けて民家を建設した。

 

結果としてそれぞれの地区が、パン焼き窯、円形の家畜の水飲み場と四角い洗濯場によって構成される泉、礼拝堂、十字架の記念碑を有している。

伝統的な住居が残る街並み

 

この村の伝統的な住居は、フュスト(fuste)と呼ばれる木組みの上階部分とカゼ(Caset)と呼ばれる翼棟で構成される独特な建築的特徴を有している。最も古い建物は少なくとも16世紀に遡ることができ、1641年に建てられた「ル・スーム」と呼ばれる民家は、現在19~20世紀の農民の暮らしを伝える民族資料館として一般公開されているため気軽に訪れる事が出来る。

 

この村では伝統的に家畜と人間がひとつ屋根の下で一緒に暮らしていたため、母屋の1階部分は居住空間および馬小屋となっている。上階部分はカラマツを用いた通気性の良い造りをしており、家畜用の飼料である干し草を保管していた。その脇に佇む翼棟は、キッチンやパンの貯蔵室、羊小屋などとして用いられていた。

伝統的な住居が残る街並み

この村の伝統的な住居は、フュスト(fuste)と呼ばれる木組みの上階部分とカゼ(Caset)と呼ばれる翼棟で構成される独特な建築的特徴を有している。

 

最も古い建物は少なくとも16世紀に遡ることができ、1641年に建てられた「ル・スーム」と呼ばれる民家は、現在19~20世紀の農民の暮らしを伝える民族資料館として一般公開されているため気軽に訪れる事が出来る。

 

この村では伝統的に家畜と人間がひとつ屋根の下で一緒に暮らしていたため、母屋の1階部分は居住空間および馬小屋となっている。

 

上階部分はカラマツを用いた通気性の良い造りをしており、家畜用の飼料である干し草を保管していた。

 

その脇に佇む翼棟は、キッチンやパンの貯蔵室、羊小屋などとして用いられていた。

伝統工芸品

 

厳しい冬を超えるため、村には様々な生活の知恵が残されている。森林資源に恵まれたこの村では、特に木工細工が17~20世紀にかけて大きく発展した。それぞれの住民が工夫を凝らしながら作成した家具や日用品などには見事な装飾が施され、芸術品と呼ぶに相応しい伝統工芸品と言える。

 

また年間300日程が晴れという気象条件を活かして、日時計の使用も伝統として根づいた。村内には少なくとも24の日時計が残されており、現存する最も古いものは19世紀に遡ることが出来る。宗教的な信仰心を示す言葉と共に、異国的な鳥がデザインとしてあしらわれていることが多い。また太陽と天文学をテーマとした科学資料館もあるので、訪れてみると良い。

伝統工芸品

厳しい冬を超えるため、村には様々な生活の知恵が残されている。

 

森林資源に恵まれたこの村では、特に木工細工が17~20世紀にかけて大きく発展した。

 

それぞれの住民が工夫を凝らしながら作成した家具や日用品などには見事な装飾が施され、芸術品と呼ぶに相応しい伝統工芸品と言える。

 

また年間300日程が晴れという気象条件を活かして、日時計の使用も伝統として根づいた。

 

村内には少なくとも24の日時計が残されており、現存する最も古いものは19世紀に遡ることが出来る。

 

宗教的な信仰心を示す言葉と共に、異国的な鳥がデザインとしてあしらわれていることが多い。

 

また太陽と天文学をテーマとした科学資料館もあるので、訪れてみると良い。

サン・ヴェラン教会

 

宗教戦争の際に取り壊された教会に代わって、新たに17世紀に建てられたのが村の中心に佇むサン・ヴェラン教会。元々は鐘楼を備えていなかったが、1838年に付け加えられ現在の姿となった。入口で柱を支えている、手に子供を抱える2匹のライオンが印象的である。

 

教会内はバロック様式の美しい調度品に彩られており、その中でも1684年に制作された祭壇画は特に見応えがある。またクリスマスの時期に展示されるキリストの生誕の場面を描いた木彫りの人形は、1950年代に村に住む各家族がそれぞれ一つずつ持ち寄って完成させたものである。

サン・ヴェラン教会

宗教戦争の際に取り壊された教会に代わって、新たに17世紀に建てられたのが村の中心に佇むサン・ヴェラン教会。

 

元々は鐘楼を備えていなかったが、1838年に付け加えられ現在の姿となった。

 

入口で柱を支えている、手に子供を抱える2匹のライオンが印象的である。

 

教会内はバロック様式の美しい調度品に彩られており、その中でも1684年に制作された祭壇画は特に見応えがある。

 

またクリスマスの時期に展示されるキリストの生誕の場面を描いた木彫りの人形は、1950年代に村に住む各家族がそれぞれ一つずつ持ち寄って完成させたものである。

サン・ヴェランについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

オート・アルプ県サン・ヴェラン(サンヴェラン)/Saint-Véran (HAUTES-ALPES)

面積:44,75km2

人口:165人(2022年現在)

写真1枚目:Photoed by OT Queyras – Wikipedia

写真2枚目:Photoed by kata220 – pixabay.com

写真3枚目:Photoed by MOSSOT – Wikipedia

写真4枚目:Photoed by Pmk58 – Wikipedia

写真5枚目:Photoed by Samuel Marcillet – Wikipedia

写真6枚目:Photoed by France64160 – Wikipedia

写真7枚目:Photoed by Pmau – Wikipedia

2025年8月21日:ページ更新

行き方

モンドーファン=ギレストル駅という駅からシャトルバスが運行していますが、24時間前までに予約が必要なため注意をしてください。また冬季は南フランスの中心都市マルセイユやエクス・アン・プロヴァンスからスキー用の高速バスも運行していますよ。

 

レンタカーを借りるのがお勧めで、車窓からアルプスの雄大な山々を眺めることが出来ます。冬は積雪の多い場所なので、冬タイヤの準備を忘れないようにしましょう。

パリ・リヨン駅(Paris-Gare-de-Lyon)からTGVに乗って、マルセイユ・サン=シャルル(Marseille Saint-Charles)駅下車(約3時間20分)

マルセイユ・サン=シャルル駅から、SNCF在来線(Train ZOU !)に乗って、モンドーファン=ギレストル駅(Mont-Dauphin – Guillestre)下車(約4時間20分)

モンドーファン=ギレストル駅前停留所からシャトルバス(navettes ZOU)に乗って、サン・ヴェラン停留所下車(約1時間)

 

※24時間前までに予約が必要なため注意をしてください。

トリノ(Torino)から150km(約3時間)

マルセイユ(Marseille)から270km(約3時間20分)

リヨン(Lyon)から280km(約4時間30分)

トリノ空港(イタリア)から180km(約3時間10分)

マルセイユ・プロバンス空港から270km(約3時間20分)

リヨン=サン・エグジュペリ空港から270km(約4時間10分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2021年にサン・ヴェランがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

サン・ヴェランのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はサン・ヴェランにあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、かつての羊飼いの家を見事にリノベーションしたホテルです。この地域の伝統的な民家の面影を尊重しながらも、快適に過ごしやすい空間を実現しています。チーズ・フォンデュなどアルプス地方の料理を楽しめるレストランも併設されており、ホテル内で食事を楽しむことが出来るのも魅力です。料金は2名1泊で120€(朝食別)。

 

6名まで宿泊可能な客室もあるため、ご家族での利用もお勧めですよ。



Booking.com




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