モントレゾール/Montrésor
【アンドル川沿いから見上げる村の眺望】
庭師の橋から川の対岸へと渡り、
アンドル川沿いの見晴らしの良い散歩道を進めば、
川面にモントレゾール城が映し出される素晴らし眺めが待っている。
村の中心には半穴居式住宅やコロンバージュ様式の民家が建ち並び、
色とりどりの花々に彩られる長閑な街並みが広がる。
村が誇る宝のような場所を巡りながら、
情緒溢れる景色や味わい深い歴史を発見したい。
庭師の橋から川の対岸へと渡り、
アンドル川沿いの見晴らしの良い散歩道を進めば、
川面にモントレゾール城が映し出される素晴らし眺めが待っている。
村の中心には半穴居式住宅やコロンバージュ様式の民家が建ち並び、
色とりどりの花々に彩られる長閑な街並みが広がる。
村が誇る宝のような場所を巡りながら、
情緒溢れる景色や味わい深い歴史を発見したい。
庭師の橋から川の対岸へと渡り、アンドル川沿いの見晴らしの良い散歩道を進めば、川面にモントレゾール城が映し出される素晴らし眺めが待っている。
村の中心には半穴居式住宅やコロンバージュ様式の民家が建ち並び、色とりどりの花々に彩られる長閑な街並みが広がる。
村が誇る宝のような場所を巡りながら、情緒溢れる景色や味わい深い歴史を発見したい。
11世紀初めに「黒のハヤブサ」の愛称で知られるアンジュー伯フルク5世(Compte d’Anjou Foulques III)がトゥーレーヌの街からの侵攻に備えるため、トゥールの南東アンドル川沿いに佇むこの村に要塞を築いた。防衛のための二重壁の構成は、今日も見て取ることが出来る。
18世紀に羊毛の市場として活用されたアル・デ・カルドゥー(Halle des Cardeux)は、文化イベントや常設展を開催するスペースとして利活用されている。また、望楼と共に16世紀に建設された書記官の館(Logis du Chancelier)は村役場になっている。
11世紀初めに「黒のハヤブサ」の愛称で知られるアンジュー伯フルク5世(Compte d’Anjou Foulques III)がトゥーレーヌの街からの侵攻に備えるため、トゥールの南東アンドル川沿いに佇むこの村に要塞を築いた。防衛のための二重壁の構成は、今日も見て取ることが出来る。
18世紀に羊毛の市場として活用されたアル・デ・カルドゥー(Halle des Cardeux)は、文化イベントや常設展を開催するスペースとして利活用されている。
また、望楼と共に16世紀に建設された書記官の館(Logis du Chancelier)は村役場になっている。
防壁の内側にあるルネサンス様式の城は、歴代フランス王室で参事官を務めたアンベール・ド・バスタルネ(Imbert de Bastarnay)が15世紀終わりに建設したものである。
モントレゾール城の美しさを引き立てるように、周りを公園が囲んでいる。樹齢100年を超える木々や、19世紀に活躍した彫刻家コスタンティーノ・コルティやジュールス・フランチェスキらの彫刻が美しく飾られたこの公園からは、牧歌的で魅力溢れる街並みを望むことが出来る。
防壁の内側にあるルネサンス様式の城は、歴代フランス王室で参事官を務めたアンベール・ド・バスタルネ(Imbert de Bastarnay)が15世紀終わりに建設したものである。
モントレゾール城の美しさを引き立てるように、周りを公園が囲んでいる。
樹齢100年を超える木々や、19世紀に活躍した彫刻家コスタンティーノ・コルティやジュールス・フランチェスキらの彫刻が美しく飾られたこの公園からは、牧歌的で魅力溢れる街並みを望むことが出来る。
1849年、モントレゾール城はナポレオン三世の友人でポーランド・リトアニア共和国の伯爵クサヴェリ・ブラニツキ(Ksawery Branicki)の手に渡り、修復が施された。
またブラニッキは数多くの美術品を収集したことでも知られ、ラファエロ、ヴェロネーゼ、カラヴァッジョといったルネサンス期の巨匠や、カプリンスキーやヴィンターハルターといったポーランドにゆかりのある芸術家の絵画、またピエール・ヴァノーの彫刻などが収蔵されている。現在の城は美術館として活用されており、名画の数々をゆっくりと鑑賞することが出来る。
1849年、モントレゾール城はナポレオン三世の友人でポーランド・リトアニア共和国の伯爵クサヴェリ・ブラニツキ(Ksawery Branicki)の手に渡り、修復が施された。
またブラニッキは数多くの美術品を収集したことでも知られ、ラファエロ、ヴェロネーゼ、カラヴァッジョといったルネサンス期の巨匠や、カプリンスキーやヴィンターハルターといったポーランドにゆかりのある芸術家の絵画、またピエール・ヴァノーの彫刻などが収蔵されている。
現在の城は美術館として活用されており、名画の数々をゆっくりと鑑賞することが出来る。
16世紀に建てられたサン・ジャン・バプティスト参事会教会は、洗礼者ヨハネに捧げられている。その美しい建物は、初期ルネサンス様式の最高傑作の1つとして知られている。
教会内にあるアンベール・ド・バスタルネ家の3体の横臥彫像が眠る墓や、バロック期のフランス派画家フィリップ・ド・シャンパーニュによって描かれた『受胎告知』は必見。また16世紀に作られたステンドグラスや聖職者席、祭壇画が収められている他、ローマ教皇サン・ジャン・ポール2世(Saint Jean-Paul II)が実際に被っていた帽子は、村の宝として大切に保管されている。
16世紀に建てられたサン・ジャン・バプティスト参事会教会は、洗礼者ヨハネに捧げられている。その美しい建物は、初期ルネサンス様式の最高傑作の1つとして知られている。
教会内にあるアンベール・ド・バスタルネ家の3体の横臥彫像が眠る墓や、バロック期のフランス派画家フィリップ・ド・シャンパーニュによって描かれた『受胎告知』は必見。
また16世紀に作られたステンドグラスや聖職者席、祭壇画が収められている他、ローマ教皇サン・ジャン・ポール2世(Saint Jean-Paul II)が実際に被っていた帽子は、村の宝として大切に保管されている。
ある文献によれば、10世紀頃トゥール大聖堂参事会の宝物庫管理人(Trésorier)がこの地を支配していたため、トレゾリエの山(Mont du Trésorier)と呼ばれたことに村の名が由来すると考えられている。
しかし村には、村の名前に関する別の伝説も残されている。ある日、ゴントランという若い王様が小川の畔でうたた寝をしていた所、小さな1匹のトカゲが顔に上に乗っているのを従者が発見した。従者はそのトカゲを切り裂こうとしたが、動物を哀れだと思った小さな王様はそれを制止した。岩陰に隠れたトカゲが再び姿を現したとき、そこから黄金が流れ出し、その富でこの村の丘に城を築いたことからこの地が宝の山(Mont trésor)と呼ばれるようになったという言い伝えである。
ある文献によれば、10世紀頃トゥール大聖堂参事会の宝物庫管理人(Trésorier)がこの地を支配していたため、トレゾリエの山(Mont du Trésorier)と呼ばれたことに村の名が由来すると考えられている。
しかし村には、村の名前に関する別の伝説も残されている。
ある日、ゴントランという若い王様が小川の畔でうたた寝をしていた所、小さな1匹のトカゲが顔に上に乗っているのを従者が発見した。
従者はそのトカゲを切り裂こうとしたが、動物を哀れだと思った小さな王様はそれを制止した。
岩陰に隠れたトカゲが再び姿を現したとき、そこから黄金が流れ出し、その富でこの村の丘に城を築いたことからこの地が宝の山(Mont trésor)と呼ばれるようになったという言い伝えである。
アンドル・エ・ロワール県モントレゾール(モントレゾー)/Montrésor (INDRE-ET-LOIRE)
※Googleマップでは「モンレゾー(Mont-résor)」という日本語読みになっていますが、「Mon-trésor」で読むのが正しく「モントレゾール」という読みを当てています。
面積:0,98km2
人口:351人(2015年現在)
スタシオン・ヴェルト(station verte):フランス・エコツーリズム協会(Fédération française des stations vertes de vacances et des villages de neige)
2018年9月12日:ページ更新
2020年6月7日:ページ更新
この村へ向かう電車やバスは今の所ないため、近郊の街からタクシー等の手配が必要です。
2019年にこの村を訪れた際はレンタカーを利用しました。ロワール渓谷に点在する古城も一緒に巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。
パリ・モンパルナス駅(Paris-Montparnasse 1-2)からSNCFに乗って、トゥール(Tours)駅下車(※最も早い電車で約1時間20分)
トゥール(Tours)駅から、SNCFの電車(TER)もしくはバス(Car)に乗ってロシュ駅(Loches)下車(※約1時間)
ロシュ駅(Loches)から、タクシーに乗ってモントレゾーへ(※約20分)
トゥール(Tours)から70km(約1時間)
ポワティエ(Poitiers)から120km(約1時間40分)
パリ(Paris)から250km(約3時間)
パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から290km(約3時間20分)
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2015年にモントレゾールが第2位を獲得した際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。可愛らしい2人の少女と一緒に村の魅力を発見していく動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
人口400程の小さな村なので、飲食店の数は限られています。簡単な食事で済ませたいという方は大丈夫ですが、本格的な食事を楽しみたいという方は、近郊の街のレストランの利用することをお勧めします。
2019年に実際に利用したクレープリーを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。
村の対岸へと渡る「庭師の橋」のすぐ手前に位置しているのが、このクレープリーです。テラス席で食事をすることができ、とても気持ちが良かったです。
前菜・ガレット・デザートの3コースで14,5€、ハム・チーズ・卵のガレットが単品で8.5€と比較的安価なので、ちょっとした軽食を取りながら休憩したいという方にはぴったりです。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。モントレゾールにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。(※ただし、どの宿も中心市街地から距離があるので車などの移動手段が必要となります。)
Booking.com の総合スコア8.8のこの宿泊施設は、アンドル川の畔に建てられた19世紀のお屋敷に宿泊することが出来ます。ホテルの周りには馬が飼育されていて、長閑な田園風景が広がっています。客室は簡素ですが、暖炉のあるエレガントな共用リビングを使用することが出来ます。料金は2名1泊で90€(朝食込)で、中心市街地からは600mほど離れています。
Booking.com の総合スコア9.1と高評価なこちらの宿は、1208年から続くかつて修道院だった建物に宿泊することが出来ます。建物内へ通じる道には絵本の世界のような橋が架けられ、その歴史的な佇まいは圧巻の光景です。客室も中世のようなアンティークな内装にこだわっており、まるでタイムスリップしたかのような体験をすることが出来ます。料金は2名1泊で100€~140€(朝食込)で、中心市街地からは5kmほど離れています。
Booking.com の総合スコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、綺麗にリノベーションされた19世紀の農場に宿泊することが出来ます。広々とした空間の客室は、こだわりを感じる内装。美しい庭と豊かな自然に囲まれているので、リラックスできるでしょう。ホストのアンリさんとパトリシアさんによる温かい受け入れや、美味しい朝食などへの口コミも多く見られます。現在Booking.comからの予約には2泊以上が必要で、料金は2名2泊で220€~250€(朝食込)です。また中心市街地からは3kmほど離れています。
【一緒に訪れたい美しい村】
モントレゾーから車で60分(70km)
モントレゾーから車で60分(70km)