ルブルサック/Loubressac
【褐色の屋根が輝く丘の村】
ケルシー地方の伝統的な民家が建ち並ぶこの村は、
ドルドーニュ渓谷とバーブ渓谷の
雄大な景色を望む崖の上に佇んでいる。
褐色の瓦屋根を被った黄土色の家々は、
太陽の光に照らされ輝きを放つ。
ルネサンス様式の窓や玄関へと続く階段。
花々に彩られた小さな庭を眺めながら散策すれば、
心が和む時間を過ごすことが出来るだろう。
ケルシー地方の伝統的な民家が建ち並ぶこの村は、
ドルドーニュ渓谷とバーブ渓谷の
雄大な景色を望む崖の上に佇んでいる。
褐色の瓦屋根を被った黄土色の家々は、
太陽の光に照らされ輝きを放つ。
ルネサンス様式の窓や玄関へと続く階段。
花々に彩られた小さな庭を眺めながら散策すれば、
心が和む時間を過ごすことが出来るだろう。
ケルシー地方の伝統的な民家が建ち並ぶこの村は、ドルドーニュ渓谷とバーブ渓谷の雄大な景色を望む崖の上に佇んでいる。
褐色の瓦屋根を被った黄土色の家々は、太陽の光に照らされ輝きを放つ。
ルネサンス様式の窓や玄関へと続く階段。花々に彩られた小さな庭を眺めながら散策すれば、心が和む時間を過ごすことが出来るだろう。
ルブルサックの名が最初に言及されるのは9世紀のことで、ボーリウ大修道院の聖職祿記録集の中に登場する。当時はエグリーズ・バス(Eglise Basse)と呼ばれる現在より50メートルほど低い場所に、カルトラムと呼ばれる原初的な城塞都市とサン・ピエール教会が構えていた。
百年戦争によって街はイギリス軍に占領され廃墟と化したが、1352年にギヨーム・ロジェ・ド・ボーフォール・チュレンヌ子爵によって村は解放された。
ルブルサックの名が最初に言及されるのは9世紀のことで、ボーリウ大修道院の聖職祿記録集の中に登場する。
当時はエグリーズ・バス(Eglise Basse)と呼ばれる現在より50メートルほど低い場所に、カルトラムと呼ばれる原初的な城塞都市とサン・ピエール教会が構えていた。
百年戦争によって街はイギリス軍に占領され廃墟と化したが、1352年にギヨーム・ロジェ・ド・ボーフォール・チュレンヌ子爵によって村は解放された。
百年戦争の後にチュレンヌ子爵から領地の発展の命を授かったアデマール・デーグルフイユは、丘の頂上に新しい城を築き村の復興に多大な貢献を果たした。その後、オーベルニュやリムーザンの人々が再び住み始め、現在の村の原型を形成することとなる。
ルブルサック城は時代を経るごとに所有者が変わり、その度に改修が加わったという歴史を持つ。そのため地層のように積み重ねてきた、様々な建築様式が混在している。20世紀初頭にはアカデミー・フランス会員で、当時屈指の風刺作家として名を馳せたアンリ・ラヴダンが所有していたことでも知られている。
百年戦争の後にチュレンヌ子爵から領地の発展の命を授かったアデマール・デーグルフイユは、丘の頂上に新しい城を築き村の復興に多大な貢献を果たした。
その後、オーベルニュやリムーザンの人々が再び住み始め、現在の村の原型を形成することとなる。
ルブルサック城は時代を経るごとに所有者が変わり、その度に改修が加わったという歴史を持つ。
そのため地層のように積み重ねてきた、様々な建築様式が混在している。
20世紀初頭にはアカデミー・フランス会員で、当時屈指の風刺作家として名を馳せたアンリ・ラヴダンが所有していたことでも知られている。
村の中心広場に佇むサン・ジャン・バプティスト教会は14世紀に建設され、16世紀に大規模な改築が施された。1520年に造られた玄関扉上に描かれたタンパン画では、磔にされたキリストの姿が見事に描かれている
入口横に彫らた2匹のライオンを象った彫刻は、12世紀にあったサン・ピエール教会から持ち込まれたものであると考えられている。また教会内では、18世紀の見事な祭壇画が光り輝いている。
村の中心広場に佇むサン・ジャン・バプティスト教会は14世紀に建設され、16世紀に大規模な改築が施された。
1520年に造られた玄関扉上に描かれたタンパン画では、磔にされたキリストの姿が見事に描かれている
入口横に彫らた2匹のライオンを象った彫刻は、12世紀にあったサン・ピエール教会から持ち込まれたものであると考えられている。
また教会内では、18世紀の見事な祭壇画が光り輝いている。
村からは周囲の集落を結ぶいくつものハイキング・コースが整備されており、壮大な大自然の中を歩いてリフレッシュすることが出来る。道中には泉や巨大な石碑があり、石灰岩が広がるカルスト台地へ続く道もある。
また、アンゴラヤギを飼育するラ・フェルム・ド・シランという牧場も興味深い。生き生きとしたヤギの姿を間近に見ることが出来る他、アンゴラヤギの毛を用いて作られる織物モヘヤ(Mohair)の加工過程を知ることの出来るビデオも上映している。
その他、ルブルサックの平原は第2次世界大戦時にパラシュートによる物資投下の重要な場となったこととしても知られ、1944年には500個のコンテナに積まれた110トンにも及ぶ武器が配られたという記録が残されている。
村からは周囲の集落を結ぶいくつものハイキング・コースが整備されており、壮大な大自然の中を歩いてリフレッシュすることが出来る。
道中には泉や巨大な石碑があり、石灰岩が広がるカルスト台地へ続く道もある。
また、アンゴラヤギを飼育するラ・フェルム・ド・シランという牧場も興味深い。
生き生きとしたヤギの姿を間近に見ることが出来る他、アンゴラヤギの毛を用いて作られる織物モヘヤ(Mohair)の加工過程を知ることの出来るビデオも上映している。
その他、ルブルサックの平原は第2次世界大戦時にパラシュートによる物資投下の重要な場となったこととしても知られ、1944年には500個のコンテナに積まれた110トンにも及ぶ武器が配られたという記録が残されている。
ロット県ルブルサック(ルブレサック)/Loubressac (LOT)
面積:23,75 km2
人口:550人(2016年現在)
2019年01月19日:ページ更新
2020年6月12日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。
2018年にこの村を訪れた際はレンタカーを利用しました。近隣に美しい村が集まっているこの地域は、一日に数カ所の美しい村を巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。
トゥールーズ・マタビオ駅(Toulouse-Matabiau)からSNCFに乗って、カプドナック駅(Capdenac)で乗り換えて、グラマ駅(Gramat)へ(※最も早い乗り換えルートで約3時間)
グラマ(Gramat)からタクシーに乗って、ルブルサックへ(※約20分)
ボルドー(Bordeaux)から260km(約3時間)
トゥールーズ(Toulouse)から180km(約2時間10分)
ボルドー・メリニャック空港から270km(約3時間)
トゥールーズ・ブラニャック空港から180km(約2時間)
人口500程の小さな村なので飲食店の数は限られますが、オフシーズンに訪れても営業しているレストランがありました。
2019年に実際に利用したレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。
村の入口に位置しているこのレストランは、窓辺からドルドーニュ渓谷と崖の上の集落を眺めながら食事をすることができるので、とても雰囲気が良かったです。
料理はシンプルですが、平日は前菜・メイン・デザートで15€と気楽に楽しめる価格のコースがあります。また同じ品数で23.5€のテロワール・コースでは、ケルシー産の羊肉やロカマドール・チーズなど地元の食材にこだわった料理を味わうことが出来ます。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ルブルサックにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.com のロケーションスコアが8.5と高評価で、ルブルサックの集落はもちろん、ドルドーニュ渓谷やカステルノー城の姿も望むことが出来ます。中心市街地から400m程離れた閑静な場所に位置しており、プライベート・プールもあるのでのんびりとした滞在を楽しめます。料金は2名1泊で110€~130€。
非常に眺めの良い村の入口に位置しており、前項目でも紹介させて頂いたレストランが併設されています。ただし、口コミでは客室の古さや壁の薄さなどについてコメントがある為、気になる方にはあまりお勧め出来ません。料金は2名1泊で90€です。
Booking.com の総合スコアでも高評価で、ケルシー地方風の一軒家を借りることが出来ます。3つのベッドルームを備えており、最大7名まで宿泊することが出来るので大人数での利用にお勧め。中心市街地まで、3kmほど離れているので車で移動できると良いでしょう。料金は人数によりますが、1泊で100€~160€です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ルブルサックから車で20分(10km)
ルブルサックから車で20分(20km)
ルブルサックから車で40分(30km)
ルブルサックから車で40分(40km)
ルブルサックから車で40分(40km)