フリヒリアナ/Frigiliana

 

【異教徒が融和する純白の村】

 

緑の丘に粉糖を振りかけたかのように白く染まるこの村は、

テヘダ山脈アルミハラ・イ・アルハマ自然公園の崖の上に佇む。

高台に位置するバリバルト地区はアラブの時代の面影を色濃く残し、

石灰岩の白い壁沿いに続く曲がりくねった小路を歩くと、

この村の持つ稀有な歴史性に一層惹きつけられる。

1982年にはスペイン国内の景観美化アワードで、

最優秀賞を受賞したこともある名実共に美しい村である。

フリヒリアナ/Frigiliana

 

【異教徒が融和する純白の村】

 

緑の丘に粉糖を振りかけたかのように白く染まるこの村は、テヘダ山脈アルミハラ・イ・アルハマ自然公園の崖の上に佇む。

 

高台に位置するバリバルト地区はアラブの時代の面影を色濃く残し、石灰岩の白い壁沿いに続く曲がりくねった小路を歩くと、この村の持つ稀有な歴史性に一層惹きつけられる。

 

1982年にはスペイン国内の景観美化アワードで、最優秀賞を受賞したこともある名実共に美しい村である。




フリヒリアナ城

 

村の歴史は古く紀元前にまで遡ることができるが、村が大きく発展したのは8世紀にイベリア半島を支配したイスラム系ムーア人の入植後である。15世紀にキリスト教国家軍によって占領された後、キリスト教に改宗した旧イスラム教徒とキリスト教支配下のイスラム教徒が育んだモリスコ・ムデハル文化による唯一無二の街並みが形成された。

 

集落を見下ろす丘の上には、イスラム系国家によって支配されていた10世紀前後に起源を持つフリヒリアナ城が建っていた。16世紀にイスラム教徒による反乱が起きると、1569年にカスティーリャ大司令官の命によって城塞は破壊されてしまった。別名リサール城の名でも呼ばれ、現在は基礎や城壁の一部のみが残されている。

フリヒリアナ城

村の歴史は古く紀元前にまで遡ることができるが、村が大きく発展したのは8世紀にイベリア半島を支配したイスラム系ムーア人の入植後である。

 

15世紀にキリスト教国家軍によって占領された後、キリスト教に改宗した旧イスラム教徒とキリスト教支配下のイスラム教徒が育んだモリスコ・ムデハル文化による唯一無二の街並みが形成された。

 

集落を見下ろす丘の上には、イスラム系国家によって支配されていた10世紀前後に起源を持つフリヒリアナ城が建っていた。

 

16世紀にイスラム教徒による反乱が起きると、1569年にカスティーリャ大司令官の命によって城塞は破壊されてしまった。

 

別名リサール城の名でも呼ばれ、現在は基礎や城壁の一部のみが残されている。

フリヒリアナ伯爵邸とアペロ邸

 

16世紀にフリヒリアナ伯爵が建てた邸宅は、別名エル・インジェニオの名で親しまれている。漆喰によって描かれる壁面装飾ズグラッフィートなど、ルネサンス様式の優美な外観が魅力となっている。1930年に所有者が代わってから現在に至るまで、ヨーロッパで唯一のサトウキビ糖蜜を生産する工場として営業している。

 

17世紀に建てられたアペロ邸もこの村の領主によって建てられ、家畜小屋および穀物や農具を保管する倉庫として用いられていた。現在は観光案内所や村役場として活用されているほか、2009年にはフリヒリアナ考古学博物館も併設され、この村の類稀な歴史を理解する上で欠かせない場所となっている。

フリヒリアナ伯爵邸とアペロ邸

16世紀にフリヒリアナ伯爵が建てた邸宅は、別名エル・インジェニオの名で親しまれている。

 

漆喰によって描かれる壁面装飾ズグラッフィートなど、ルネサンス様式の優美な外観が魅力となっている。

 

1930年に所有者が代わってから現在に至るまで、ヨーロッパで唯一のサトウキビ糖蜜を生産する工場として営業している。

 

17世紀に建てられたアペロ邸もこの村の領主によって建てられ、家畜小屋および穀物や農具を保管する倉庫として用いられていた。

 

現在は観光案内所や村役場として活用されているほか、2009年にはフリヒリアナ考古学博物館も併設され、この村の類稀な歴史を理解する上で欠かせない場所となっている。

17世紀の噴水とサン・アントニオ・デ・パドュア教会

 

歴史地区はイスラム文化圏の影響が豊富に残されており、1640年に作られた噴水であるフエンテ・ビエハも異国情緒が漂っている。住民たちの水汲み場や家畜の水汲み場として用いられていたこの場所からは、当時の人々の暮らしを伺い知ることができる。噴水の上部には、当時の領主であったフリヒリアナ伯爵家の盾の紋章も刻まれている。

 

1676年に起源を持つサン・アントニオ・デ・パドュア教会は、ルネサンス様式が美しい純白の外観が印象的。ファサードにレンガ造りの跡が見られるのは、壁を白塗りにしていなかった建設当初の文化的背景を反映している。また教会内では、イスラム美術とキリスト美術の技法が融和したムデハル様式の装飾も見られる。

17世紀の噴水とサン・アントニオ・デ・パドュア教会

歴史地区はイスラム文化圏の影響が豊富に残されており、1640年に作られた噴水であるフエンテ・ビエハも異国情緒が漂っている。

 

住民たちの水汲み場や家畜の水汲み場として用いられていたこの場所からは、当時の人々の暮らしを伺い知ることができる。

 

噴水の上部には、当時の領主であったフリヒリアナ伯爵家の盾の紋章も刻まれている。

 

1676年に起源を持つサン・アントニオ・デ・パドュア教会は、ルネサンス様式が美しい純白の外観が印象的。

 

ファサードにレンガ造りの跡が見られるのは、壁を白塗りにしていなかった建設当初の文化的背景を反映している。

 

また教会内では、イスラム美術とキリスト美術の技法が融和したムデハル様式の装飾も見られる。

豊かな文化・伝統

 

様々な郷土料理が楽しめるこの村で、特に有名なものは子ヤギ肉を用いた料理である。またタラのスープはアンダルシア地域の名物なので、是非とも味わいたい一品。その他、サトウキビの糖蜜やオリーブ・オイルなどの生産でも有名で、キャンディーの一種であるアロピアやマルコチャスという名の郷土菓子も人気がある。

 

8月の最終週にはフリヒリアナ・トゥレス・クルトゥレス・フェスティバルが催され、この村でキリスト教・イスラム教・ユダヤ教の3つの歴史的・文化的な伝統が交わり共存することが祝われる。村中の至る所にブースが設けられ、様々な音楽・芸術・食文化などに触れることが出来る盛大なイベントである。

豊かな文化・伝統

様々な郷土料理が楽しめるこの村で、特に有名なものは子ヤギ肉を用いた料理である。

 

またタラのスープはアンダルシア地域の名物なので、是非とも味わいたい一品。

 

その他、サトウキビの糖蜜やオリーブ・オイルなどの生産でも有名で、キャンディーの一種であるアロピアやマルコチャスという名の郷土菓子も人気がある。

 

8月の最終週にはフリヒリアナ・トゥレス・クルトゥレス・フェスティバルが催され、この村でキリスト教・イスラム教・ユダヤ教の3つの歴史的・文化的な伝統が交わり共存することが祝われる。

 

村中の至る所にブースが設けられ、様々な音楽・芸術・食文化などに触れることが出来る盛大なイベントである。

フリヒリアナについて詳しく知りたい!

スペインの最も美しい村

マラガ県フリヒリアナ(フリヒリアーナ)/Frigiliana(MALAGA)

面積:40,49 km2

人口:3383人(2025年現在)

写真1枚目:Photoed by SteenJepsen – Pixabay

写真2枚目:Photoed in Pixabay

写真3, 4, 7枚目:Photoed by Franz-Josef Molitor – Flickr

写真5枚目:Photoed by Samu73 – Flickr

写真6枚目:Photoed by Jilles Dissel – Flickr

2018年8月11日:ページ更新

2026年3月20日:ページ更新

行き方

マラガ県の小さな街ネルハからバスが運行しているので、公共交通機関のみでも訪れることができます

 

スペインの中核都市でレンタカーを借りてこの村を訪れるのもお勧めで、道中ではアンダルシア地方の美しい海岸線や雄大な自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。

マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅(Madrid-Puerta de Atocha-Almudena Grandes )からスペイン国鉄(Renfe)の高速鉄道(AVE)に乗って、マラガ・マリア・サンブラーノ駅(Málaga María Zambrano)下車。(約2時間50分)

 

マラガ(Málaga)からALSA社の運行するバスに乗って、ネルハ(Nerja)停留所下車。(約1時間30分)

 

ネルハ(Nerja)からバスを乗り換えて、フリヒリアナ停留所下車。(約30分)

マラガ(Málaga)から60km(約50分)

セビーリャ(Sevilla)から270km(約3時間)

マドリッド(Madrid)から520km(約5時間30分)

マラガ=コスタ・デル・ソル空港(別名:パブロ・ルイス・ピカソ国際空港)から80km(約1時間)

アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港から530km(約5時間20分)




フリヒリアナのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。フリヒリアナにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーションスコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、歴史地区の入り口に位置しているため村の散策に便利なホテルです。白を基調とした建物内はオリエンタルなテイストがあり、キリスト教とイスラム教の美が混ざり合うアンダルシア地方特有の雰囲気を感じることができます。プライベートプールを備えているほか、徒歩圏内にレストランやタパスバーなどもあるため、のんびりと滞在することができます。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で90€~110€(朝食別)です。



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