フリアス/Frías
【天空に浮かぶ中世の村】
小さな山々が織り成す美しい稜線が魅力的なブルゴス地方の崖に沿って、
この地域の伝統的な木骨組みの民家が建ち並ぶこの村。
「冷たい水」という意味の言葉から派生した村の名は、
麓を流れるエブロ川に由来しており、
穏やかで透明感ある川を跨いで中世の橋が架けられている。
季節によっては集落が佇む丘は雲海に包まれ、
まるで空中都市を彷彿とさせる神秘的な光景が広がる。
小さな山々が織り成す美しい稜線が魅力的なブルゴス地方の崖に沿って、
この地域の伝統的な木骨組みの民家が建ち並ぶこの村。
「冷たい水」という意味の言葉から派生した村の名は、
麓を流れるエブロ川に由来しており、
穏やかで透明感ある川を跨いで中世の橋が架けられている。
季節によっては集落が佇む丘は雲海に包まれ、
まるで空中都市を彷彿とさせる神秘的な光景が広がる。
目次【本ページの内容】
小さな山々が織り成す美しい稜線が魅力的なブルゴス地方の崖に沿って、この地域の伝統的な木骨組みの民家が建ち並ぶこの村。
「冷たい水」という意味の言葉から派生した村の名は、麓を流れるエブロ川に由来しており、穏やかで透明感ある川を跨いで中世の橋が架けられている。
季節によっては集落が佇む丘は雲海に包まれ、まるで空中都市を彷彿とさせる神秘的な光景が広がる。
目次【本ページの内容】
標高約600m程の丘の上に佇む岩山の頂から、ダイナミックな姿で集落を見守るフリアス城。恵まれた立地から9世紀にはすでにこの地に要塞が築かれていたとされ、ベラスコ城の名でも知られている。12世紀にはカスティーリャ国王アルフォンソ8世の統治下において、ナバラ王国との国境を監視するための強固な防衛システムを備えた現在の城の原型が完成した。
13世紀の城壁と壕に囲まれた城と集落は、唯一の橋によって結ばれている。主塔を登れば、赤褐色の瓦屋根に統一されたこの村の美しい街並みと、エブロ川流域の雄大な自然を見渡すことの出来る見事なパノラマが広がっている。
標高約600m程の丘の上に佇む岩山の頂から、ダイナミックな姿で集落を見守るフリアス城。
恵まれた立地から9世紀にはすでにこの地に要塞が築かれていたとされ、ベラスコ城の名でも知られている。
12世紀にはカスティーリャ国王アルフォンソ8世の統治下において、ナバラ王国との国境を監視するための強固な防衛システムを備えた現在の城の原型が完成した。
13世紀の城壁と壕に囲まれた城と集落は、唯一の橋によって結ばれている。
主塔を登れば、赤褐色の瓦屋根に統一されたこの村の美しい街並みと、エブロ川流域の雄大な自然を見渡すことの出来る見事なパノラマが広がっている。
崖のすぐ手前に佇むサン・ビセンテ・マルティン・イ・サン・セバスチャン教会は、初期ロマネスク様式の面影が残る荘重な石造りが特徴的。建物の大部分は1904年に塔が崩壊した後に再建されたものだが、入口を彩っていた美しいアーチの正面扉はニューヨークのクロイスターズ美術館に寄贈されている。
集落の中心に位置するサン・ビトレス教会は13~14世紀にかけて建てられた教会。ゴシック様式の重厚な外観が印象的である。
また丘の麓には、ゴシック様式とルネサンス様式が交わるサンタ・マリア・デ・バディージョ修道院も残されている。13世紀に設立された後、貧しい人々を保護する施療院として用いられていた。
崖のすぐ手前に佇むサン・ビセンテ・マルティン・イ・サン・セバスチャン教会は、初期ロマネスク様式の面影が残る荘重な石造りが特徴的。
建物の大部分は1904年に塔が崩壊した後に再建されたものだが、入口を彩っていた美しいアーチの正面扉はニューヨークのクロイスターズ美術館に寄贈されている。
集落の中心に位置するサン・ビトレス教会は13~14世紀にかけて建てられた教会。ゴシック様式の重厚な外観が印象的である。
また丘の麓には、ゴシック様式とルネサンス様式が交わるサンタ・マリア・デ・バディージョ修道院も残されている。
13世紀に設立された後、貧しい人々を保護する施療院として用いられていた。
エブロ川に架けられた、全長143mにも及ぶ中世の橋は必見。ローマ時代に建設された後、数回にわたって再建された。中央に聳え立つ14世紀の塔が印象的で、9つのアーチが美しく川面に映し出される。
かつてはローマ街道の一部として交通の要衝として栄え、カンタブリア山脈とスペイン北部の大西洋沿岸を行き交う商人達が足繁くこの橋を通過した。古くから変わらぬ姿のこの橋を渡れば、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるだろう。
エブロ川に架けられた、全長143mにも及ぶ中世の橋は必見。ローマ時代に建設された後、数回にわたって再建された。
中央に聳え立つ14世紀の塔が印象的で、9つのアーチが美しく川面に映し出される。
かつてはローマ街道の一部として交通の要衝として栄え、カンタブリア山脈とスペイン北部の大西洋沿岸を行き交う商人達が足繁くこの橋を通過した。
古くから変わらぬ姿のこの橋を渡れば、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるだろう。
今にも崖の上から転がり落ちてしまいそうな場所で肩を寄せ合うように建ち並ぶこの村の民家は、しばしば「宙吊りになっている」と形容される。民家の多くは限られた土地を有効活用するため3~4階建てとなっており、この地方の伝統的な様式である凝灰岩と木材を組み合わせて建てられている。
旧市街では中央の城へと向かって傾斜のある道が続いており、小石が敷かれた石畳が情緒溢れる景観を生み出している。メインとなる大通りの脇には昔ながらのバルやレストランが軒を連ね、道路に並べられたテーブルと椅子で食事とる人々の楽し気な話し声が聞こえてくる。
今にも崖の上から転がり落ちてしまいそうな場所で肩を寄せ合うように建ち並ぶこの村の民家は、しばしば「宙吊りになっている」と形容される。
民家の多くは限られた土地を有効活用するため3~4階建てとなっており、この地方の伝統的な様式である凝灰岩と木材を組み合わせて建てられている。
旧市街では中央の城へと向かって傾斜のある道が続いており、小石が敷かれた石畳が情緒溢れる景観を生み出している。
メインとなる大通りの脇には昔ながらのバルやレストランが軒を連ね、道路に並べられたテーブルと椅子で食事とる人々の楽し気な話し声が聞こえてくる。
ブルゴス県フリアス/Frías (BURGOS)
面積:29,37 km2
人口:247人(2020年現在)
写真1, 3, 4, 5, 7枚目:Photoed by santiago lopez-pastor – Flickr
2020年2月26日:ページ更新
ブルゴス県の県庁所在地が置かれているブルゴスからバスが運行しています。ただし週2回それぞれ1便のみの運行のため、近郊の街からタクシーやレンタカー等の利用をお勧めします。
マドリード駅(Madrid)からALVIAに乗って、ブルゴス・ロサ・デ・リマ駅(Burgos Rose de Lima)下車。(約2時間30分)
ブルゴスからソト・イ・アロンソ(Soto y Alonso)社のバスに乗って、フリアスまで約1時間50分
※週二回(月・金)各1便のみの運行
ブルゴスから90km(約1時間20分)
バルビオから90km(約1時間30分)
サン・セバスティアンから170km(約2時間10分)
アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港から320km(約3時間30分)
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。フリアスにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
村の麓に位置する小さな一軒家をまるごと借りることの出来るこの宿泊施設。4ベッドルーム+リビングルームを備えており最大10名まで宿泊可能な、大人数での利用にお勧めの宿です。シンプルなカントリー調の内装で落ち着きの空間。キッチンも備えているので、スペインの田舎暮らしを体験してみたいという方にもぴったりです。鍵の受け渡しにオーナーとのやり取りが必要となるため、前もって受け入れの準備をして頂けるよう連絡するか、現地で使用できる携帯電話を用意しましょう。料金は最大10名1泊で270€です。