ドンム/Domme
【地下鍾乳洞の上に佇む中世の計画都市】
目がくらむような崖の淵に佇むこの村からは、
ドルドーニュ川流域の雄大な自然を望む美しいパノラマが広がる。
バスティードと呼ばれる中世の計画都市の象徴である、
市場を催すための中心広場の真下には、
神秘的な光景が魅力的な鍾乳洞の地下洞窟が広がっている。
碁盤の目状に広がる道は色とりどりの花々が彩り、
褐色の瓦屋根に覆われた13~16世紀の民家は陽の光を浴びて黄金色に輝く。
目がくらむような崖の淵に佇むこの村からは、
ドルドーニュ川流域の雄大な自然を望む美しいパノラマが広がる。
バスティードと呼ばれる中世の計画都市の象徴である、
市場を催すための中心広場の真下には、
神秘的な光景が魅力的な鍾乳洞の地下洞窟が広がっている。
碁盤の目状に広がる道は色とりどりの花々が彩り、
褐色の瓦屋根に覆われた13~16世紀の民家は陽の光を浴びて黄金色に輝く。
目がくらむような崖の淵に佇むこの村からは、ドルドーニュ川流域の雄大な自然を望む美しいパノラマが広がる。
バスティードと呼ばれる中世の計画都市の象徴である、市場を催すための中心広場の真下には、神秘的な光景が魅力的な鍾乳洞の地下洞窟が広がっている。
碁盤の目状に広がる道は色とりどりの花々が彩り、褐色の瓦屋根に覆われた13~16世紀の民家は陽の光を浴びて黄金色に輝く。
イギリスとフランスが互いに領土を巡り争いあっていた13世紀に、フランス国王が防衛の要衝として築いたこの村。こうしたバスティードと呼ばれる中世の計画都市が数多く残るフランス南西部の中でも、最も美しいと謳われる街並みは今日多くの人々を魅了している。
現在村役場として活用されている15世紀の司令官の館や、横並びになった3つの飾り窓が印象的な17世紀の貨幣鋳造の館などはこの村を代表する建物。この地方の農民の暮らしを今に伝える19~20世紀のコレクションを集めた民俗資料館や、王様の風車(ムーラン・ド・ロワ)と名付けられたかつての石臼挽き小屋など見どころ豊富。
イギリスとフランスが互いに領土を巡り争いあっていた13世紀に、フランス国王が防衛の要衝として築いたこの村。
こうしたバスティードと呼ばれる中世の計画都市が数多く残るフランス南西部の中でも、最も美しいと謳われる街並みは今日多くの人々を魅了している。
現在村役場として活用されている15世紀の司令官の館や、横並びになった3つの飾り窓が印象的な17世紀の貨幣鋳造の館などはこの村を代表する建物。
この地方の農民の暮らしを今に伝える19~20世紀のコレクションを集めた民俗資料館や、王様の風車(ムーラン・ド・ロワ)と名付けられたかつての石臼挽き小屋など見どころ豊富。
13世紀のバスティード建設時に、防衛の要として街の周囲に築かれた城壁。玄関口として作られたボス門、コロンボ門、トゥール門は現在でも当時の姿を留め、中世の趣を今に伝えている。
特にトゥール門はテンプル騎士団の監獄として用いられたという、稀有な歴史を有している。14世紀初めにフランス王フィリップ4世がテンプル騎士団を廃止し、近隣の騎士団はこの城門と一体となった塔に幽閉された。囚われの身となった思いは石壁に彫られ、当時の彼らの信仰と苦悩が生き生きと蘇る貴重な壁画として残されている。
13世紀のバスティード建設時に、防衛の要として街の周囲に築かれた城壁。
玄関口として作られたボス門、コロンボ門、トゥール門は現在でも当時の姿を留め、中世の趣を今に伝えている。
特にトゥール門はテンプル騎士団の監獄として用いられたという、稀有な歴史を有している。
14世紀初めにフランス王フィリップ4世がテンプル騎士団を廃止し、近隣の騎士団はこの城門と一体となった塔に幽閉された。
囚われの身となった思いは石壁に彫られ、当時の彼らの信仰と苦悩が生き生きと蘇る貴重な壁画として残されている。
村の中央広場に佇む旧市場は17世紀に建てられ、木組みのテラスが4本の円柱に支えられた外観が印象的。現在は観光協会が併設されているほか、ガイド付きの機関車型バスが目の前から出発するなど、村内の散策の拠点となっている。
そして旧市場の真下からは、全長450mにも及ぶ鍾乳洞の地下洞窟が続いている。百年戦争や宗教戦争の時代には、住民の避難場所として用いられていた。歩きやすいよう2021年に新たに道が整備され、現在は小さな子供や車いすの方も楽しめる人気のスポットとなっている。
村の中央広場に佇む旧市場は17世紀に建てられ、木組みのテラスが4本の円柱に支えられた外観が印象的。
現在は観光協会が併設されているほか、ガイド付きの機関車型バスが目の前から出発するなど、村内の散策の拠点となっている。
そして旧市場の真下からは、全長450mにも及ぶ鍾乳洞の地下洞窟が続いている。
百年戦争や宗教戦争の時代には、住民の避難場所として用いられていた。
歩きやすいよう2021年に新たに道が整備され、現在は小さな子供や車いすの方も楽しめる人気のスポットとなっている。
宗教戦争の際にプロテスタント軍の雄として名を知られたジョフロワ・ド・ヴィヴァンがこの街を統治した1589年に、13世紀から続く歴史ある教会は破壊されてしまった。その石を再利用しながら1622年に建てられたのがノートル・ダム・ド・アサンプション教会で、現在も中央広場を見守るように佇んでいる。
教会の更に奥へと進んだところにあるベルヴェデーレ広場からは、ドルドーニュ川流域の特産品であるクルミ畑や、「フランスの最も美しい村」にも登録されているラ・ロック・ガジャックなどを望む美しい風景が広がる。
宗教戦争の際にプロテスタント軍の雄として名を知られたジョフロワ・ド・ヴィヴァンがこの街を統治した1589年に、13世紀から続く歴史ある教会は破壊されてしまった。
その石を再利用しながら1622年に建てられたのがノートル・ダム・ド・アサンプション教会で、現在も中央広場を見守るように佇んでいる。
教会の更に奥へと進んだところにあるベルヴェデーレ広場からは、ドルドーニュ川流域の特産品であるクルミ畑や、「フランスの最も美しい村」にも登録されているラ・ロック・ガジャックなどを望む美しい風景が広がる。
ナポレオン法典の名でも知られるフランス民法典の編纂に深く関わったドンム出身の弁護士、ジャック・ド・マルヴィルが1808年に建てたコドン城が村の郊外に佇む。ポスト印象主義の画家としても活躍した末裔のリュシアン・ド・マルヴィルも、この城のオランジュリー(オレンジ用の温室)を創作のアトリエとして使っていた。
城の目の前には幾何学的な模様を描くフランス式庭園が美しいビュイ・ド・コドン庭園が広がり、フランス文化省による「注目すべき庭園(Jardin remarquable)」にも指定されている。また同敷地内には一般公開されていないものの、一枚岩の岩盤を削って作られたコドン・モノリス礼拝堂があり、その歴史は3~5世紀のガロ・ロマン時代に遡ると言われている。
ナポレオン法典の名でも知られるフランス民法典の編纂に深く関わったドンム出身の弁護士、ジャック・ド・マルヴィルが1808年に建てたコドン城が村の郊外に佇む。
ポスト印象主義の画家としても活躍した末裔のリュシアン・ド・マルヴィルも、この城のオランジュリー(オレンジ用の温室)を創作のアトリエとして使っていた。
城の目の前には幾何学的な模様を描くフランス式庭園が美しいビュイ・ド・コドン庭園が広がり、フランス文化省による「注目すべき庭園(Jardin remarquable)」にも指定されている。
また同敷地内には一般公開されていないものの、一枚岩の岩盤を削って作られたコドン・モノリス礼拝堂があり、その歴史は3~5世紀のガロ・ロマン時代に遡ると言われている。
ドルドーニュ県ドンム/Domme (DORDOGNE)
面積:24,91 km2
人口:907人(2020年現在)
写真1枚目:Photoed by 12019 – pixabay.com
写真6枚目:Photoed by MemoryCatcher – pixabay.com
2023年4月27日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。
近隣に美しい村が集中するこの地域は、一日に数カ所の村を巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。
パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse)からTGVに乗って、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅下車(約2時間10分)
ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅からSNCFに乗って、サルラ(Sarlat)駅下車(約2時間30分)
サルラ(Sarlat)駅からタクシーに乗って、ドンムへ(※約20分)
ボルドー(Bordeaux)から220km(約2時間40分)
トゥールーズ(Toulouse)から180km(約2時間20分)
ボルドー・メリニャック空港(Aéroport de Bordeaux-Mérignac)から220km(約2時間40分)
トゥールーズ・ブラニャック空港(Aéroport de Toulouse – Blagnac)から180km(約2時間10分)
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。2023年に実際に宿泊したホテルも含め、ドンムにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア8.2と高評価なこの宿泊施設は、美しいパノラマ広がるベルヴェデーレ広場に面しています。地下鍾乳洞のある中心市街地へも歩いてすぐの場所に位置しているので村の散策に便利。鴨やクルミなど地域の食材を使った美味しいフランス料理を提供するレストランも併設されており、テラス席ではドルドーニュ川を眺めながら食事を楽しむことが出来ます。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で110€~180€(朝食別)です。
Booking.comの総合スコア9.5と高評価なこの宿泊施設は、この村の郊外にあるテュルナックという静かな集落に佇んでいます。2023年の「フランスの最も美しい村」協会国内総会の際に滞在させていただきましたが、とても充実した滞在をさせて頂きました。イギリス出身のご夫婦が営んでおり、大工としても活動しているご主人がリフォームした中世の民家と新たに増設した母屋は必見です。手作りのバーベキュー場も併設されており、事前に依頼をすれば食材なども揃えて下さるそうですよ。料金は2名1泊で140€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ドンムから車で10分(10km)
ドンムから車で40分(30km)
ドンムから車で40分(40km)
ドンムから車で50分(40km)
ドンムから車で50分(50km)
ドンムから車で60分(60km)