トゥールーズ/Toulouse

 

【航空宇宙産業で栄えるバラ色の街】

 

淡い色合いの赤レンガを使った建物が美しいこの街は、

欧州航空宇宙産業の拠点が置かれるフランス南西部の中心都市。

フランス最大のロマネスク様式の教会や、

大西洋と地中海を結ぶために建設された運河など、

様々な文化遺産が世界的にも高い評価を受けている。

ぐるぐると渦巻く姿が印象的なソーセージや、

鴨のコンフィを加えたカスレなどこの街ならではの食事も魅力がある。

トゥールーズ/Toulouse

 

【航空宇宙産業で栄えるバラ色の街】

 

淡い色合いの赤レンガを使った建物が美しいこの街は、欧州航空宇宙産業の拠点が置かれるフランス南西部の中心都市。

 

フランス最大のロマネスク様式の教会や、大西洋と地中海を結ぶために建設された運河など、様々な文化遺産が世界的にも高い評価を受けている。

 

ぐるぐると渦巻く姿が印象的なソーセージや、鴨のコンフィを加えたカスレなどこの街ならではの食事も魅力がある。




バラ色のレンガが彩る旧市街

 

この街を訪れると目を奪われるのは、淡くて優しい色をしたレンガ造りの建物。周辺地域に建築材に適した石切り場が無く、代わりに粘土が豊富な地質だったために、レンガが用いられるようになったと言われている。ピンク(※フランス語でバラの色と呼ばれる)を帯びた独特の色合いから、「バラ色の街」の愛称でも親しまれている。

 

また「スミレの街」も、トゥールーズを象徴するもう一つの呼び名として有名。19世紀後半から20世紀前半まで、スミレ栽培の名産地として知られていたことに由来していて、最盛期にはロシアを含むヨーロッパ中に輸出された。現在でもスミレの砂糖漬けに代表される、スミレを用いた様々な製品が名物となっている。

バラ色のレンガが彩る旧市街

この街を訪れると目を奪われるのは、淡くて優しい色をしたレンガ造りの建物。

 

周辺地域に建築材に適した石切り場が無く、代わりに粘土が豊富な地質だったために、レンガが用いられるようになったと言われている。

 

ピンク(※フランス語でバラの色と呼ばれる)を帯びた独特の色合いから、「バラ色の街」の愛称でも親しまれている。

 

また「スミレの街」も、トゥールーズを象徴するもう一つの呼び名として有名。

 

19世紀後半から20世紀前半まで、スミレ栽培の名産地として知られていたことに由来していて、最盛期にはロシアを含むヨーロッパ中に輸出された。

 

現在でもスミレの砂糖漬けに代表される、スミレを用いた様々な製品が名物となっている。

キャピトル広場と市庁舎

 

美しいレンガの街並みを望むことの出来るキャピトル広場は、この街を代表するスポット。広場中央で浮かび上がるようにデザインされているオクシタニア十字は、トゥールーズ伯の紋章にも用いられている地域の象徴。1730年から整備された古典派様式の美しい広場の周りには、レストランやカフェが軒を連ね多くの人々で賑わいをみせる。

 

広場に面して佇む市庁舎は、1190年から続く街の政治の中心地。現在の建物の外観は主に17世紀に建築されたもので、新古典派様式の美しい姿が人々を魅了している。中央にあしらわれた8本の円柱は、かつて8つに区分された地区の代表(キャピトゥール)が集い議論を交わしていたことを象徴している。建物内はトゥールーズ出身の画家らが描いた様々な芸術作品に彩られ、まるで美術館のような趣がある。

キャピトル広場と市庁舎

美しいレンガの街並みを望むことの出来るキャピトル広場は、この街を代表するスポット。

 

広場中央で浮かび上がるようにデザインされているオクシタニア十字は、トゥールーズ伯の紋章にも用いられている地域の象徴。

 

1730年から整備された古典派様式の美しい広場の周りには、レストランやカフェが軒を連ね多くの人々で賑わいをみせる。

 

広場に面して佇む市庁舎は、1190年から続く街の政治の中心地。

 

現在の建物の外観は主に17世紀に建築されたもので、新古典派様式の美しい姿が人々を魅了している。

 

中央にあしらわれた8本の円柱は、かつて8つに区分された地区の代表(キャピトゥール)が集い議論を交わしていたことを象徴している。

 

建物内はトゥールーズ出身の画家らが描いた様々な芸術作品に彩られ、まるで美術館のような趣がある。

世界遺産:サン・セルナン大聖堂

 

この街の宗教の中心であるサン・セルナン・バジリカ大聖堂は、11~13世紀にかけて建てられた歴史ある教会。初代トゥールーズ司教を務めた聖サトゥルナンに敬意を表して建てられ、フランスで最大のロマネスク様式の教会として知られている。六角形の鐘楼は高さ65m にも及び、この街ならではのレンガ造りの外観が印象的。

 

繊細な彫刻に彩られた柱の並ぶ教会内は圧巻で、キリスト復活の場面を描いた12世紀のフレスコ画などが見どころとなっている。また地下礼拝堂で大切に祀られている、貴重な聖遺物の数々も必見。1998年からは「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

世界遺産:サン・セルナン大聖堂

この街の宗教の中心であるサン・セルナン・バジリカ大聖堂は、11~13世紀にかけて建てられた歴史ある教会。

 

初代トゥールーズ司教を務めた聖サトゥルナンに敬意を表して建てられ、フランスで最大のロマネスク様式の教会として知られている。

 

六角形の鐘楼は高さ65m にも及び、この街ならではのレンガ造りの外観が印象的。

 

繊細な彫刻に彩られた柱の並ぶ教会内は圧巻で、キリスト復活の場面を描いた12世紀のフレスコ画などが見どころとなっている。

 

また地下礼拝堂で大切に祀られている、貴重な聖遺物の数々も必見。

 

1998年からは「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

世界遺産:サン・ジャック施療院とドラド橋

 

12世紀にその歴史を遡るサン・ジャック施療院(オテル・デュー)も、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」を構成するこの街のもう一つの世界遺産。17および18世紀に改増築が行われ、現在は古典派様式の美しい外観を眺めることが出来る。

 

かつて病人や巡礼者、孤児などを受け入れていたほか、施療院からは17世紀までガロンヌ川の右岸と左岸を結ぶ唯一の橋が架けられていたため、中世には多くの敬虔なキリスト教徒がこの場所を訪れた。現在でも12世紀に建設されたドラド橋の一部が残され、当時の面影を今に伝えている。

世界遺産:サン・ジャック施療院とドラド橋

12世紀にその歴史を遡るサン・ジャック施療院(オテル・デュー)も、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」を構成するこの街のもう一つの世界遺産。

 

17および18世紀に改増築が行われ、現在は古典派様式の美しい外観を眺めることが出来る。

 

かつて病人や巡礼者、孤児などを受け入れていたほか、施療院からは17世紀までガロンヌ川の右岸と左岸を結ぶ唯一の橋が架けられていたため、中世には多くの敬虔なキリスト教徒がこの場所を訪れた。

 

現在でも12世紀に建設されたドラド橋の一部が残され、当時の面影を今に伝えている。

ドラド大聖堂

 

サン・ジャック施療院からガロンヌ川を挟んで対岸に位置しているのが、ノートルダム・ド・ラ・ドラド・バジリカ聖堂。かつてこの地域一帯を支配していた西ゴート王の礼拝堂があったと考えられている場所に、18世紀終わりに新たに建設された。

 

柱がアクセントを添える新古典派様式の外観で、小さな鐘楼が教会裏手に添えられるように佇んでいるのが特徴的である。中世にこの教会の価値を高めたのが黒い聖母マリア像の存在で、盗難と火災に見舞われ消失しまったものの、現在も複製された像が訪れる人々を見守っている。

ドラド大聖堂

サン・ジャック施療院からガロンヌ川を挟んで対岸に位置しているのが、ノートルダム・ド・ラ・ドラド・バジリカ聖堂。

 

かつてこの地域一帯を支配していた西ゴート王の礼拝堂があったと考えられている場所に、18世紀終わりに新たに建設された。

 

柱がアクセントを添える新古典派様式の外観で、小さな鐘楼が教会裏手に添えられるように佇んでいるのが特徴的である。

 

中世にこの教会の価値を高めたのが黒い聖母マリア像の存在で、盗難と火災に見舞われ消失しまったものの、現在も複製された像が訪れる人々を見守っている。

ジャコバン修道院

 

1230年にドミニコ会士キリスト教徒のための教会として建てられたジャコバン修道院は、南仏風ゴシック様式の至宝と謳われる美しい外観が印象的。フランス革命前まではトゥールーズ大学の校舎として用いられ、『神学大全』などを著し中世スコラ哲学を代表する神学者として知られる聖トマス・アクィナスの聖遺物が祀られている。

 

高さ28mに達する天井に向かって葉を広げるようにデザインされた円柱は「ヤシの木」の名で呼ばれ、教会内は世界でも珍しい唯一無二の空間が広がっている。また大理石で出来た160本の円柱が中庭を囲む、1310年に完成した美しい回廊も必見。

ジャコバン修道院

1230年にドミニコ会士キリスト教徒のための教会として建てられたジャコバン修道院は、南仏風ゴシック様式の至宝と謳われる美しい外観が印象的。

 

フランス革命前まではトゥールーズ大学の校舎として用いられ、『神学大全』などを著し中世スコラ哲学を代表する神学者として知られる聖トマス・アクィナスの聖遺物が祀られている。

 

高さ28mに達する天井に向かって葉を広げるようにデザインされた円柱は「ヤシの木」の名で呼ばれ、教会内は世界でも珍しい唯一無二の空間が広がっている。

 

また大理石で出来た160本の円柱が中庭を囲む、1310年に完成した美しい回廊も必見。

世界遺産:ミディ運河

 

17世紀に国家プロジェクトとして建設されたミディ運河は、現在も用いられている運河としてヨーロッパで最古のものの一つ。かつて大西洋から地中海へと貨物を運ぶ際にはスペイン南部のジブラルタル海峡を通過してくるのが一般的だったが、ボルドーからトゥールーズを経て地中海へと向かう2つの運河が完成したことで、大量輸送ルートが確立された。

 

そうした歴史的重要性が評価され、1996年からはユネスコの世界遺産にも登録。運河沿いは散歩道として整備され、地元で人気のハイキングコースとなっている。また世界遺産の街カルカッソンヌとトゥールーズを結ぶ遊覧船に乗って、運河クルーズを楽しむことも出来る。

世界遺産:ミディ運河

17世紀に国家プロジェクトとして建設されたミディ運河は、現在も用いられている運河としてヨーロッパで最古のものの一つ。

 

かつて大西洋から地中海へと貨物を運ぶ際にはスペイン南部のジブラルタル海峡を通過してくるのが一般的だったが、ボルドーからトゥールーズを経て地中海へと向かう2つの運河が完成したことで、大量輸送ルートが確立された。

 

そうした歴史的重要性が評価され、1996年からはユネスコの世界遺産にも登録。

 

運河沿いは散歩道として整備され、地元で人気のハイキングコースとなっている。

 

また世界遺産の街カルカッソンヌとトゥールーズを結ぶ遊覧船に乗って、運河クルーズを楽しむことも出来る。

オーギュスタン美術館

 

14世紀前半に建てられたオーギュスタン修道院は、1268年に創設された歴史ある修道院。フランス革命後の1795年より美術館として営業しており、パリのルーブル美術館などと並ぶフランス最古の美術館として知られる。ゴシック様式の重厚な外観が印象的で、中庭を取り囲む優美な回廊など建物を眺めるだけでも楽しい。

 

オーギュスタン美術館は中世から20世紀前半にかけて制作された4000点を超える芸術品が楽しめ、特にロマネスク様式およびゴシック様式の彫刻美術はヨーロッパ屈指のコレクションを誇る。またルーベンスやドラクロワ、トゥールーズ=ロートレックなど、17世紀から20世紀初頭の絵画も見ごたえがある。

オーギュスタン美術館

14世紀前半に建てられたオーギュスタン修道院は、1268年に創設された歴史ある修道院。

 

フランス革命後の1795年より美術館として営業しており、パリのルーブル美術館などと並ぶフランス最古の美術館として知られる。

 

ゴシック様式の重厚な外観が印象的で、中庭を取り囲む優美な回廊など建物を眺めるだけでも楽しい。

 

オーギュスタン美術館は中世から20世紀前半にかけて制作された4000点を超える芸術品が楽しめ、特にロマネスク様式およびゴシック様式の彫刻美術はヨーロッパ屈指のコレクションを誇る。

 

またルーベンスやドラクロワ、トゥールーズ=ロートレックなど、17世紀から20世紀初頭の絵画も見ごたえがある。

アセザの館

 

青色染料の貿易で富をなしたピエール・アセザの住居として、16世紀に建てられたアセザの館。トゥールーズを代表する建築家ニコラ・バシュリエが手掛け、ルネサンス様式の傑作として名高い。1895年に街に遺贈されると、1323年から続く文学コンクール「ジュ・フロロー」など様々な学術・芸術団体の事務所として用いられるようになった。

 

1994年からはバンベルグ財団の所有するコレクションを展示する美術館としても営業している。1100点にも及ぶ芸術作品の中でも特に見どころとなっているのは、日本美術の影響を強く受けたことでも知られるピエール・ボナールの描いた30枚以上の絵画。その他、クロード・モネに代表される印象派の作品も充実している。

アセザの館

青色染料の貿易で富をなしたピエール・アセザの住居として、16世紀に建てられたアセザの館。

 

トゥールーズを代表する建築家ニコラ・バシュリエが手掛け、ルネサンス様式の傑作として名高い。

 

1895年に街に遺贈されると、1323年から続く文学コンクール「ジュ・フロロー」など様々な学術・芸術団体の事務所として用いられるようになった。

 

1994年からはバンベルグ財団の所有するコレクションを展示する美術館としても営業している。

 

1100点にも及ぶ芸術作品の中でも特に見どころとなっているのは、日本美術の影響を強く受けたことでも知られるピエール・ボナールの描いた30枚以上の絵画。

 

その他、クロード・モネに代表される印象派の作品も充実している。

航空宇宙産業とテーマパーク

 

第一次世界大戦期に軍用航空機が製造されたことで、フランスの航空機生産の拠点として発展。1970年にイギリス・フランス・ドイツ・スペインの4か国によってエアバス社が設立されると、この街に最終組み立て工場が置かれ、現在に至るまでヨーロッパ航空宇宙産業の中心地として栄えている。

 

エアバス社では工場見学が可能で、最終組み立て工程などを間近で見ることが出来る。工場に隣接するアエロスコピア航空博物館では、超音速旅客機コンコルドの本物の機体などが展示されている。また宇宙に関する展示を行う「シテ・ド・レスパス」は、宇宙飛行士体験やプラネタリウムなど学べるテーマパークとなっている。

航空宇宙産業とテーマパーク

第一次世界大戦期に軍用航空機が製造されたことで、フランスの航空機生産の拠点として発展。

 

1970年にイギリス・フランス・ドイツ・スペインの4か国によってエアバス社が設立されると、この街に最終組み立て工場が置かれ、現在に至るまでヨーロッパ航空宇宙産業の中心地として栄えている。

 

エアバス社では工場見学が可能で、最終組み立て工程などを間近で見ることが出来る。

 

工場に隣接するアエロスコピア航空博物館では、超音速旅客機コンコルドの本物の機体などが展示されている。

 

また宇宙に関する展示を行う「シテ・ド・レスパス」は、宇宙飛行士体験やプラネタリウムなど学べるテーマパークとなっている。

トゥールーズについて詳しく知りたい!

基本情報

オート・ガロンヌ県トゥールーズ/Toulouse (HAUTE-GARONNE)

面積:118,3 km2

人口:50万人(2020年現在)

写真1枚目:Photoed by Benh LIEU SONG – Flickr

写真2枚目:Photoed by gael-M – pixabay.com

写真3枚目:Photoed by Kimon Berlin – Flickr

写真4枚目:Photoed by pixelia – pixabay.com

写真5, 13枚目:Photoed by Eleatell – pixabay.com

写真6枚目:Photoed by Pierre-Selim – Flickr

写真7枚目:Photoed by xiquinhosilva – Flickr

写真8枚目:Photoed by bomhehe100 – pixabay.com

写真9枚目:Photoed by larahcv – pixabay.com

写真10枚目:Photoed by yves Tennevin – Flickr

写真11枚目:Photoed by rauschenberger – pixabay.com

写真12, 15枚目:Photoed by Jorge Láscar – Flickr

写真14枚目:Photoed by anoldent – Flickr

2023年10月16日:ページ更新

行き方

パリからTGVに乗って4時間30分ほどで訪れることが出来ます。また、トゥールーズ・ブラニャック空港を利用するのも便利です。

 

フランス南西部には美しい村や巡礼路上の宿場町が点在しているので、小さな村巡りの拠点の街としてもお勧めですよ。

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、トゥールーズ・マタビオ駅(Toulouse-Matabiau)下車。(約4時間30分)

パリから680km(約7時間00分)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から710km(約7時間10分)

ミシュラン星付きレストラン

2023年のミシュランガイドで星を獲得した、5つのレストラン(2つ星1店、1つ星4店)を紹介させて頂きます。

ガロンヌ川に架かるポン・ヌフ橋からすぐの場所に佇むのは、この街唯一のミシュラン2つ星レストンラン。柔らかな赤色のレンガ造りの建物内は、壁面に現代アートが飾られた、白を基調としたこだわりの空間が広がっている。

 

4品で構成されたコースは128€からで、8品で構成されたコースは158€から。数々のミシュラン星付きレストランを世に生み出してきたフレンチの巨匠アラン・デュカス氏などに師事したシェフ、ピエール・ランビノン氏の手掛ける料理はクリエイティブに溢れ、一品一品が驚きに満ちている。

先に紹介したミシュラン二つ星レストラン『ピエール』と同じく、ポン・ヌフ橋からすぐの場所に佇むこのお店。五つ星ホテルに併設されて営業をしており、18世紀の雰囲気が楽しめる美しい建物も魅力的です。

 

上品な店内では、大きな暖炉とバロック期を代表するイタリア人画家カラヴァッジオの複製画が見守ります。前菜+メイン+デザートで構成される、平日お昼のコースは39€から。15€を追加すれば、料理に合わせたグラスワイン2杯を付けることも出来ますよ。

この街一番の人気観光地である、キャピトル広場に面した建物に佇むレストラン。中庭に向かって開放感のあるガラス張りの店内が広がっており、エレガントな雰囲気の中で食事をすることが出来ます。

 

前菜+メイン+デザートで構成される、平日お昼のコース39€から。バーとして営業しているスペースもあり、丁寧に作られたこだわりのオードブルと共にグラスワインなどを嗜むことが出来るのでお勧めです。

この街の中心市街地から少し北に向かった大学のある閑静なエリアに佇むこのお店は、二つ星を獲得していた時期もある実力派レストラン。シェフのミシェル・サラン氏が「レストランよりも家のような場所」と語るように、気取らない落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことが出来るのことが魅力となっています。

 

前菜+メイン+デザート+ワイン+コーヒーで構成される、祭日を除くお昼のコースは75€から。南仏の伝統的な調理法をベースとしながらも、アフリカやアジア・カリブなど異国のエッセンスを加えたオリジナリティのある料理を楽しむことが出来ますよ。

トゥールーズ南東部の閑静なエリアに位置するこのレストランは、店内に5つのテーブルしか置かない代わりに、シェフのこだわりが詰め込まれたお店です。バルタザール・ゴンザレス氏は28歳という若さにしてミシュランで初めての星を獲得した新進気鋭のシェフで、パリのジョエル・ロブションを始めとする数々の有名店で修行を重ねてきました。

 

お昼のコースは84€からで、58€を追加すると料理に合わせたワイン等と一緒に味わうことが出来ます。芸術作品のように美しい、見た目にも華やかな料理の数々をぜひ試してみて下さいね。

特産品

フランスで4番目の規模を誇る大都市で、お土産物屋から高級ブランドのブティックまで数多くのお店が建ち並んでいるため買い物には困りません。歴史地区にも沢山のお店がありますし、トゥールーズ市民の台所であるヴィクトル・ユゴー市場でフランス南西部ならではの新鮮な食材を買い求めるのもお勧めです。

 

ここではトゥールーズを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。

18世紀にはすでにこの街の肉屋やマルシェで売られていたソーセージは、トゥールーズを代表する名物。材料は豚ひき肉、塩・胡椒のみとシンプルで、肉本来の美味しさが楽しめる飽きの来ない味が世代を超えて愛されています。

 

渦巻き状の姿が印象的で、その長さは30m近くに達する。何もつけずにそのままで食べてもとても美味しいので、レストランなどで見たらぜひ試してみて下さいね。

白いんげん豆の煮込み料理であるカスレは、フランス南西部の郷土料理。百年戦争中にカステルノーダリという街で考案されたとされており、ガチョウや豚肉のコンフィと共に調理したものが基本です。

 

街によってもレシピは異なり、世界遺産の街カルカッソンヌではヤマウズラや羊と共に、トゥールーズでは鴨肉のコンフィやソーセージと共に煮込んだものが代表的なカスレとして知られています。それぞれ味わいが異なるので、フランス南西部を訪れたら食べ比べをしてみるのもお勧めですよ。




トゥールーズのお勧めホテル

フランス南西部にある美しい村々を訪れるなら、トゥールーズを拠点にしてみてはいかがでしょうか?

 

ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。この街にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comの総合スコア9.5と高評価なこの宿泊施設は、この街の中心地であるキャピトル広場まで徒歩10分ほどという立地なので街の散策に便利。柔らかな色使いで、可愛らしい雰囲気が印象的な客室も人気の秘訣。中庭に面してプライベートプールも付いているので、暑い季節でもゆったりとした滞在が楽しめますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で280€~350€(朝食別)です。

Booking.comのロケーションスコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、ミシュラン星付きレストランの項目でも紹介した「ル・セナークル」も併設されている五つ星ホテル。18世紀の屋敷を綺麗に改装した建物は雰囲気があり、客室はシックで落ち着きのある上質な空間が広がっています。開放感のある中庭でゆったりと朝食を食べるのもお勧め。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で250€~360€(朝食別)です。

Booking.comの総合スコア9.1と高評価なこの宿泊施設は、旧市街からガロンヌ川を挟んだ対岸に位置する、サン・シプリアン地区に佇むホテル。地下鉄の駅からもすぐの立地なので、中心市街地にも簡単にアクセスすることが出来ます。「アパルトテル」グループは客室に簡易キッチンを備えているのも特徴で、街に暮らすように滞在することが出来ますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で150€~170€(朝食別)です。



Booking.com




トゥールーズ近郊の美しい村

フランス南西部

美しい村の集中するフランス南西部を旅行する上で、最も大きな街がトゥールーズになります。世界遺産にも登録される巡礼路上の宿場町や中世の計画都市バスティードなど、特色のある場所ばかりなので、下記ページからお気に入りの村を探してみて下さいね。