シャトー・シャロン

Château-Chalon

崖の上で輝くヴァン・ジョーヌの聖地

セイユ渓谷とブレス平野を見下ろすように佇むシャトー・シャロンからは、ジュラ地方特産のヴァン・ジョーヌを産出するブドウ畑を眼下に収めることが出来る。ジュラ台地の牧草地や森林と、崖のすぐ下まで伸びるブドウ畑が織りなす風景は思わず息を飲む美しさだ。

 

ヴァン・ジョーヌの名産地としてワイン愛好家にも良く知られ、この村で醸造されたヴァン・ジョーヌはフランスの5大白ワインの一つとして挙げられる。黄色味を帯びたエレガントな色合いが特徴的なシャトー・シャロンのワインは、サヴァニャンというジュラ地方固有の品種のブドウが用いられ、コナラの木で作られた樽の中で最低でも6年3か月間の熟成を重ねる。紹興酒にも似た独特の香りがあり、同じくこの地域の名物であるコンテチーズと合わせると格別の味わいである。

 

この村は、城とベネディクト会修道院を中心に発展した。崖が自然の要塞となり強固な城として知られていたが、現在主塔の一部が残され当時の面影を伝えている。崖の先端部に佇むサン・ピエ―ル教会は信仰心の篤かったサン・サフォランの象徴であり、ロマネスク様式とゴシック様式が混ざり合う美しい教会である。石灰質の火山岩を用いて建てられており、教会内では、聖遺物や金銀細工、聖マリア像などが大事に守られている。

 

大聖堂のすぐ近くのエコール・ドートルフォワでは1880年から1930年頃までの地域の学校の姿を再現する展示を行っている。かつての共同体の暮らしが鮮やかに描かれ、ノスタルジックな雰囲気が流れている。また、メゾン・ド・ラ・オート・セイユではジュラ地方のワインとテロワール(土壌)に関する展示が行われているほか、観光案内所も併設されている。

 

村の中心にはコンテ・チーズの製造方法と熟成技術について知ることが出来る、かつてのチーズ工房がある。ガイドツアーを行っているので、興味のある方は訪れて見ると良い。同じく村内にはレストランが建ち並ぶほか、ヴァン・ジョーヌを生産する多くのワイン醸造所が営まれており、美味しい食に興味のある人々を楽しませている。

 

とりわけ、夏には1,8kmの道のりを歩きながらブドウ畑を巡り、ジュラ地方のワインと共にピクニックを楽しむ催し物や、メゾン・ド・ラ・オート・セイユにて夜な夜な試飲会が開催される。日程が合えば、ぜひとも参加してみると良いだろう。

 

階段状の畑を、崖の最も張り出した部分に建つ修道院とワイン醸造所の館が取り囲み、唯一無二の景観を形成している。「目」と「胃袋」を満足されてくれるこの村の滞在は、忘れられない時間を約束してくれる。

ジュラ県シャトー・シャロン(シャトーシャロン)/Château-Chalon (JURA)

面積:10,17 km2 

人口:146人(2017年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)からTGVに乗って、ブール・カン・ブレス駅(Bourg-en-Bresse)下車。(約2時間)

ブール・カン・ブレス駅でSNCF在来線(TER)に乗り換えて、ロン・ル・ソニエ駅(La Lons-le-Saunier)下車(約40分)

ロン・ル・ソニエ駅からタクシーに乗って、シャトー・シャロン旧市街へ(約20分)

車の場合:

パリ(Paris)から420km(約4時間10分)

リヨン(Lyon)から170km(約1時間50分)

ボーヌ(Beaune)から110km(約1時間10分)

ディジョン(Dijon)から100km(約1時間10分)

ブザンソン(Besançon)から80km(約1時間10分)

飛行機の場合:

リヨン・サン・テグジュベリ空港(Lyon-Saint Exupery)から160km(約1時間50分)

ジュネーヴ国際空港(Aéroport international de Genève)から110km(約1時間40分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

A. O. C.(原産地統制呼称制度):フランス農林省

  • A. O. C. シャトー・シャロン(Château-Chalon)

2020年02月20日:ページ更新

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