テュレンヌ

Turenne

英仏の王に特権を与えられた子爵の都

石灰質の地層が広がるマルテル台地(Causse de Martel)に位置するテュレンヌの村は、強固な城塞の下に佇む10世紀にわたって続いた強大な子爵の領地だった。高台から見下ろす地理的な優位性は、テュレンヌ子爵による栄光の時代を支えることになる。

 

テュレンヌ家は、イギリスおよびフランス国王から特権を認められ、王にしか従属する必要がなかった。自由に兵隊を徴募し、貨幣を鋳造し、家臣や従者に爵位を与えることができるなど強大な権力を保持していた。また、王への税金を納める必要がないタックスヘイブンであり、実質的な自治権を有していたため、近隣諸国からは妬み、恨みの目で見られていたとさえ言われている。

 

今日でも小さな丘の頂上にセザールの塔(Tours de César)と宝物の塔(Tours du Trésor)がそびえ、その光景はリムーザン地方(Limousin)、ペリゴール地方(Périgord)、ケルシー地方(Quercy)を1738年まで統治していたテュレンヌ子爵の威厳を私たちの心に刻み付ける。

 

また、テュレンヌの村は16世紀に勃発した宗教戦争の際にプロテスタント派の避難場所ともなった。そのため、村の高い場所に位置する子爵の役人が住んでいた地区は、街がつくられた14世紀から15世紀頃のカトリック的な構造を有しており、16世紀に拡張された地区はプロテスタント的な村の構造を有しているなど、対比して村を眺めるのも興味深い。

 

その他の見どころとして、1661 年に建立されたサン・パンタレオン・カロリック参事会教会(Église collégiale Saint-Pantaléon)では、バロック様式の祭壇画を見ることが出来る。また、ケルシー地方で採れる美しいローズに覆われた屋根が魅力的なカピュシン礼拝堂(Chapelle des Capucins)では、定期的に企画展やコンサートなどが開催されているので時期が合えば立ち寄ってみるのも良いだろう。

 

どこまでも続く急勾配で狭い小路。円錐形の屋根を被った、建物に付随した小塔や、城壁の角に張り出した望楼。輝く太陽にさらされた純白の白い外壁。ローズやアルドワーズと呼ばれる屋根材に石葺かれた15世紀~17世紀のかつての豪邸や商店のための簡素な民家。これら中心市街地に残る保存状態の素晴らしい建築物群は、テュレンヌ子爵が統治していた時代の面影を強く残し、訪れる者を圧倒する。

コレーズ県テュレンヌ(チュレンヌ)/Turenne (CORRÈZE)

面積:28,03 km2 

人口:850人(2016年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・オステルリッツ駅(Paris-Austerlitz)もしくはトゥールーズ・マタビオ駅(Toulouse-Matabiau)からSNCFに乗って、SNCFに乗って、ブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅(Brive-la-Gaillarde)下車(それぞれ、約4時間30分、約2時間20分)

ブリーヴ=ラ=ガイヤルドから、4番定期便(LR4)261番のバスに乗ってテュレンヌ旧市街停留所(TURENNE – Le Bourg)下車(約30分)

※もしくは、ブリーヴ=ラ=ガイヤルド駅(Brive-la-Gaillarde)からSNCF在来線TERに乗り換えて、テュレンヌ駅(Turenne)下車(約20分)

テュレンヌ駅から、テュレンヌ旧市街まで徒歩で約40分

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)から230km(約2時間20分)

トゥールーズ(Toulouse)から200km(約2時間10分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港から230km(約2時間20分)

トゥールーズ・ブラニャック空港から200km(約2時間)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2019年01月28日:ページ更新

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