タルモン・シュル・ジロンド

Talmont-sur-Gironde

大西洋へと続く河口の村

ヨーロッパ随一の大きさを誇るジロンド川の河口で島のように浮かんでいるタルモンは、上げ潮による突然の水位上昇に備えるため周囲を塁壁に囲まれている。

 

村は閉ざされた街ヴィル・クローズ(Ville close)と呼ばれ、1284年にイングランド王エドワード1世の命によって築かれた。縦横に道路が横断する村の構造は、中世の計画都市バスティードを彷彿とさせる。

 

ロマネスク様式の堂々とした姿が印象的なサント・ラドゴンド教会(Église Saint-Radegonde) が村の一番奥に佇んでいる。この教会は、サン・ジャン・ダンジェリ大修道院(Abbaye de Saint-Jean-d’Angély)のベネディクト会修道士によって12世紀に建てられ、かつてはスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへと続く巡礼路上の休息地でもあった。教会のすぐ横には珍しい海岸の墓地が置かれ、タチアオイの花が周囲を彩る。

 

教会近くのかつての学校の施設は、タルモン歴史・漁業資料館として現在活用されている。村の建造物や文化・風習、700万年前に遡ることの出来るこの土地の歴史が解説されているので、時間に余裕があれば立ち寄って見ても良いだろう。

 

防壁沿いの散歩道を進むと、ラ・トゥール・ブランシュ(※白い塔の意)と呼ばれるかつての塔の遺物に出くわす。現在は川に面して開いている門が残っているだけだが、ロンドンのホワイト・タワーのような趣がある。

 

さらに歩くと小さな漁師小屋が立ち並ぶ閑静な港へと出る。現在でも伝統的なボートが往来し、漁村らしい素朴な美しさがある。対岸には、ブドウ畑が広がっており地元のワインが造られている。この村を訪れたらぜひ味わいたい、タルモン・シュル・ジロンドの特産品の一つである。

 

毎年8月の第二日曜日には、村一番のお祭りグランド・フェット・ド・タルモンが開催される。花火やちょうちん行列などが、タルモンの夜空を彩る。その他、7月・8月は毎晩街がロウソクの灯りに照らされ、多くの店も夜間営業をすることから、夜の散策をするにはピッタリの季節である。是非とも村内に宿泊をして、美しい村の夜を楽しみたい。

 

一枚岩からなる井戸に、日時計。ヴネル(venelle)と呼ばれる小路に、職人のアトリエや芸術家のギャラリーが構える道は、色とりどりの花々によっていっそう引きたてられており、村の中心部にも見どころは多い。この村は、岸壁へと打ち寄せる波の音を聞きながら、そぞろ歩きをするのに最適な場所である。

シャラント・マリティーム県タルモン・シュル・ジロンド(タルモンシュルジロンド)

/Talmont-sur-Gironde (CHARENTE-MARITIME)

面積:4,44 km2 

人口:102人(2016年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、アングレーム駅(Angoulême)下車。(約2時間10分)

アングレーム駅(Angoulême)で在来線に乗り換えて、ロワイヤン駅(Royan)下車。(約1時間50分)

ロワイヤン(Royan)からタクシーに乗って、タルモン・シュル・ジロンドへ(※約30分)

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)から120km(約1時間40分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港から120km(約1時間30分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2019年03月24日:ページ更新

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