ラ・グラーヴ/La Grave

 

【氷河に見守られた山麓の村】

 

アルプス・オワザン地域の王妃と称賛される、

メージュ山を望む絶景が広がっているこの村。

標高1450 mに位置するメインの集落は、

11世紀から続く歴史ある教会が見護っている。

毎年11月1日の諸聖人の日には、

冬の保存食である黒パンが焼かれるなど、

この地域の伝統も大切に受け継がれている。

ラ・グラーヴ/La Grave

 

【氷河に見守られた山麓の村】

 

アルプス・オワザン地域の王妃と称賛される、メージュ山を望む絶景が広がっているこの村。

 

標高1450 mに位置するメインの集落は、11世紀から続く歴史ある教会が見護っている。

 

毎年11月1日の諸聖人の日には、冬の保存食である黒パンが焼かれるなど、この地域の伝統も大切に受け継がれている。




村の歴史

 

村の郊外からは青銅器時代の道具が出土するなど、この地は紀元前から人々の出入りがあったと考えられている。初めて文献に登場するのは、イタリアのウルクス大修道院が作成した1105年の古文書である。11世紀よりドーフィネ公国の一部であったことが知られており、1349年のドーフィネ公国併合よって以後はフランス王国の領土となった。

 

中世には市街地が壁に囲まれていたと考えられており、オー・オワザン地方の行政と商業の中心地として栄えた。狭く密集した昔ながらの都市計画上の特徴を留めており、とりわけ山頂に向かって緩やかに登るトラビュック(trabuc)と呼ばれる細い小道はこの村ならではの光景である。

村の歴史

村の郊外からは青銅器時代の道具が出土するなど、この地は紀元前から人々の出入りがあったと考えられている。

 

初めて文献に登場するのは、イタリアのウルクス大修道院が作成した1105年の古文書である。

 

11世紀よりドーフィネ公国の一部であったことが知られており、1349年のドーフィネ公国併合よって以後はフランス王国の領土となった。

 

中世には市街地が壁に囲まれていたと考えられており、オー・オワザン地方の行政と商業の中心地として栄えた。

 

狭く密集した昔ながらの都市計画上の特徴を留めており、とりわけ山頂に向かって緩やかに登るトラビュック(trabuc)と呼ばれる細い小道はこの村ならではの光景である。

自然と調和する村

 

アルプスの麓に広がる広大な放牧地では、放し飼いにされた羊たちがのんびりと草をはんでいる姿が印象的。またカラマツの森や夏になっても溶けない万年雪など、アルプス地方の雄大な自然の魅力を十分に発見することが出来る。

 

村内にはゴンドラ乗り場もあり、3200mの地点まで気軽に訪れる事が出来る。夏にはジローズ氷河やハイキングを楽しむことができ、冬には整地されていない場所を滑り降りる山スキーで国際的に高い評価を得ている。またアルピニストの聖地としても名高く、標高3983 mにも及ぶメージュ山の頂を目指して多くの登山家が訪れている。

自然と調和する村

アルプスの麓に広がる広大な放牧地では、放し飼いにされた羊たちがのんびりと草をはんでいる姿が印象的。

 

またカラマツの森や夏になっても溶けない万年雪など、アルプス地方の雄大な自然の魅力を十分に発見することが出来る。

 

村内にはゴンドラ乗り場もあり、3200mの地点まで気軽に訪れる事が出来る。

 

夏にはジローズ氷河やハイキングを楽しむことができ、冬には整地されていない場所を滑り降りる山スキーで国際的に高い評価を得ている。

 

またアルピニストの聖地としても名高く、標高3983 mにも及ぶメージュ山の頂を目指して多くの登山家が訪れている。

ノートル・ダム・ド・ラソンプション教会

 

集落を見下ろす小高い丘の上に佇むのは、ノートル・ダム・ド・ラソンプション教会。その歴史を11世紀に遡り、ロンバルディア風ロマネスク様式の美しい外観が印象的である。そのすぐ脇には1631年に建てられたペニトン・ブラン礼拝堂も佇んでおり、ノートル・ダム・ド・ゴンファロン礼拝堂や宗教美術館の名で呼ばれることもある。

 

教会に隣接する墓地では、木製の十字架の下に住民や山での遭難者が供養されている。独特な形は17世紀からの伝統で、外側の三角形は聖なる三位一体、内側の円は「父なる神」、「子なるキリスト」、「聖霊」という三つの位格を単一の存在の中に併せ持っているという教義を意味していると考えられている。

ノートル・ダム・ド・ラソンプション教会

集落を見下ろす小高い丘の上に佇むのは、ノートル・ダム・ド・ラソンプション教会。

 

その歴史を11世紀に遡り、ロンバルディア風ロマネスク様式の美しい外観が印象的である。

 

そのすぐ脇には1631年に建てられたペニトン・ブラン礼拝堂も佇んでおり、ノートル・ダム・ド・ゴンファロン礼拝堂や宗教美術館の名で呼ばれることもある。

 

教会に隣接する墓地では、木製の十字架の下に住民や山での遭難者が供養されている。

 

独特な形は17世紀からの伝統で、外側の三角形は聖なる三位一体、内側の円は「父なる神」、「子なるキリスト」、「聖霊」という三つの位格を単一の存在の中に併せ持っているという教義を意味していると考えられている。

シャズレ集落

 

この村では南向きの斜面に面していくつかの集落が点在しているが、その中でも標高1800mと最も高い場所に佇むシャズレ集落は特に見応えがある。狭い道に沿って伝統的な石造りの重厚な民家が建ち並び、典型的なアルプスの村の趣に溢れている。村内にはパン焼き窯が残り、15世紀から続く郷土料理である黒パン(ライ麦パン)などが今なお焼かれる。

 

村の外れにあるサン・タンヌ・デュ・シャズレ小礼拝堂は、石灰質の凝灰岩で造られた素朴な建物が魅力。そのすぐ脇には崖からはみ出る様に設けられた鋼鉄製の狭い橋があり、アルプスの雄大な大自然に包まれる様に佇むシャズレ集落を見下ろすパノラマスポットとして人気となっている。

シャズレ集落

この村では南向きの斜面に面していくつかの集落が点在しているが、その中でも標高1800mと最も高い場所に佇むシャズレ集落は特に見応えがある。

 

狭い道に沿って伝統的な石造りの重厚な民家が建ち並び、典型的なアルプスの村の趣に溢れている。

 

村内にはパン焼き窯が残り、15世紀から続く郷土料理である黒パン(ライ麦パン)などが今なお焼かれる。

 

村の外れにあるサン・タンヌ・デュ・シャズレ小礼拝堂は、石灰質の凝灰岩で造られた素朴な建物が魅力。

 

そのすぐ脇には崖からはみ出る様に設けられた鋼鉄製の狭い橋があり、アルプスの雄大な大自然に包まれる様に佇むシャズレ集落を見下ろすパノラマスポットとして人気となっている。

ラ・グラーヴについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

オート・アルプ県ラ・グラーヴ(ラグラーヴ)/La Grave (HAUTES-ALPES)

面積:126,91km2

人口:479人(2022年現在)

写真1, 3枚目:Photoed by Kitty Terwolbeck– Flickr

写真2枚目:Photoed by MOSSOT – Wikipedia

写真4枚目:Photoed by Mongolo1984 – Wikipedia

写真5枚目:Photoed by Sinason – Pixabay

写真6枚目:Photoed by © Guillaume Piolle – Wikipedia

写真7枚目:Photoed by Fipsinger – Wikipedia

2025年8月26日:ページ更新

行き方

冬季にスキーを楽しむための高速バスが運行していたりしますが、本数が非常に限られているため現実的ではありません。

 

レンタカーを借りるのがお勧めで、車窓からアルプスの雄大な山々を眺めることが出来ます。冬は積雪の多い場所なので、冬タイヤの準備を忘れないようにしましょう。

パリ・リヨン駅(Paris-Gare-de-Lyon)からTGVに乗って、グルノーブル駅(Grenoble)下車(約3時間10分)。

 

グルノーブル駅からタクシーに乗って、ラ・グラーヴ中心市街地まで約1時間30分。

トリノ(Torino)から150km(約2時間40分)

ジュネーヴ(Genève)から230km(約3時間)

リヨン(Lyon)から290km(約2時間40分)

トリノ空港(イタリア)から160km(約2時間40分)

ジュネーヴ・コアントラン国際空港(スイス)から230km(約2時間50分)

リヨン=サン・エグジュペリ空港から170km(約2時間20分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2022年にラ・グラーヴがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

ラ・グラーヴのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの小さな村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はラ・グラーヴにあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comの総合スコア8.9と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地に位置しているため村の散策に便利。かつての郵便や人の移動のために馬を乗り換えるための施設(ルレ・ド・ポスト)を建物を活用しており、積み重ねられてきた村の歴史にも触れることが出来ます。レストランも併設されており、暖炉を備えた部屋でのんびりと食事をすることも出来ますよ。料金は2名1泊で140€(朝食込)です。

 

6名まで宿泊可能な客室もあるため、ご家族での利用もお勧めですよ。



Booking.com




ラ・グラーヴ近郊の美しい村

モン・ドーファン

「ヴォーバンの防衛施設群」としてユネスコの世界遺産にも登録されている美しい村です。未完のまま使われている17世紀のサン・ルイ教会は、独特な趣がありますよ。

サン・ヴェラン

カラマツを使用して建てられる、この村の伝統的な民家はアルプス地域らしい唯一無二に景観を生み出しています。厳しい冬を乗り越えるために発展した伝統工芸品も魅力。

ボンヌヴァル・シュル・アルク

シャレと呼ばれる木のベランダを持つ山小屋が建ち並ぶ景観が特徴です。チーズやソーセージなど、アルプスの美味しい郷土料理も楽しむことが出来ますよ。

サン・タントワーヌ・ラベイ

人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」でも1位に輝いた、ドーフィネ地方屈指の人気を誇る村。13世紀に起源を持つ、大修道院がシンボルです。