モルナック・シュル・スードル/Mornac-sur-Seudre

 

【シャラントの沼地で真珠のように輝く村】

 

太陽に照らされて煌めく小さな港に、

タチアオイの花のピンク色に彩られる伝統的な白い外壁の民家。

かつては漁港として栄えたスードル川沿いには、

現在も色とりどりの漁師小屋が建ち並び、

牡蠣と塩の名産地として名が知られている。

シャラント沿岸地域の魅力が詰まったこの村には、

浜風に運ばれる幸せな時間が流れている。

モルナック・シュル・スードル/Mornac-sur-Seudre

 

【シャラントの沼地で真珠のように輝く村】

 

太陽に照らされて煌めく小さな港に、タチアオイの花のピンク色に彩られる伝統的な白い外壁の民家。

 

かつては漁港として栄えたスードル川沿いには、現在も色とりどりの漁師小屋が建ち並び、牡蠣と塩の名産地として名が知られている。

 

シャラント沿岸地域の魅力が詰まったこの村には、浜風に運ばれる幸せな時間が流れている。




村の歴史

 

ガロ・ロマン時代にはすでにスードル川(Seudre)河岸に人々が集まり、漁業を営む小さな村が形成されていた。12世紀には強固な城塞が新たに建築され、塩田と漁港のおかげで村は大きく発展。城の麓には簡素な小屋に代わり屋根の低い白い家々が建てられるようになり、現在の街並みが形成された。

 

モルナック城は、現在個人の屋敷として用いられている。17~18世紀に大きく改装されたが、12世紀当時の簡素な塔が長い歴史を今に伝えている。

村の歴史

ガロ・ロマン時代にはすでにスードル川(Seudre)河岸に人々が集まり、漁業を営む小さな村が形成されていた。

 

12世紀には強固な城塞が新たに建築され、塩田と漁港のおかげで村は大きく発展。

 

城の麓には簡素な小屋に代わり屋根の低い白い家々が建てられるようになり、現在の街並みが形成された。

 

モルナック城は、現在個人の屋敷として用いられている。

 

17~18世紀に大きく改装されたが、12世紀当時の簡素な塔が長い歴史を今に伝えている。

サン・ピエ―ル教会

 

村のシンボル的存在であるサン・ピエール教会は、10~11世紀に建設されたロマネスク様式の美しい教会。メロビング朝時代の神殿跡に建設され、教会を取り囲む墓地には歴史を感じる石製の棺が残されている。

 

教会裏から見る後陣の姿は見事で、百年戦争の際に要塞化されたことから防衛面を重視した強固な鐘楼をかぶっている姿が印象的。教会内には荘厳のキリストをテーマに描かれた12世紀のフレスコ画や、モルナック公の葬儀のために作られた17世紀の紋章入りの布などが残る。

サン・ピエ―ル教会

村のシンボル的存在であるサン・ピエール教会は、10~11世紀に建設されたロマネスク様式の美しい教会。

 

メロビング朝時代の神殿跡に建設され、教会を取り囲む墓地には歴史を感じる石製の棺が残されている。

 

教会裏から見る後陣の姿は見事で、百年戦争の際に要塞化されたことから防衛面を重視した強固な鐘楼をかぶっている姿が印象的。

 

教会内には荘厳のキリストをテーマに描かれた12世紀のフレスコ画や、モルナック公の葬儀のために作られた17世紀の紋章入りの布などが残る。

漁村の風景

 

港ではスードル川に張り出した色とりどりの小屋が今なお残されている。どこまでも続く湿地帯を背景に漁師町の趣が残る素朴な景観は、この村ならではの風景である。カヤックやカヌーで河口を下ることも可能で、川沿いに目を凝らせばシラサギの姿も目にすることが出来る。

 

また村特産の牡蠣の養殖場や塩田を巡ることの出来る散歩道が整備されており、フランス大西洋岸らしい港沿いの風景を楽しむことが出来る。自転車を借りて海岸沿いをサイクリングしたり、ガイドツアーに参加するのもお勧め。港の周辺では近郊の海で採れた魚介類を提供するレストランが佇んでおり、美味しい食事を楽しむことが出来る。特にほんのり効いた塩味が味わい深い、獲れたての牡蠣は絶品である。

漁村の風景

港ではスードル川に張り出した色とりどりの小屋が今なお残されている。

 

どこまでも続く湿地帯を背景に漁師町の趣が残る素朴な景観は、この村ならではの風景である。

 

カヤックやカヌーで河口を下ることも可能で、川沿いに目を凝らせばシラサギの姿も目にすることが出来る。

 

また村特産の牡蠣の養殖場や塩田を巡ることの出来る散歩道が整備されており、フランス大西洋岸らしい港沿いの風景を楽しむことが出来る。

 

自転車を借りて海岸沿いをサイクリングしたり、ガイドツアーに参加するのもお勧め。

 

港の周辺では近郊の海で採れた魚介類を提供するレストランが佇んでおり、美味しい食事を楽しむことが出来る。

 

特にほんのり効いた塩味が味わい深い、獲れたての牡蠣は絶品である。

鉄道資料館

 

かつてこの村には塩や牡蠣、浜ゆでされた蟹や牡蠣の貝殻の粉などを運ぶための鉄道が運行していた。1970年代終わりに廃線となってしまったが、150年近くの歴史を持つ駅舎を鉄道資料館として活用している。

 

地元の有志によって運営されるため7月と8月の二カ月間しか開館していないが、時期が合えば住民たちの情熱が詰め込まれたミュージアムを覗いてみると良い。

鉄道資料館

かつてこの村には塩や牡蠣、浜ゆでされた蟹や牡蠣の貝殻の粉などを運ぶための鉄道が運行していた。

 

1970年代終わりに廃線となってしまったが、150年近くの歴史を持つ駅舎を鉄道資料館として活用している。

 

地元の有志によって運営されるため7月と8月の二カ月間しか開館していないが、時期が合えば住民たちの情熱が詰め込まれたミュージアムを覗いてみると良い。

旧市場

 

往時の面影を残す旧市街の中心にある村役場のある広場には、中世のから続く歴史ある市場が残されている。8角形という非常に珍しい構造をしており、18世紀には臨時の劇場としても活用されていたとの記録が残されている。

 

港まで続く細い小路(venelle)が張り巡らされているのも、この村ならではの街並みを構成している。石畳が敷かれた道中には芸術家や職人のアトリエやギャラリーが多く立ち並んでおり、旅の思い出となるお気に入りの品々を探すのも楽しい。

旧市場

往時の面影を残す旧市街の中心にある村役場のある広場には、中世のから続く歴史ある市場が残されている。

 

8角形という非常に珍しい構造をしており、18世紀には臨時の劇場としても活用されていたとの記録が残されている。

 

港まで続く細い小路(venelle)が張り巡らされているのも、この村ならではの街並みを構成している。

 

石畳が敷かれた道中には芸術家や職人のアトリエやギャラリーが多く立ち並んでおり、旅の思い出となるお気に入りの品々を探すのも楽しい。

モルナック・シュル・スードルについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

シャラント・マリティーム県モルナック・シュル・スードル(モルナックシュルスードル)

/Mornac-sur-Seudre (CHARENTE-MARITIME)

面積:9,50 km2

人口:834人(2016年現在)

2019年03月13日:ページ更新

2021年9月18日:ページ更新

行き方

公共交通機関のみでも訪れる事は理論的には可能ですが、乗り換えが多く非常に複雑なため、近郊の街からタクシー等の利用がお勧めです。

 

2019年に訪れた際は、レンタカーを利用しました。かつての鉄道の軌道からすぐ近くの場所に無料の駐車場が整備されているので、車での移動も安心ですよ。

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、アングレーム駅(Angoulême)下車。(約2時間10分)

アングレーム駅(Angoulême)で在来線に乗り換えて、ロワイヤン駅(Royan)下車。(約1時間50分)

ロワイヤン駅前停留所(ROYAN Gare)からロワイヤン・アトランティック交通(Carabus)14番線に乗って、ロワイヤン・コルドゥアン停留所(ROYAN Cordouan)下車。(約10分)

ロワイヤン・コルドゥアン停留所(ROYAN Cordouan)で105, 114, 115, 125, 126, 143番線のいずれかに乗り換えて、モルナック・シュル・スードル・ポスト停留所(MORNAC -S/-S. Poste)下車(約40分)

ボルドー(Bordeaux)から170km(約2時間10分)

ボルドー・メリニャック空港から180km(約2時間10分)




モルナック・シュル・スードルのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。モルナック・シュル・スードルにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

この村の港に面して佇む宿泊施設で、5つのベッドルームを備えた一軒まるごと借りることが出来ます。白壁に水色の雨戸というこの地域ならではの建物で、まるで村に暮らしているかのような滞在が楽しめます。プライヴェートのテラスも備えているので、天気の良い日には野外で食事をとるのもお勧め。料金は2名1泊で390€、もしくは8名1泊で550€です。



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

モルナック・シュル・スードルから車で40分(30km)

モルナック・シュル・スードルから車で40分(40km)

スポンサーリンク




次の美しい村を巡る