モンコントゥール/Moncontour

 

【城壁に囲まれたブルターニュの城下町】

 

中世の城壁に囲まれたこの村は、

緑豊かな2つの谷の合流地点に佇む。

重厚かつ素朴な花崗岩の壁と

アルドワーズの屋根で造られた建造物は、

当時の華やかな時代を今に伝えている。

ブルターニュらしさを存分に味わうことの出来る街並みは、

訪れる者を穏やかで優しい気持ちにさせてくれるだろう。

モンコントゥール/Moncontour

 

【城壁に囲まれたブルターニュの城下町】

 

中世の城壁に囲まれたこの村は、緑豊かな2つの谷の合流地点に佇む。

 

重厚かつ素朴な花崗岩の壁とアルドワーズの屋根で造られた建造物は、当時の華やかな時代を今に伝えている。

 

ブルターニュらしさを存分に味わうことの出来る街並みは、訪れる者を穏やかで優しい気持ちにさせてくれるだろう。




村の歴史

 

ブルターニュがまだ小国に分かれて統治されていた時代、パンティエーヴル国の首都がおかれていた近郊の街ランバル(Lamballe)を防衛するため11世紀にこの街が築かれた。

 

中世の時代を通じて多くの襲撃を受け、その後リシュリュー枢機卿の命により取り壊されたモンコントゥール城は、廃墟となってしまった。それでもアン・オー門(Porte-d’en-Haut)やサン・ジャンの隠し門(poterne St-Jean)、その他にも14備わっていた城壁の塔のうち11基が当時のまま残されている。

 

工業の時代には、隣接するフィニステール県のロクロナンと同様に麻とリネンの織物ベルラング(berlingue)の生産で栄え、南アメリカやインドにまで輸出を行っていた。

村の歴史

ブルターニュがまだ小国に分かれて統治されていた時代、パンティエーヴル国の首都がおかれていた近郊の街ランバル(Lamballe)を防衛するため11世紀にこの街が築かれた。

 

中世の時代を通じて多くの襲撃を受け、その後リシュリュー枢機卿の命により取り壊されたモンコントゥール城は、廃墟となってしまった。

 

それでもアン・オー門(Porte-d’en-Haut)やサン・ジャンの隠し門(poterne St-Jean)、その他にも14備わっていた城壁の塔のうち11基が当時のまま残されている。

 

工業の時代には、隣接するフィニステール県のロクロナンと同様に麻とリネンの織物ベルラング(berlingue)の生産で栄え、南アメリカやインドにまで輸出を行っていた。

サン・マテュラン教会

 

村の中心に位置するサン・マテュラン教会は、イタリアやフランドル地方の影響を大きく受けて建設された。現存する最も古い部分は1584年に建てられた鐘楼で、空に突き出したその姿は村の至る所から見ることの出来るシンボルとなっている。

 

この教会の六枚のステンドグラスは、村一番の見どころである。1520年から1538年に制作されたもので、その中でも民衆の信仰心を描いた祭壇奥の作品は思わず見入ってしまう美しさだ。

サン・マテュラン教会

村の中心に位置するサン・マテュラン教会は、イタリアやフランドル地方の影響を大きく受けて建設された。

 

現存する最も古い部分は1584年に建てられた鐘楼で、空に突き出したその姿は村の至る所から見ることの出来るシンボルとなっている。

 

この教会の六枚のステンドグラスは、村一番の見どころである。1520年から1538年に制作されたもので、その中でも民衆の信仰心を描いた祭壇奥の作品は思わず見入ってしまう美しさだ。

ふくろう党革命の拠点

 

この村は、ふくろう党革命ゆかりの地としても知られている。フランス革命中の18世紀終わりに発足した第一共和政に対して異を唱え、反乱を起こしたのがこの運動である。

 

教会のあるパンティエーヴル広場に面する貴族の館で、オッシュ将軍がふくろう党司令部を設立した。キャリエール広場にあるふくろう党革命の家では、19世紀から20世紀初めにかけてのふくろう党に関する資料が展示されている。

ふくろう党革命の拠点

この村は、ふくろう党革命ゆかりの地としても知られている。フランス革命中の18世紀終わりに発足した第一共和政に対して異を唱え、反乱を起こしたのがこの運動である。

 

教会のあるパンティエーヴル広場に面する貴族の館で、オッシュ将軍がふくろう党司令部を設立した。

 

キャリエール広場にあるふくろう党革命の家では、19世紀から20世紀初めにかけてのふくろう党に関する資料が展示されている。

ブルトン文化感じる祭り

 

隔年で8月に開催されるフェット・メディエヴァル(※中世の祭典の意)では、中世の衣装を纏った騎士が村を練り歩き、まるで時空を超えたかのような趣がある。コスチューム資料館では、「中世の騎士」と「ルイ王朝の衣服の変遷」という2つのテーマに沿って衣装を着用したミニチュアサイズの人形が展示されている。

 

また5月の聖霊降臨祭では、ケルト宗教の影響を受けたブルターニュ地方土着信仰の行事であるパルドン祭が催され、行進が行われる。サン・マテュラン教会内でもパルドン祭に用いられる旗が飾られており、ブルトン文化の奥深さを垣間見ることが出来る。

ブルトン文化感じる祭り

隔年で8月に開催されるフェット・メディエヴァル(※中世の祭典の意)では、中世の衣装を纏った騎士が村を練り歩き、まるで時空を超えたかのような趣がある。

 

コスチューム資料館では、「中世の騎士」と「ルイ王朝の衣服の変遷」という2つのテーマに沿って衣装を着用したミニチュアサイズの人形が展示されている。

 

また5月の聖霊降臨祭では、ケルト宗教の影響を受けたブルターニュ地方土着信仰の行事であるパルドン祭が催され、行進が行われる。

 

サン・マテュラン教会内でもパルドン祭に用いられる旗が飾られており、ブルトン文化の奥深さを垣間見ることが出来る。

モンコントゥールについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

コート・ダルモール県モンコントゥール/Moncontour (CÔTES-D’ARMOR)

面積:0,4 km2

人口:868人(2016年現在)

2019年10月31日:ページ更新

2020年5月22日:ページ更新

行き方

私はブルターニュ地方の中心都市、レンヌからレンタカーでこの村を訪れました。

 

コート・ダルモール県の県庁所在地、サン・ブリユーから運行しているバスを利用するのもお勧めです。

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、サン・ブリユー駅(Saint-Brieuc)下車。(約2時間40分)

サン・ブリユー駅前停留所(SAINT BRIEUC Gare)から、ブルターニュ交通ブレイズゴー(Breizhgo)8番線に乗って、モンコントゥール旧市街停留所下車(MONCONTOUR/Centre)(約50分)

レンヌ(Rennes)から100km(約1時間10分)

ナント(Nantes)から200km(約2時間20分)

レンヌ・ブルターニュ空港から100km(約1時間20分)

ナント・アトランティック空港から210km(約2時間20分)

レストラン

比較的人口規模も大きく生活感を感じられる村なので、地元の方が通う小さなレストランがいくつかありました。

 

2019年に利用したモンコントゥールのレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。

このレストランは城壁の外へと通じる抜け道のあったサン・ジャンの隠し門のすぐ近くに位置しています。シェフが海外県のレユニオン島出身ということで、海老のカレーやサツマイモを使ったデザートなど、フランスでは少し珍しいメニューを味わうことができました。

 

前菜+メインもしくはメイン+デザートで11€とリーズナブルな価格。暖炉のある店内は温かみがあり、地元の方にも愛されている雰囲気がとても良かったです。

細部に宿る美

村の至る所に掲げられた統一感のある手作りの看板がとてもユニーク。村内には実に30を超える可愛らしい看板があるので、それらを探しながら歩くのも楽しいです。

 

こうした住民の連帯感を感じる小さな文化財が、この村の大きな魅力となっています。




モンコントゥールのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。モンコントゥールにあるお勧めホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

レストランの項目でも紹介させて頂いたお店ですが、併設しているホテルもBooking.com の総合スコア8.9と高評価。村を散策するにも便利な場所にあり、客室は簡素ながら清潔感のある内装です。料金は2名1泊で90€(朝食別)と良心的です。



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

モンコントゥールから車で60分(80km)

モンコントゥールから車で1時間30分(100km)

モンコントゥールから車で2時間(140km)

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