セギュレ

Séguret

強固に守られたローマ法王直轄の村

ダンテル・ド・モンミライユ山の麓から、ローヌ渓谷の最高の見晴らし台となってセギュレの村は佇んでいる。村の名前はプロヴァンス語の「ségur(安全)」に由来し、強固な城塞に囲まれている。

 

1792年のフランス革命によって村がフランスの統治下となるまで、10世紀よりローマ教皇の直轄地として村は歩みを続けた。18世紀に拡幅されたものの、城壁のすぐ後ろに家々が寄り添って建てられている場所も残っており、その時代の名残を留めている。

 

北側に城壁と共に築かれているビーズ(Bise)の門は、ミストラルという北からの冷たい風を避ける目的があったと考えられている。南側にあるポルタイユ・ヌフ(Portail Neuf、新しい門)と共に、14世紀以来改修なども行われていないが、強固な姿を留めている。

 

かつてはこの村唯一の水汲み場だった17世紀のマスカロンの泉(Fontaine des Mascarons)は歴史的文化財に指定されている。四方にマスカロンと呼ばれる仮面飾りがついているのが特徴である。

 

10世紀に建てられ、12世紀~13世紀にかけて改修されたロマネスク様式のサン・ドニ(Eglise Et-Donis)教会は必見である、また毎年クリスマスになると、中世から語りにより伝承が続いているベルジエの聖史劇(Mystère des Bergers)がこの教会で行われる。

 

カラード(calade)と呼ばれる石畳のスロープ状に路地が張りめぐらされ、古くからの壁が日光を遮り影となっている。その他にも、15世紀の鐘楼、17世紀のノートル・ダム・デ・グラス教会(Chapelle N.-D.-des-Grâce)、クリスマスを彩るサントン人形などが飾られた18世紀のサント・テックル教会など見どころは多いので、ひやりとした空気の中でそぞろ歩きを楽しみたい。

ヴォクリューズ県セギュレ/Séguret (VAUCLUSE)

面積:21,04km2

人口:847人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

リヨン(Lyon)方面もしくはマルセイユ(Marseille)方面からSNCFに乗って、オランジュ駅(Orange)駅下車

オランジュ(Orange)駅から、trans vaucluse社4番線Vaison-la-romaine行きのバスに乗って、セギュレ停留所下車(約30分)

車の場合:

マルセイユから140km(約1時間40分)

リヨンから220km(約2時間30分)

飛行機の場合:

アヴィニョン空港から55km(約45分)

マルセイユ・プロヴァンス空港から120km(約1時間30分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2018年6月4日:ページ更新

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