スミュール・アン・ブリオネ/Semur-en-Brionnais
【クリュニー修道会の聖地】
ロマネスク様式の教会が建ち並ぶ、
ブルゴーニュ南部のブリオネ地方。
その中でも最も歴史あるこの村は、
ロワール川のすぐ脇にある標高400m程の丘の上に佇む。
クリュニー会の修道院長を務めた聖ユーグの生まれた城や、
華やかな姿で佇むサン・ティレール参事会教会。
その周囲を薄いピンク色に染まった館が取り囲んでいる。
ロマネスク様式の教会が建ち並ぶ、
ブルゴーニュ南部のブリオネ地方。
その中でも最も歴史あるこの村は、
ロワール川のすぐ脇にある標高400m程の丘の上に佇む。
クリュニー会の修道院長を務めた聖ユーグの生まれた城や、
華やかな姿で佇むサン・ティレール参事会教会。
その周囲を薄いピンク色に染まった館が取り囲んでいる。
ロマネスク様式の教会が建ち並ぶ、ブルゴーニュ南部のブリオネ地方。
その中でも最も歴史あるこの村は、ロワール川のすぐ脇にある標高400m程の丘の上に佇む。
クリュニー会の修道院長を務めた聖ユーグの生まれた城や、華やかな姿で佇むサン・ティレール参事会教会。その周囲を薄いピンク色に染まった館が取り囲んでいる。
ブリオネ地方でも最も古くから集落が築かれたと言われるこの村だが、城は4~5世紀に敵からの襲撃を受け廃墟と化してしまった。そのため村の名は、ラテン語で「古い城壁」や「古い石」を意味するSenemurumに由来している。
10世紀に新たに築かれたサン・ユーグ城は高さ22mにも及び、堅固で堂々とした姿が印象的である。1階部分が最も古く窓が全く無い造りをしており、14世紀に手が加えられた2階部分は窓と暖炉が取り付けられている。最上階部分は11~12世紀のもので、主に子供や兵士のために使用されていた。
またサン・ユーグ城の脇に建てられた2つの円形の塔は、城への出入口を守るように配されている。憲兵隊の詰め所として用いられていたが、フランス革命期には牢獄としても用いられていた。
ブリオネ地方でも最も古くから集落が築かれたと言われるこの村だが、城は4~5世紀に敵からの襲撃を受け廃墟と化してしまった。
そのため村の名は、ラテン語で「古い城壁」や「古い石」を意味するSenemurumに由来している。
10世紀に新たに築かれたサン・ユーグ城は高さ22mにも及び、堅固で堂々とした姿が印象的である。
1階部分が最も古く窓が全く無い造りをしており、14世紀に手が加えられた2階部分は窓と暖炉が取り付けられている。
最上階部分は11~12世紀のもので、主に子供や兵士のために使用されていた。
またサン・ユーグ城の脇に建てられた2つの円形の塔は、城への出入口を守るように配されている。
憲兵隊の詰め所として用いられていたが、フランス革命期には牢獄としても用いられていた。
この村は、1024年にクリュニー会の大修道院長を務めた聖ユーグの生まれ故郷としても有名。クリュニー修道院は、当時ブルゴーニュ南部で政治的・宗教的・経済的に大きな影響力を持っていたと伝えられている。
12世紀に建てられたサン・ティレール参事会教会は、見事なロマネスク様式の外観が必見。幾重にも重なるアーチが美しい八角形の鐘楼や、細かな彫刻が施された扉が魅力的です。
教会内にある先の尖った大きなアーチ状の柱、トリフォリウム、そして高窓の三段階で構成される側廊など、各所にクリュニー会の影響を受けていることが表れている。
この村は、1024年にクリュニー会の大修道院長を務めた聖ユーグの生まれ故郷としても有名。
クリュニー修道院は、当時ブルゴーニュ南部で政治的・宗教的・経済的に大きな影響力を持っていたと伝えられている。
12世紀に建てられたサン・ティレール参事会教会は、見事なロマネスク様式の外観が必見。
幾重にも重なるアーチが美しい八角形の鐘楼や、細かな彫刻が施された扉が魅力的です。
教会内にある先の尖った大きなアーチ状の柱、トリフォリウム、そして高窓の三段階で構成される側廊など、各所にクリュニー会の影響を受けていることが表れている。
サン・ティレール教会のすぐ脇に佇んでいるメゾン・デュ・シャピトルは、13名の司教座聖堂参事会員のために建てられた。16世紀の天井と美しい絵画に彩られた暖炉は、当時のままの姿で残されている。
また内部では、ブリオネ地方で花開いたロマネスク芸術に関する展示を楽しむことも出来る。
サン・ティレール教会のすぐ脇に佇んでいるメゾン・デュ・シャピトルは、13名の司教座聖堂参事会員のために建てられた。
16世紀の天井と美しい絵画に彩られた暖炉は、当時のままの姿で残されている。
また内部では、ブリオネ地方で花開いたロマネスク芸術に関する展示を楽しむことも出来る。
村の郊外にひっそりと佇むサン・マルタン・ラ・ヴァレ教会も一見の価値あり。11世紀に建てられた教会で、内部は12~16世紀に描かれた壁画に彩られている。
その他にも村内に見どころは多く、塩の税金を管理していたグルニエ・ア・セルという石造りの倉庫では16世紀終わりに描かれた天井画を見ることが出来る。また村役場はかつての裁判所として用いられていた1788年の建物を利用しており、ルイ16世様式の外観が見事。
村の郊外にひっそりと佇むサン・マルタン・ラ・ヴァレ教会も一見の価値あり。11世紀に建てられた教会で、内部は12~16世紀に描かれた壁画に彩られている。
その他にも村内に見どころは多く、塩の税金を管理していたグルニエ・ア・セルという石造りの倉庫では16世紀終わりに描かれた天井画を見ることが出来る。
また村役場はかつての裁判所として用いられていた1788年の建物を利用しており、ルイ16世様式の外観が見事。
ソーヌ・エ・ロワール県スミュール・アン・ブリオネ(スミュールアンブリオネ)
/Semur-en-Brionnais (SAÔNE-ET-LOIRE)
面積:15,56km2
人口:623人(2017年現在)
2020年7月7日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。
2020年にこの村を訪れた際はリヨンからレンタカーを利用しました。「フランスの最も美しい村」協会には加盟していませんが、この地域はロマネスク様式の美しい教会や礼拝堂が集まっているので、車を手配してロマネスク街道沿いの小さな村や町を巡るのもお勧めです。
パリ・リヨン駅(Paris-Gare-de-Lyon)からTGVに乗って、リヨン・パールデュー駅(Lyon-Part-Dieu)下車(※約2時間)
リヨン・パールデュー駅でTERに乗り換え、ロアンヌ駅(Roanne)下車。(※約1時間10分)
ロアンヌ駅前からタクシーで、スミュール・アン・ブリオネ中心市街地まで40分
リヨンから130km(約1時間40分)
ボーヌから150km(約1時間50分)
リヨン=サン・エグジュペリ空港から140km(約2時間)
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。この村には民宿が数件営業しているものの、booking.comから予約できる宿泊施設は現在ありません。村の外にはなりますが、スミュール・アン・ブリオネ近郊にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、スミュール・アン・ブリオネの中心市街地から車で30分ほどの場所にあるノアイリーという街に位置しています。5haという広大な土地の中にひっそりと佇む、まるで絵本の世界で描かれるような可愛らしいお城に泊まることが出来ます。料金は2名1泊で110€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
スミュール・アン・ブリオネから車で1時間20分(80km)
スミュール・アン・ブリオネから車で1時間30分(90km)