ラヴォデュー/Lavaudieu
【神の宿る渓谷に佇む村】
ロマネスク様式の回廊が残る大修道院に見守られたこの村は、
豊かな宗教的文化財が残るオーヴェルニュ地方の至宝である。
村のすぐ脇を流れるスヌイール川には中世の橋が架けられ、
川面に映し出される自然の木々が差し込む光に応じて様々な色彩を放つ。
狭い路地が入り組む村内はワイン醸造家の民家が建ち並び、
オレンジ色の丸瓦と黄金に輝く石に統一された
神秘的な街並みで人々を魅了する。
ロマネスク様式の回廊が残る大修道院に見守られたこの村は、
豊かな宗教的文化財が残るオーヴェルニュ地方の至宝である。
村のすぐ脇を流れるスヌイール川には中世の橋が架けられ、
川面に映し出される自然の木々が差し込む光に応じて様々な色彩を放つ。
狭い路地が入り組む村内はワイン醸造家の民家が建ち並び、
オレンジ色の丸瓦と黄金に輝く石に統一された
神秘的な街並みで人々を魅了する。
ロマネスク様式の回廊が残る大修道院に見守られたこの村は、豊かな宗教的文化財が残るオーヴェルニュ地方の至宝である。
村のすぐ脇を流れるスヌイール川には中世の橋が架けられ、川面に映し出される自然の木々が差し込む光に応じて様々な色彩を放つ。
狭い路地が入り組む村内はワイン醸造家の民家が建ち並び、オレンジ色の丸瓦と黄金に輝く石に統一された神秘的な街並みで人々を魅了する。
近郊の街ラ・シェーズ・デューで最初の大修道院長を務めた聖ロベールが、この地にベネディクト会大修道院を築いたのは1057年の事。1487年にはフランス語で「神の渓谷」に由来する、現在の村名へ変更することが許可された。
「首飾り事件」と呼ばれる、フランス王室を舞台に繰り広げられた詐欺事件に巻き込まれたロアン枢機卿を受け入れたのもこの大修道院であった。
近郊の街ラ・シェーズ・デューで最初の大修道院長を務めた聖ロベールが、この地にベネディクト会大修道院を築いたのは1057年の事。
1487年にはフランス語で「神の渓谷」に由来する、現在の村名へ変更することが許可された。
「首飾り事件」と呼ばれる、フランス王室を舞台に繰り広げられた詐欺事件に巻き込まれたロアン枢機卿を受け入れたのもこの大修道院であった。
フランス革命前まで修道女達が生活を共にした大修道院は、オーヴェルニュ地方で唯一のロマネスク様式の回廊を有している。草木や人魚、ライオンなどをモチーフとした、繊細な装飾が施された頭が並ぶ回廊のアーケードは必見。また小石が敷き詰められた床や、雨よけを備えた上階部分が神聖な雰囲気漂う回廊の魅力を惹きたてている。
回廊を通り抜けた先にあるかつての食堂には、ビザンティン様式の影響を受けた12世紀のフレスコ画が描かれている。キリストの祝福をモチーフとしており、4人の福音伝道師や、12人の使途に囲まれた聖母マリアの姿が描かれている。
フランス革命前まで修道女達が生活を共にした大修道院は、オーヴェルニュ地方で唯一のロマネスク様式の回廊を有している。
草木や人魚、ライオンなどをモチーフとした、繊細な装飾が施された頭が並ぶ回廊のアーケードは必見。
また小石が敷き詰められた床や、雨よけを備えた上階部分が神聖な雰囲気漂う回廊の魅力を惹きたてている。
回廊を通り抜けた先にあるかつての食堂には、ビザンティン様式の影響を受けた12世紀のフレスコ画が描かれている。
キリストの祝福をモチーフとしており、4人の福音伝道師や、12人の使途に囲まれた聖母マリアの姿が描かれている。
大修道院のすぐ脇に佇むサン・タンドレ教会は11~12世紀に建てられたもので、ロマネスク様式の美しい外観が印象的である。フランス革命の際には鐘楼の上部に取り付けられていた尖塔が失われてしまい、丸みを帯びた独特な形状の屋根が被せられた。
教会内に足を踏み入れると、12~18世紀の美しい壁画が目を惹く。14世紀イタリア美術の影響を受けている作品が多く、ルネサンスの萌芽を感じることが出来る。その中でも中世ヨーロッパで猛威を奮ったペストを寓意した壁画は一番の見どころ。またその脇に飾られた15世紀の石の彫像は、ピエタと呼ばれる十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアをモチーフとしており鮮やかな色彩が見事である。
大修道院のすぐ脇に佇むサン・タンドレ教会は11~12世紀に建てられたもので、ロマネスク様式の美しい外観が印象的である。
フランス革命の際には鐘楼の上部に取り付けられていた尖塔が失われてしまい、丸みを帯びた独特な形状の屋根が被せられた。
教会内に足を踏み入れると、12~18世紀の美しい壁画が目を惹く。
14世紀イタリア美術の影響を受けている作品が多く、ルネサンスの萌芽を感じることが出来る。
その中でも中世ヨーロッパで猛威を奮ったペストを寓意した壁画は一番の見どころ。
またその脇に飾られた15世紀の石の彫像は、ピエタと呼ばれる十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアをモチーフとしており鮮やかな色彩が見事である。
1779年に鋳造された鉄製の十字架がシンボルとなっている中央広場に面して、オーベルニュ民芸・伝統文化資料館が佇んでいる。かつてのパン屋の建物を利用しており、農具や衣服など19世紀終わり頃に営まれていたこの地域の日常生活を今に伝えている。また2階では、夏季に現代芸術作品の企画展などが開催されているので覗いてみると良いだろう。
毎年7月14日の革命記念日には、ワイン祭りが盛大に催される。フランス革命の際に、この村の住民が聖職者の財産や近郊の街ラ・シェーズ・デューの修道士のために保管していたワインの大樽を奪い取ったことに由来しており、大樽にたっぷりと用意された赤ワインが振舞われる。
1779年に鋳造された鉄製の十字架がシンボルとなっている中央広場に面して、オーベルニュ民芸・伝統文化資料館が佇んでいる。
かつてのパン屋の建物を利用しており、農具や衣服など19世紀終わり頃に営まれていたこの地域の日常生活を今に伝えている。
また2階では、夏季に現代芸術作品の企画展などが開催されているので覗いてみると良いだろう。
毎年7月14日の革命記念日には、ワイン祭りが盛大に催される。
フランス革命の際に、この村の住民が聖職者の財産や近郊の街ラ・シェーズ・デューの修道士のために保管していたワインの大樽を奪い取ったことに由来しており、大樽にたっぷりと用意された赤ワインが振舞われる。
オート・ロワール県ラヴォデュー(ラヴォウデュー、ラヴォデュ)/Lavaudieu (HAUTE-LOIRE)
面積:17,54 km2
人口:243人(2017年現在)
2020年10月24日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。
2020年に訪れた際は、リヨンからレンタカーを利用しました。スヌイール川沿いに大きな無料駐車場が整備されているので、車での移動も安心です。
パリ・ベルシー駅(Paris-Bercy)からSNCFに乗って、クレルモン・フェラン駅(Clermont-Ferrand)下車(※約3時間30分)
クレルモン・フェラン駅前からタクシーに乗って、ラヴォデュー中心市街地へ(※約1時間10分)
クレルモン・フェランから80km(約1時間10分)
ル・ピュイ・アン・ヴレから60km(約60分)
リヨンから190km(約2時間30分)
クレルモン=フェラン・オーベルニュ空港から80km(約60分)
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ラヴォデューにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
大修道院もある中心広場に面しているので、村の散策に便利です。この村の歴史ある民家をリノベーションしており、まるで住民になったかのような滞在が楽しめます。広々とした客室は、シンプルで清潔感があり。料金は2名1泊で80€(朝食込)と良心的です。
4人まで宿泊可能な客室もあるので、ご家族での利用もお勧めです(4名1泊で100€)。
【一緒に訪れたい美しい村】
ラヴォデューから車で40分(40km)
ラヴォデューから車で40分(40km)
ラヴォデューから車で50分(60km)
ラヴォデューから車で1時間10分(80km)