ルシヨン

Roussillon

燃え上がる赤に染め上げるオークルの村

ヴァントゥー山とリュベロン山脈に挟まれて位置するルシヨンの村は、草木の緑色に縁どられ燃え上がるような紅色に輝いている。

 

この村のモン・ルージュ(Mont-Rouge、赤い山)から産出されるオークルと呼ばれる顔料の利用は古く、先史時代に遡ることが出来る。18世紀に地元出身のジャン・エティエンヌ・アスティエ(Jean-Étienne Astier)がオークルの色素に応じて選り分け、顔料に赤や黄色のバリエーションを安定して作り出す技術を確立して以来、オークル産業は発展を遂げ、村の経済は飛躍の時代を迎える。

 

11世紀後半に起源を持つサン・ミシェル教会は、17世紀に改築がなされた。内部には、村出身の彫刻家として知られるアレクシス・ポワトヴァン(Alexis Poitevin)による、洗礼盤、キリストの十字架像、大天使サン・ミシェル像が残されている。

 

また教会に付属するように、かつて村への入口となる門があった場所が19世紀に手直しされた鐘楼が建てられている。大時計が取り付けられ、住民はどこにいても時間を知ることができる。

 

「フランスの最も美しい村」加盟村の中では歴史的に古い建物が決して多く残っているわけではないのだが、オークルのグラデーション豊かな色彩に染められた家々が調和し、魅力に溢れる唯一無二の景観を作り出している。村の個性を尊重するフランス協会のコンセプトの代表的な村の一つだろう。

ヴォクリューズ県ルシヨン(ルシオン)/Roussillon (VAUCLUSE)

面積:29,77km2

人口:1,161人(1999年現在)

公共交通機関の場合:

アヴィニョン(Avignon)駅もしくはマルセイユ・サン・シャルル(Marseille Saint-Charles)駅からSNCFに乗って、カヴァイヨン(Cavaillon)駅下車(※それぞれ、約40分、約1時間10分)

カヴァイヨン(Cavaillon)駅から、ヴォクリューズ県営(Transvaucluse)の15.3番のバスに乗ってルシヨン(Roussillon)停留所下車(※約1時間)

車の場合:

マルセイユ(Marseille)から100km(約1時間)

アヴィニョン(Avignon)から60km(約1時間)

リヨン(Lyon)から270km(約3時間)

飛行機の場合:

マルセイユ・プロヴァンス空港から80km(約1時間10分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2018年5月28日:ページ更新

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