モンソロー

Montsoreau

ロワール川のほとりの優美な城を囲む村

フォントヴロー修道院(L’abbaye de Fontevraud)のほど近く、ロワール・アンジュー・トゥーレーヌ自然国立公園(Parc naturel régional Loire-Anjou-Touraine)の中心にモンソローの村は佇んでいる。穏やかなロワール川の流れのほとりには数多くの城が残っており、モンソローを含むロワール川流域は2000年に「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」としてユネスコの世界遺産登録されている。また、「フランスの風格ある小さな街(Petites Cités de caractère de France)」協会にも加盟している。

 

村は11世紀にはこの場所に建っていたとの記述が残されているモンソローの城の周りに拡がっている。15世紀に建てられた現在の優美な城の姿はイギリスのロマン主義画家ウィリアム・ターナー(William Turner)や、19世紀フランスを代表する芸術家オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)などによっても描かれた。2016年からは、フィリップ・メアイユ(Philippe Méaille)コレクションが常設され、前衛芸術家による現代アートが楽しめる文化・芸術の拠点にもなっている。

 

村は1846年に書かれたアレクサンドル・ドゥマ(Alexandre Dumas)の小説『モンソローの奥方(La Dame de Monsoreau)』の舞台となり、モンソローのシャルル・ド・シャンブ(Charles de Chambes)公と結婚したフランソワーズ・ド・マリドール(Françoise de Maridor)がモデルになってと言われている。

 

ソー・オ・ルー(Saut aux Loups)の丘には、15世紀まで洞窟居住を営んでいた跡が残されているので見てみると良いだろう。現在はその場所を村特産のキノコやワインを販売出来るように利活用されている。

 

この村を訪れたら、エレガントな黄金色に輝くシュナン種主体のロワールの発砲ワインのクレマン・ド・ロワール(Crémant de Loire)やソミュール(Saumur)、フルーティーで軽やかな味わいが特徴のカベルネ・フラン主体のソミュール・シャンピニー(Saumur Champigny)を試してみると良い。

 

その他13世紀から18世紀にかけて建設されたサン・ピエール・ド・レスト(Saint-Pierre-de-Rest)協会も必見である。村内はブドウ畑や石灰土の白壁に青いスレート板の屋根が美しい民家、手入れの行き届いた庭へと続く道は花々に縁取られ、散歩をするのが楽しい。

メーヌ・エ・ロワール県モンソロー/Montsoreau (MAINE-ET-LOIRE)

面積:5,19km2

人口:439人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・モンパルナス駅(Paris-Montparnasse 1-2)からSNCFに乗って、トゥール(Tours)駅で乗り換え、ソミュール(Saumur)駅下車(※約2時間30分)

ソミュール旧市街(Saumur: Centre-Ville)停留所へ移動して、ソミュール交通(SAUMUR AGGLOBUS)1番のバスに乗ってモンソロー停留所下車(※約20分)

車の場合:

アンジェ(Anjers)から80km(約1時間)

パリ(Paris)から310km(約3時間20分)

飛行機の場合:

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から340km(約3時間40分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

世界文化遺産:ユネスコ(U.N.E.S.C.O.)

  • 登録名:「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」(Val de Loire entre Sully-sur-Loire et Chalonnes)

Photoed by guy_dugas – pixabay.com

2018年8月6日:ページ更新

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