ラヴァルダン/Lavardin

 

【洞窟で生活したロワール渓谷の村】

 

石灰質の崖の上には強固な城が聳え立ち、

ロワール川の畔に佇む中世の趣を残す村を見守っている。

穴居式住宅、ゴシック様式およびルネサンス様式の民家が混在しており、

様々な時代を通して暮らしてきた村の歴史を見ることが出来る。

白壁に木骨組み、褐色の平瓦という共通の特徴を有しており、

スタイルは違えど統一感を感じるユニークな村である。

ラヴァルダン/Lavardin

 

【洞窟で生活したロワール渓谷の村】

 

石灰質の崖の上には強固な城が聳え立ち、ロワール川の畔に佇む中世の趣を残す村を見守っている。

 

穴居式住宅、ゴシック様式およびルネサンス様式の民家が混在しており、様々な時代を通して暮らしてきた村の歴史を見ることが出来る。

 

白壁に木骨組み、褐色の平瓦という共通の特徴を有しており、スタイルは違えど統一感を感じるユニークな村である。




ラヴァルダン城

 

ラヴァルダン城は急峻な地形を利用した難攻不落の城として知られ、獅子心王として恐れられたイングランド王リチャード1世率いる1118年の襲撃にもフランス王の援助を得ながら最後まで抵抗したと伝えられる。

 

しかし16世紀にフランス宗教戦争が勃発し、暴徒化したプロテスタント教徒の隠れ家となったラヴァルダン城は、ナヴァラ王アンリ4世とヴァンドーム候の命によって破壊された。

ラヴァルダン城

ラヴァルダン城は急峻な地形を利用した難攻不落の城として知られ、獅子心王として恐れられたイングランド王リチャード1世率いる1118年の襲撃にもフランス王の援助を得ながら最後まで抵抗したと伝えられる。

 

しかし16世紀にフランス宗教戦争が勃発し、暴徒化したプロテスタント教徒の隠れ家となったラヴァルダン城は、ナヴァラ王アンリ4世とヴァンドーム候の命によって破壊された。

サン・ジュネスト教会

 

村の中心に位置するのは、11世紀ロマネスク様式のサン・ジュネスト教会(Église Saint-Genest)。7世紀にクレルモンで司教を務めていた聖ジェネストに捧げられている。

 

外陣と内陣の天井に描かれたキリストの生誕と受難の場面を表した12世紀および16世紀のフレスコ画は、教会の歴史を感じさせる。

サン・ジュネスト教会

村の中心に位置するのは、11世紀ロマネスク様式のサン・ジュネスト教会(Église Saint-Genest)。

 

7世紀にクレルモンで司教を務めていた聖ジェネストに捧げられている。

 

外陣と内陣の天井に描かれたキリストの生誕と受難の場面を表した12世紀および16世紀のフレスコ画は、教会の歴史を感じさせる。

村役場と民族資料館

 

村役場には村にまつわる資料館が併設されており、村や城の歴史について詳しく知ることが出来る。また、ラヴァルダンにはフランスでも稀な洞窟がいくつも残されており、ドロイド教に特有の生贄の儀式にまつわる伝説が今なお語り継がれている。

 

村では毎年、3月の第一日曜日にシューイン(Chouine)と呼ばれる16世紀発祥のカードゲームの世界大会が開かれている。また、毎年1月にはブドウ畑の守護者である聖ヴァンサンを讃える祭が開催され、村には活気が溢れる。

村役場と民族資料館

村役場には村にまつわる資料館が併設されており、村や城の歴史について詳しく知ることが出来る。

 

また、ラヴァルダンにはフランスでも稀な洞窟がいくつも残されており、ドロイド教に特有の生贄の儀式にまつわる伝説が今なお語り継がれている。

 

村では毎年、3月の第一日曜日にシューイン(Chouine)と呼ばれる16世紀発祥のカードゲームの世界大会が開かれている。

 

また、毎年1月にはブドウ畑の守護者である聖ヴァンサンを讃える祭が開催され、村には活気が溢れる。

ロワール渓谷の暮らし

 

この村を訪れたら、ロワール渓谷の豊かな景観を楽しむことの出来る「詩人の散歩道」と名付けられたハイキングコースもぜひ散策したい。2.5kmほどの道のりで1時間程度で一周することができ、天気の良い日には雄大な自然に触れると何とも心地よい。また、道中には崖を掘って作られた穴居式住宅の跡も残されており、かつての住民の営みを想像することが出来る。

 

ロワール川に架けられた8つのアーチを備えたゴシック様式の橋は12世紀終わりから13世紀にかけて建設された。全長は56mにもおよび、水面に反射して映る姿は何とも優美である。また、川沿いにはかつての共同洗濯場も残されており、当時の生活の名残りを残している。

ロワール渓谷の暮らし

この村を訪れたら、ロワール渓谷の豊かな景観を楽しむことの出来る「詩人の散歩道」と名付けられたハイキングコースもぜひ散策したい。

 

2.5kmほどの道のりで1時間程度で一周することができ、天気の良い日には雄大な自然に触れると何とも心地よい。

 

また、道中には崖を掘って作られた穴居式住宅の跡も残されており、かつての住民の営みを想像することが出来る。

 

ロワール川に架けられた8つのアーチを備えたゴシック様式の橋は12世紀終わりから13世紀にかけて建設された。全長は56mにもおよび、水面に反射して映る姿は何とも優美である。

 

また、川沿いにはかつての共同洗濯場も残されており、当時の生活の名残りを残している。

ラヴァルダンについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

ロワール・エ・シェール県ラヴァルダン/Lavardin (LOIR-ET-CHER)

面積:6,71 km2

人口:185人(2016年現在)

2019年06月26日:ページ更新

2020年5月6日:ページ更新

行き方

今のところラヴァルダンへ向かうバスは無く、公共交通機関のみで訪れるのは難しいようです。主要な街からタクシーやレンタカーの利用が必要となりますので、ご確認ください。

 

2019年にレンタカーを利用して村を訪れました。道中はロワール渓谷が生み出す自然美が楽しめますので、とても楽しいドライブになりますよ。

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ヴァンドーム・ヴィリエ・シュル・ロワール駅(Vendôme Villiers sur Loir)下車。(約50分)

ヴァンドーム・ヴィリエ・シュル・ロワール駅前停留所(VENDOME/Gare TGV)からヴァンドーム交通社(MOVE)の運営するバスA線(Ligne A)に乗って、ヴァンドーム駅前停留所((VENDOME/Gare TER)下車(約20分)

ヴァンドーム駅前停留所から、ヴァンドーム交通社(MOVE)の運営するバスM線もしくは13番線(Ligne M/13)に乗って、ヴィリエール・シュル・ロワール教会前停留所(VILLIERS SUR LOIR / Eglise)下車(約30分)

ヴィリエール・シュル・ロワール教会前停留所から、ラヴァルダン中心部まで徒歩で約40分(※車の場合は約10分)

トゥール(Tours)から50km(約50分)

パリ(Paris)から210km(約2時間40分)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から230km(約3時間20分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で2013年に、ラヴァルダンがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

ラヴァルダンのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回は、私たちが実際に滞在したラヴァルダンのお勧めホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。なお、詳しい宿泊レポートも別記事として紹介しています。

Booking.com の総合スコア9.6と高評価なこの宿の魅力は、何と言ってもロワール渓谷の伝統的な居住形態である、岩肌に穴を掘った洞窟の中に泊れること。オーナーの方もとても親切で、住居を隅々まで案内してくださいました。手作り料理やお菓子も非常に美味しいので食事を付けるのがお勧めです。水着を持参すれば、庭のプールや外を見渡せる大浴場を利用できるほか、旧市街までも歩いて行ける距離なので村の散策にも便利。現在Booking.comでは2泊以上の宿泊が必要になっており、料金は2名2泊で200€(朝食別)ほどと良心的です。



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

ラヴァルダンから車で1時間20分(100km)

ラヴァルダンから車で1時間40分(130km)

ラヴァルダンから車で1時間50分(180km)

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