エギスハイム

Eguisheim

アルザスワイン発祥の村

コルマールへの玄関口、アルザスワイン発祥の地と言われるエギスハイムの村は16世紀~17世紀の民家が数多く残っている。城を中心とする同心円状に村が拡がり、周囲をブドウ畑が囲んでいる。

 

村の真ん中にあるサン・レオン(St-Léon)城に併設された礼拝堂には、アルザスの名門エギスハイム伯家出身で後にローマ教皇となったレオン9世の聖遺物が祭られている。19世紀にネオ・ロマネスク様式で建てられ、上部に飾られた鐘が美しい。内部では、サン・レオンの生涯を描いた7つの場面が天井に描かれている。

 

サン・ピエール・エ・サン・ポール教会は、かつてロマネスク様式の教会だったが、1220年にゴシック様式に改修された。入口の脇にある黄色い砂岩の四角い塔が特徴的である。ホールは19世紀に改修され“納屋風(grange)”と形容される。足を踏み入れると、かつての教会の華麗な入口ホールに目が奪われる。半円形の小壁には、キリストが聖ピエールと聖ポールを横に従え威厳溢れる姿で立っている。その下には、マタイの福音書で語られたたとえ話「十人の処女たちのたとえ」を表現した木彫りの像が置かれており必見である。

 

グラン・クリュのワインも産出するエギスハイムの村はワイン醸造家や樽職人の家々で飾られている。7月にはエギスハイムワインの一週間とグラン・クリュ・ワインの夜、8月にはワインの品評会とワイン醸造家の祭典、9月の終わりから10月の初めには新酒祭りが行われるなど、ワインに関する数多くのイベントで訪問者を歓迎する。また、11月~12月に開催されるマルシェ・ド・ノエル(クリスマス・マーケット)では、ヴァン・ショ(ホット・ワイン)やパン・デピスなどを味わいながらロマンチックに飾り付けられた街の中を是非とも歩きまわりたい。

 

近年では、2013年にフランスのテレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村(le village préféré des français)」において1位を獲得するなどフランス国内においても非常に人気の高い村の一つである。

 

泉のある広場から続く曲がりくねった石畳の小路は、張り出し窓のある色鮮やかなコロンバージュ(木骨組み)様式の民家が出迎え、進む度に異なる表情を見せる。村中が花に彩られた、おとぎの国に迷い込んだかのような可愛らしい村である。

 

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オー・ラン県エギスハイム/Eguisheim (HAUT-RHIN)

面積:14,13km2

人口:1,734人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリ東駅(Paris Est)からSNCFに乗って、コルマール(Colmar)駅下車(※約2時間20分)

コルマール(Colmar)駅前停留所から、グラン・デスト交通208番線もしくは440番線のバスに乗って、エギスハイム停留所下車(※約20分)

車の場合:

ストラスブール(Strasbourg)から80km(※約1時間)

飛行機の場合:

ストラスブール空港から80km(※約1時間)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村(2013年より加盟)

A. O. C.(原産地統制呼称制度):フランス農林省

  • A. O. C. アルザス・グラン・クリュ・アイシュベルグ(Eichberg)およびペルシベルグ(Phersigberg)

Photoed by DTema – pixabay.com

2018年7月27日:ページ更新

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