【2014年】第1位:コルド・シュル・シエル/Cordes-sur-Ciel|フランス人が選ぶお気に入りの村
ミディ・ピレネー/タルヌ県(Midi-Pyrénées / Tarn)
「フランスの最も美しい村」協会 加盟村
タルン県の北部、雄大な景観の中に佇むコルドの村の姿は思わず息を呑む絶景である。この空に向かって伸びる鷲の巣村は、哲学者のアルベール・カミュからエドワード・ロレンス卿まで、たくさんの芸術家に愛され心を捉えてきた。豪華絢爛な館や、ゴシック建築の至宝。丸瓦に覆われた屋根に、ベージュ色や薄紫色のファサードを飾り立てる彫刻の数々は往時の栄華を今に伝える。
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【コルド・シュル・シエル】天空に浮かぶ美しきゴシック建築の村
【天空のコルド】
生粋のコルド住民であるロセットさんが村を案内してくれた。今から約20年前、村は単にコルドと呼んでいたのだそう。そして村が雲の海に包まれた姿から、コルド・シュル・シエル(※直訳:空の上のコルド)という呼び名が与えられた。
【喧噪な生活から離れる穏やかな生活】
私たちが村に入ると、まず最初にオルモー門(Porte des Ormeaux)をくぐりぬける。
このロセットさんの愛の告白に現れているように、この村の素敵な坂道や、次々と現れる石の壁について毎日語らずにはいられない。力むことのない穏やかな生活は私たちを退屈させることはない。
村にはロセットさんが生まれ育ったレストランが残っている。
この家には多くの美しい思い出が残されていた。
【コルド・シュル・シエルの見どころ】
見事なパノラマを見渡すことが出来る旧市街の沿道にある散歩道。活気あふれる村の中心の市場。ドラゴンや伝説の動物などの彫刻が施されたゴシック様式の壁を見つめれば、想像力がかきたてられる。
また、村は活発な商業活動のおかげで13世紀から15世紀にかけて繁栄の時代を迎えたことで知られる。
当時の商店の多くは村のレストランへと姿を変えると共に、40を超える職人や芸術家によるギャラリーが訪問客にそれぞれの作品を提案している。
それらすべてが、今日のコルド・シュル・シエルの評判に繋がり、住民の営みとなっている。
【忠誠の旗】
村を散策しているとえんじ色の旗に出くわすことが少なくない。この旗は住民の村への忠誠を示すシンボルとなっている。
【村の名物!クロカン】
村の名物クロカンは、味わうことなく村を後にすることは出来ない逸品である。フランセットさんと、友人のベルナールさんに、砂糖と小麦粉、卵、アーモンドで作るこの焼き菓子の作り方を教わった。
とはいうものの、焼き加減は注意してみなければなりません。というのも、美味しいクロカンを作る秘密があるのです。
これさえ守ればサクサクとした触感の美味しいクロカンが焼きあがります。
【天国の庭園】
クロカンでエネルギーを補給したら、ジャルダン・ド・パラディ(※直訳:天国の庭)に行ってみましょう。村の郊外に位置し、フランス文化省の認定する注目すべき庭園(Jardin remarquable)にも指定されている。人里離れた場所にある平和な隠れ家だ。
子供たちにも愛されるコルド・シュル・シエルは、2014年の「フランス人が選ぶお気に入りの村」の第1位を飾るのに相応しい場所である!
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※このページでは、フランス2のテレビ番組「Le Village préféré des Français」の公式チャンネルから、各村の紹介を取り上げ、運営者が日本語でまとめの記事を作成しています。
※フォトクレジット:Photoed by sueha – pixabay.com
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