ウルエニャ/Urueña

 

【城壁に縁取られた本の村】

 

ティエラ・デ・カンポスと呼ばれる、

見渡す限りの平野を望むように佇むこの村。

中世にはレオン王国との境界線上に位置し、

カスティーリャ王国の軍事的防衛拠点として栄えた。

現在はスペイン政府公認の「本の街」としても有名で、

膨大な本がアーカイブされる村内に軒を連ねる

専門書を扱う古書店を巡り歩くのも訪れる楽しみとなっている。

ウルエニャ/Urueña

 

【城壁に縁取られた本の村】

 

ティエラ・デ・カンポスと呼ばれる、見渡す限りの平野を望むように佇むこの村。

 

中世にはレオン王国との境界線上に位置し、カスティーリャ王国の軍事的防衛拠点として栄えた。

 

現在はスペイン政府公認の「本の街」としても有名で、膨大な本がアーカイブされる村内に軒を連ねる専門書を扱う古書店を巡り歩くのも訪れる楽しみとなっている。




村の歴史

 

カスティーリャ王サンチョ2世の統治下の10世紀において、すでにバリャドリッド地方の中核都市として栄えていたこの村。12世紀に入ると街全体が半円形の美しい城壁に囲まれ、当時から変わらない堅固な造りを今なお眺めることが出来る。城壁上の巡視路は散策することが可能で、カスティーリャ地方平野部の雄大な眺望が広がる。

 

かつて城壁内はアソゲ門とビジャ門という2つの出入口によって結ばれていた。メインとして用いられていたアソゲ門は敵からの侵略に備えるため、曲がり角に面して立地している。

村の歴史

カスティーリャ王サンチョ2世の統治下の10世紀において、すでにバリャドリッド地方の中核都市として栄えていたこの村。

 

12世紀に入ると街全体が半円形の美しい城壁に囲まれ、当時から変わらない堅固な造りを今なお眺めることが出来る。

 

城壁上の巡視路は散策することが可能で、カスティーリャ地方平野部の雄大な眺望が広がる。

 

かつて城壁内はアソゲ門とビジャ門という2つの出入口によって結ばれていた。

 

メインとして用いられていたアソゲ門は敵からの侵略に備えるため、曲がり角に面して立地している。

ウルエニャ城

 

レオン王国に対抗するための砦として築かれたこの城は、四角形の主塔に円形の塔が組み合わさった形状が印象的。廃墟となった後は長い間墓地として用いられていた。

 

またウルエニャ城は、カスティーリャ王ペドロ1世の妻マリア・デ・パディーリャやポルトガル王女ベアトリスなども暮らした由緒正しき城としても知られる。

ウルエニャ城

レオン王国に対抗するための砦として築かれたこの城は、四角形の主塔に円形の塔が組み合わさった形状が印象的。

 

廃墟となった後は長い間墓地として用いられていた。

 

またウルエニャ城は、カスティーリャ王ペドロ1世の妻マリア・デ・パディーリャやポルトガル王女ベアトリスなども暮らした由緒正しき城としても知られる。

サンタ・マリア・デル・アソゲ教会

 

村の中央に位置するサンタ・マリア・デル・アソゲ教会は16~18世紀にかけて建設され、ルネサンス様式の広間とゴシック様式の後陣が組み合わさった姿が特徴的である。とりわけ教会内に飾られたファン・デ・メディナ・アルゲジェスが手掛けた1671年の祭壇画は必見の美しさ。

 

その他城壁内にはミゲル・デリベス・読書文書センターやホアキン・ディアス財団蓄音機博物館、様々な楽器を集めた音楽博物館など文化施設も多数点在している。

サンタ・マリア・デル・アソゲ教会

村の中央に位置するサンタ・マリア・デル・アソゲ教会は16~18世紀にかけて建設され、ルネサンス様式の広間とゴシック様式の後陣が組み合わさった姿が特徴的である。

 

とりわけ教会内に飾られたファン・デ・メディナ・アルゲジェスが手掛けた1671年の祭壇画は必見の美しさ。

 

その他城壁内にはミゲル・デリベス・読書文書センターやホアキン・ディアス財団蓄音機博物館、様々な楽器を集めた音楽博物館など文化施設も多数点在している。

ヌエストラ・セニョーラ・デ・アヌンシアダ小修道院

 

村の郊外に佇むヌエストラ・セニョーラ・デ・アヌンシアダ小修道院は、11世紀に築かれた歴史ある教会。カスティーリャ・イ・レオン州で唯一初期ロマネスク建築に特徴的なロンバルディア装飾が見られる教会としても知られている。

 

村の郊外のぽつりと佇む円柱状の鳩小屋も、この地域の伝統的な建築として知られている。丸瓦に覆われた屋根部分は上から見るとすり鉢状になっており、独特な形状が魅力となっている。

ヌエストラ・セニョーラ・デ・アヌンシアダ小修道院

村の郊外に佇むヌエストラ・セニョーラ・デ・アヌンシアダ小修道院は、11世紀に築かれた歴史ある教会。

 

カスティーリャ・イ・レオン州で唯一初期ロマネスク建築に特徴的なロンバルディア装飾が見られる教会としても知られている。

 

村の郊外のぽつりと佇む円柱状の鳩小屋も、この地域の伝統的な建築として知られている。

 

丸瓦に覆われた屋根部分は上から見るとすり鉢状になっており、独特な形状が魅力となっている。

ウルエニャについて詳しく知りたい!

スペインの最も美しい村

バリャドリッド県ウルエニャ/Urueña (VALLADOLID)

面積:44,04 km2

人口:189人(2020年現在)

写真3, 4, 5枚目:Photoed by santiago lopez-pastor – Flickr

2021年5月5日:ページ更新

行き方

バリャドリッド県の県庁所在地が置かれているバリャドリッドからバスが運行しています。ただし週2回それぞれ1便のみの運行のため、近郊の街からタクシーやレンタカー等の利用をお勧めします。

マドリード駅(Madrid)からALVIAに乗って、バリャドリッド駅(Valladolid)下車。(約1時間10分)

 

バリャドリッドからバリャドリッド交通のバスに乗って、ウルエニャへ

※週二回(火・木)各1便のみの運行

バリャドリッドから60km(約50分)

マドリードから220km(約2時間30分)

アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港から240km(約2時間30分)




ウルエニャのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ウルエニャにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーション・スコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、ウルエニャ城のすぐ目の前に位置しています。この地方の郷土料理を提供するレストランも併設されている他、キッチン等を備えたアパートメントタイプの客室も備えているので、スペインの田舎暮らしを体験してみたいという方にもお勧めです。料金は2名1泊で50€(朝食別)と良心的。

 

またアパートメントタイプの客室は、7名まで宿泊可能で1泊150€です。



Booking.com




スポンサーリンク




次の美しい村を巡る