サレール

【カンタル山麓の味わい深い村】

 

カンタル山の雄大な自然に抱かれたこの村は、

火山岩で建てられた館が織り成す重厚な美しさが魅力的。

16世紀の館を中心に広がる村内には、

お洒落なレストランやブティックが点在し村内は活気に溢れている。

またサレール・チーズやサレール牛など

この土地で育まれた個性豊かな食文化は、

多くの人々から愛され続けている。

サレール

【カンタル山麓の味わい深い村】

 

カンタル山の雄大な自然に抱かれたこの村は、火山岩で建てられた館が織り成す重厚な美しさが魅力的。

 

16世紀の館を中心に広がる村内には、お洒落なレストランやブティックが点在し村内は活気に溢れている。

 

またサレール・チーズやサレール牛などこの土地で育まれた個性豊かな食文化は、多くの人々から愛され続けている。




村の歴史

 

かつて溶岩が流れたマロンヌ渓谷の標高950mの場所に集落は広がり、十字軍として活躍を見せたサレール男爵がこの地を治めていた。1428年にシャルル7世の許可を得て城壁を築き、村には城塞化の名残りを感じさせる建造物が残されている。

 

1440年に周辺地域からの侵略に備えて建てられた強固な門は、1509年に教会の鐘楼へと改築され現在でも村を訪れる人々を迎え入れている。村の反対側の入口にあるマルティ―ユの門は1438年に建てられたもので、脇には守衛隊の宿舎を備えている。また、かつてサレール城が佇んでいた玄武岩の小高い丘は、現在でも城壁に囲まれている。

村の歴史

かつて溶岩が流れたマロンヌ渓谷の標高950mの場所に集落は広がり、十字軍として活躍を見せたサレール男爵がこの地を治めていた。

 

1428年にシャルル7世の許可を得て城壁を築き、村には城塞化の名残りを感じさせる建造物が残されている。

 

1440年に周辺地域からの侵略に備えて建てられた強固な門は、1509年に教会の鐘楼へと改築され現在でも村を訪れる人々を迎え入れている。

 

村の反対側の入口にあるマルティ―ユの門は1438年に建てられたもので、脇には守衛隊の宿舎を備えている。

 

また、かつてサレール城が佇んでいた玄武岩の小高い丘は、現在でも城壁に囲まれている。

火山岩で建てられた中世の館

 

1550年にはアンリ2世の命により、オーヴェルニュ高山地帯のバイイ国王裁判所が設置される。村の中央広場に面したバイイの館は15世紀の終わりに建築され、2つの塔を備えた見事なゴシック様式の外観が特徴的である。

 

その他、13世紀に起源を持つロナード邸は6階建ての塔の内部にある螺旋階段で各階を結んでいる。16世紀に建てられたフロジャックの館は、装飾用に付けられた多角形の塔が見事。バルグの館は14世紀の建物で、装飾が施された石造りのバルコニーが美しい。これらの館は外壁に黒ずんだ火山岩を用いられており、歴史ある重厚な雰囲気を醸し出している。

 

モシエ騎士団の館は15世紀初めに建設され、聖ヨハネ騎士団長によって17世紀に改築されたことから、別名テンプル騎士団の館としても知られている。ルネサンス様式の外観が見事で、20世紀初頭からは学校として用いられていたが現在はサレールの歴史・伝統資料館となっている。

火山岩で建てられた中世の館

1550年にはアンリ2世の命により、オーヴェルニュ高山地帯のバイイ国王裁判所が設置される。

 

村の中央広場に面したバイイの館は15世紀の終わりに建築され、2つの塔を備えた見事なゴシック様式の外観が特徴的である。

 

その他、13世紀に起源を持つロナード邸は6階建ての塔の内部にある螺旋階段で各階を結んでいる。

 

16世紀に建てられたフロジャックの館は、装飾用に付けられた多角形の塔が見事。

 

バルグの館は14世紀の建物で、装飾が施された石造りのバルコニーが美しい。

 

これらの館は外壁に黒ずんだ火山岩を用いられており、歴史ある重厚な雰囲気を醸し出している。

 

モシエ騎士団の館は15世紀初めに建設され、聖ヨハネ騎士団長によって17世紀に改築されたことから、別名テンプル騎士団の館としても知られている。

 

ルネサンス様式の外観が見事で、20世紀初頭からは学校として用いられていたが現在はサレールの歴史・伝統資料館となっている。

サン・マチュー教会

 

ロマネスク様式の扉が美しいサン・マチュー教会は、15世紀終わりに再建された。ロマネスク様式の正面扉は再建前の姿を彷彿とさせ、19世紀に改築された鐘楼はネオ・ロマネスク様式の造りをしている。1922年に教会の脇に建てられた死者の門は、墓地へと続いている。

 

教会内も見どころ豊富で、近郊の街オービュッソンで17世紀に織られた5枚のタペストリーは一見の価値あり。また、キリストの埋葬をモチーフとした1495年の彫像や色鮮やかな譜面台が大切に収められている。

サン・マチュー教会

ロマネスク様式の扉が美しいサン・マチュー教会は、15世紀終わりに再建された。

 

ロマネスク様式の正面扉は再建前の姿を彷彿とさせ、19世紀に改築された鐘楼はネオ・ロマネスク様式の造りをしている。

 

1922年に教会の脇に建てられた死者の門は、墓地へと続いている。

 

教会内も見どころ豊富で、近郊の街オービュッソンで17世紀に織られた5枚のタペストリーは一見の価値あり。

 

また、キリストの埋葬をモチーフとした1495年の彫像や色鮮やかな譜面台が大切に収められている。

村の名物サレール・チーズ、サレール牛

 

この村はサレール・チーズやサレール牛の産地としても有名で、オーヴェルニュ地方の豊かな食文化の中心地となっている。とりわけ、中央広場に胸像が飾られているティサンディエ・デスクー(Tyssandier d’Escous)はこの村出身の農学者で、赤い毛色と竪琴のような角が特徴的な牛サレール種の品種改良に尽力した。

 

サレール種の牛乳を使って作られるチーズ「サレール」はこの村の名物。芳醇なミルクの味わいと、ブランデーのような複雑な香りを楽しめる。チーズ貯蔵庫の見学が出来るので、ぜひとも覗いてみると良いだろう。

 

また村内のレストランで提供されているサレール牛のステーキも有名で、柔らかな赤身肉の健康的でしっかりとした味わいが魅力的である。

 

村の郊外にはバルーズの見晴台があり、オーヴェルニュ火山地帯自然公園のヴィオラン山やカンタル山の素晴らしい眺めが広がっている。耳を澄ませば牧草地でのんびりと草を食む牛たちが着けた、牛鐘の涼し気で爽やかな音色が聞こえてくる。

村の名物サレール・チーズ、サレール牛

この村はサレール・チーズやサレール牛の産地としても有名で、オーヴェルニュ地方の豊かな食文化の中心地となっている。

 

とりわけ、中央広場に胸像が飾られているティサンディエ・デスクー(Tyssandier d’Escous)はこの村出身の農学者で、赤い毛色と竪琴のような角が特徴的な牛サレール種の品種改良に尽力した。

 

サレール種の牛乳を使って作られるチーズ「サレール」はこの村の名物。芳醇なミルクの味わいと、ブランデーのような複雑な香りを楽しめる。

 

チーズ貯蔵庫の見学が出来るので、ぜひとも覗いてみると良いだろう。

 

また村内のレストランで提供されているサレール牛のステーキも有名で、柔らかな赤身肉の健康的でしっかりとした味わいが魅力的である。

 

村の郊外にはバルーズの見晴台があり、オーヴェルニュ火山地帯自然公園のヴィオラン山やカンタル山の素晴らしい眺めが広がっている。

 

耳を澄ませば牧草地でのんびりと草を食む牛たちが着けた、牛鐘の涼し気で爽やかな音色が聞こえてくる。

サレールについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

カンタル県サレール/Salers (CANTAL)

面積:4,85km2

人口:329人(2017年現在)

2020年8月4日:ページ更新

行き方

カンタル県の県庁所在地のあるオーリヤックからバスが運行していますが、夏の観光シーズンのみなので注意が必要です。

 

2020年に訪れた際は、リヨンからレンタカーを利用しました。道中はオーヴェルニュ火山地帯自然公園のダイナミックな自然を楽しむことが出来るのでお勧め。道中は峠が続くので、ゆとりを持った日程で訪れると良いでしょう。

パリ・ベルシー駅(Paris-Bercy)からSNCFに乗って、クレルモン・フェラン駅(Clermont-Ferrand)下車(※約3時間30分)

クレルモン・フェラン駅前停留所からSNCF在来線に乗り換えて、オーリヤック駅(Aurillac)下車(※約3時間)

オーリヤック駅前停留所(AURILLAC/Gare SNCF)からシャトルバス(※夏季のみ運行)に乗り換えて、サレール停留所(SALERS/Hôtel le Baillage)下車(約1時間20分)

クレルモン・フェランから140km(約2時間10分)

オーリヤックから50km(約50分)

クレルモン=フェラン・オーベルニュ空港から180km(約2時間10分)

オーリヤック=トロンキエール空港から50km(約50分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2012年にサレールがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

レストラン

人口400人ほどの小さな村ですがバカンスに人気の観光地ということもあり、多くのレストランが営業しています。

 

2020年に実際に利用したサレールのお勧めレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。

2020年夏に利用したこのレストランは、中央広場へと向かう賑わいのある通り沿いに面しています。住民の方も多く利用していて、地元の方にも愛されるレストランという感じがしました。

 

私たちが注文したのは、サレール牛のサーロインステーキ(200gで15,1€)とパトランクとサラダ盛り合わせ(11,6€)です。サレール牛は柔らかな肉質と、噛むほどに旨味が出る味わいが絶品。パトランクはオーヴェルニュ地方の郷土料理で、パンを牛乳とカンタルチーズと共にニンニクを効かせて煮込んだ料理。どちらも量も多く、大満足の食事となりました。

 

その他にも、ラードと共に炒めたジャガイモに生クリームを絡めて作るトリュファードや、パンの様に発酵させて作るオーヴェルニュ風ガレット、ブーリヨルなどこの地域を訪れたら是非とも味わいたい伝統的な料理を楽しめます。

 

色々な味を楽しみたいという方は、前菜・メイン・デザートの3コースが18,8€から用意があるので、コースで注文するのも良いでしょう。

特産品

人気の観光地なので、土産店や可愛らしいアクセサリーショップなどが軒を連ね、散策するだけでも楽しめます。

 

ここではサレールを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。

この村の名を冠したチーズ「サレール」をはじめ、爽やかでくせの無い味わいが特徴のカンタルチーズや、マイルドな香りで食べやすい青カビチーズのフルム・ダンベール、クリーミーな味わいが魅力のサン・ネクタールなど、オーヴェルニュ地方を代表するチーズの数々が楽しめます。

 

その中でも、サレール種の牛乳を100%使用したサレールチーズは夏しか製造されない、とても珍しい一品なのでぜひ試してみてください。

 

私たちは、中央広場に面している「Chez L’auvergnat」というチーズ屋さんを利用しました。チーズの細かい説明も聞けて、試食もさせて頂けるのでお勧めですよ。

同じく村の名前が付けられた「サレール」と呼ばれる蒸留酒は、中央山地で作られる最も古い蒸留酒です。リンドウと呼ばれる植物から造られており、食前酒として飲まれます。

 

ちなみに、「フランスの最も美しい村」協会に加盟するテュレンヌという村で蒸留されています。

村内の小さなパン屋さんで製造されている、ビスケットは日持ちもするのでお土産にも最適。素朴ですが、バターの風味豊かな味わいを楽しめます。

 

レストランでコーヒーを頼むとカップの横についてきたので、休憩のついでに試食してみるのもお勧めです。




サレールのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。サレールにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

ooking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地からすぐの場所に位置しているので村の散策にも便利です。客室は広々としており、清潔感があります。リラックス併設されたレストランや庭から眺めることの出来る景色は非常に美しく、山麓の村でのんびりと過ごしたいという方にお勧めです。料金は2名1泊で130€。

 

家族旅行にお勧めな、4人まで宿泊可能な客室も利用可能です(4名1泊で180€)。

Booking.comのロケーション・スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地への入口に位置しており村の散策に便利です。客室は近代的で清潔感があり、プライベートプールや緑豊かな庭でのんびりと過ごすことも出来ます。併設されたレストランでは本格的なフランス料理も楽しむことが出来ます。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で100€~190€(朝食別)です。

 

4人まで宿泊可能なファミリー用の客室も用意されているので、家族旅行にもお勧めです(4名1泊で180€)。



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