
メネルブ/Ménerbes
【プロヴァンスの味覚を楽しめる中世の村】
リュベロン地方自然公園の細長い崖の上に佇むこの村は、
ブドウやサクランボの木々が植えられた畑を望む。
村の近郊にはヴォークリューズ県でも珍しい、
ドルメンと呼ばれる巨石記念物が見つかっており、
先史時代から人類が住んでいた場所だと考えられている。
かつては明るい黄金色に輝くメネルブ石の生産でも栄え、
16~17世紀の豪華な邸宅も村の魅力となっている。

メネルブ/Ménerbes
【プロヴァンスの味覚を楽しめる中世の村】
リュベロン地方自然公園の細長い崖の上に佇むこの村は、ブドウやサクランボの木々が植えられた畑を望む。
村の近郊にはヴォークリューズ県でも珍しい、ドルメンと呼ばれる巨石記念物が見つかっており、先史時代から人類が住んでいた場所だと考えられている。
かつては明るい黄金色に輝くメネルブ石の生産でも栄え、16~17世紀の豪華な邸宅も村の魅力となっている。

村の歴史
古代からローマへと続く街道都市として栄えたこの村は、12世紀には既に要塞化されていたと考えられている。伝統的にはカトリック派の村だったが、16世紀の宗教戦争の際にプロテスタント派キリスト教徒に占拠されると、圧倒的に数で勝るカトリック派の軍勢が5年間に渡る包囲戦を仕掛けても落ちなかったという逸話も残る。
強固な城塞都市だった名残りとして16世紀のサン・サヴール門や牢獄として用いられていた塔などが、激動の時代の面影を今に伝えている。また頂点にある金属加工の鐘が印象的な時計塔も、16世紀に再建されたものである。1977年まで役場庁舎としての機能も持ち、住民生活の中心的な場所だった。
村の歴史

古代からローマへと続く街道都市として栄えたこの村は、12世紀には既に要塞化されていたと考えられている。
伝統的にはカトリック派の村だったが、16世紀の宗教戦争の際にプロテスタント派キリスト教徒に占拠されると、圧倒的に数で勝るカトリック派の軍勢が5年間に渡る包囲戦を仕掛けても落ちなかったという逸話も残る。
強固な城塞都市だった名残りとして16世紀のサン・サヴール門や牢獄として用いられていた塔などが、激動の時代の面影を今に伝えている。
また頂点にある金属加工の鐘が印象的な時計塔も、16世紀に再建されたものである。
1977年まで役場庁舎としての機能も持ち、住民生活の中心的な場所だった。
サン・リュック教会
集落の最も奥まった場所にあるのが、16世紀に再建されたサン・リュック教会。元々はサン・ソヴール小修道院があったと考えられており、13世紀の文献で既にその名が確認されている。南仏風後期ゴシック様式が採用されており、正面のアーチの部分には反宗教改革の象徴である『聖体の勝利』の場面が描かれているのが印象的である。
また南フランスで広まったペニトン・ブランと呼ばれる慈善結社が、1734年に建てたサン・ブレーズ礼拝堂も大切に守られている。細かな装飾が施された木製の板天井に覆われており、教会内は非常に見応えがある。また村の麓には中世の流行病ペストを乗り越えたことに感謝して建てられた、18世紀のノートルダム・デ・グラース礼拝堂もある。

サン・リュック教会

集落の最も奥まった場所にあるのが、16世紀に再建されたサン・リュック教会。
元々はサン・ソヴール小修道院があったと考えられており、13世紀の文献で既にその名が確認されている。
南仏風後期ゴシック様式が採用されており、正面のアーチの部分には反宗教改革の象徴である『聖体の勝利』の場面が描かれているのが印象的である。
また南フランスで広まったペニトン・ブランと呼ばれる慈善結社が、1734年に建てたサン・ブレーズ礼拝堂も大切に守られている。
細かな装飾が施された木製の板天井に覆われており、教会内は非常に見応えがある。
また村の麓には中世の流行病ペストを乗り越えたことに感謝して建てられた、18世紀のノートルダム・デ・グラース礼拝堂もある。

芸術家に愛された村
この村は多くの芸術家に愛された場所としても知られ、シュルレアリスムを代表する芸術家ドラ・マールが所有していた邸宅が残されている。20世紀の巨匠パブロ・ピカソの愛人で肖像画のモデルとしても度々描かれたマールは、ピカソから贈られた肖像画を売ってこの家の購入資金に充てていたと言われている。
その他にも20世紀前半にフランスで活躍したロシア人画家ニコラ・ド・スタールが暮らした邸宅ル・カステレは、15世紀に領主の館として建てられたもの。またアメリカ人女性画家、ジェイン・イーキンの作品などを展示する資料館もある。『南仏プロヴァンスの12か月』などの著作を残した、イギリス人作家ピーター・メイルもこの村ゆかりの人物である。
芸術家に愛された村

この村は多くの芸術家に愛された場所としても知られ、シュルレアリスムを代表する芸術家ドラ・マールが所有していた邸宅が残されている。
20世紀の巨匠パブロ・ピカソの愛人で肖像画のモデルとしても度々描かれたマールは、ピカソから贈られた肖像画を売ってこの家の購入資金に充てていたと言われている。
その他にも20世紀前半にフランスで活躍したロシア人画家ニコラ・ド・スタールが暮らした邸宅ル・カステレは、15世紀に領主の館として建てられたもの。
またアメリカ人女性画家、ジェイン・イーキンの作品などを展示する資料館もある。
『南仏プロヴァンスの12か月』などの著作を残した、イギリス人作家ピーター・メイルもこの村ゆかりの人物である。
トリュフとワインの家、ラ・シタデル
時計台のある広場に面して佇んでいるのは、17世紀に施療院として建てられたアスティエ・ド・モンフォーコンの館。リュベロン地方のトリュフとワインなどをプロモーションする施設として活用されており、地元の生産者が手掛ける170種類以上のワインが地下倉庫に保管されている。ワインの試飲の他、トリュフを使ったクロック・ムッシューなどを気軽に楽しむことができる。
この村の麓に広がるラ・シタデルと呼ばれているワインの生産地では、コルク抜きを専門に扱う世界初の博物館が併設されている。1200点以上にも及ぶ展示が行われ、最も古いものは17世紀に遡る。また18世紀に造られた段々畑は植物園として活用されており、6段の石積みの畑の上は美しい植物に彩られている。

トリュフとワインの家、ラ・シタデル

時計台のある広場に面して佇んでいるのは、17世紀に施療院として建てられたアスティエ・ド・モンフォーコンの館。
リュベロン地方のトリュフとワインなどをプロモーションする施設として活用されており、地元の生産者が手掛ける170種類以上のワインが地下倉庫に保管されている。
ワインの試飲の他、トリュフを使ったクロック・ムッシューなどを気軽に楽しむことができる。
この村の麓に広がるラ・シタデルと呼ばれているワインの生産地では、コルク抜きを専門に扱う世界初の博物館が併設されている。
1200点以上にも及ぶ展示が行われ、最も古いものは17世紀に遡る。
また18世紀に造られた段々畑は植物園として活用されており、6段の石積みの畑の上は美しい植物に彩られている。

サン・ティレール修道院
村の郊外に佇むサン・ティレール修道院は、13世紀にイスラエルから難を逃れて辿り着いたキリスト教徒たちによって作られたカルメル会修道院である。十字軍を率いたフランス国王ルイ9世も訪れた由緒正しき場所で、フランス革命まで修道士たちが生活をし、祈りを捧げていた。
その後は農場として用いられていた時期もあったが、1961年にランス市長などを務めたブリッド夫妻の手に渡ると地道な修復が行われた。最も古い部分で13世紀に遡る教会や回廊は、ロマネスク様式とゴシック様式が見事に調和している。また地層に穴をあけて暮らした、洞窟住居の跡なども大切に保全されている。
サン・ティレール修道院

村の郊外に佇むサン・ティレール修道院は、13世紀にイスラエルから難を逃れて辿り着いたキリスト教徒たちによって作られたカルメル会修道院である。
十字軍を率いたフランス国王ルイ9世も訪れた由緒正しき場所で、フランス革命まで修道士たちが生活をし、祈りを捧げていた。
その後は農場として用いられていた時期もあったが、1961年にランス市長などを務めたブリッド夫妻の手に渡ると地道な修復が行われた。
最も古い部分で13世紀に遡る教会や回廊は、ロマネスク様式とゴシック様式が見事に調和している。
また地層に穴をあけて暮らした、洞窟住居の跡なども大切に保全されている。
メネルブについて詳しく知りたい!
フランスの最も美しい村

ヴォークリューズ県メネルブ/Ménerbes(VAUCLUSE)
面積:30,27km2
人口:962人(2023年現在)
2026年2月17日:ページ更新
行き方

ヴォークリューズ県の中核都市アプトなどから運行しているバスで訪れる事が出来ます。ただしアプトまでも別線のバスの利用が必要であり、一日の数本しか運航していないため、公共交通機関のみで行くのは難易度が高いです。近郊の街からタクシーの利用も検討してみると良いでしょう。
またヴォークリューズ県には美しい村が集中しており、一日に数カ所の美しい村を巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。
パリ・リヨン駅(Paris-Gare-de-Lyon)からTGVに乗って、アヴィニョン/TGV駅(AVIGNON TGV)駅下車(約3時間)
アヴィニョン/TGV駅前停留所(AVIGNON/Gare T.G.V)駅から、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール交通(ZOU !)915番線に乗って、アプト/駅前停留所(APT/Ecole Gare Routière)下車(約1時間)
アプト/駅前停留所(APT/Gare Routière)駅から、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール交通(ZOU !)918番線に乗って、メネルブ/エコール・クロヴィス・ユーグ停留所(MENERBES/Ecole Clovis Hugues)下車(約1時間)
アンスウィ/エコール停留所からアンスウィ中心市街地まで徒歩で約10分。
アヴィニョン(Avignon)から40km(約1時間)
マルセイユ(Marseille)から90km(約1時間20分)
リヨン(Lyons)から260km(約3時間)
マルセイユ・プロバンス空港から80km(約1時間10分)
紹介動画
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2020年にメネルブが3位に選ばれた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
メネルブのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はメネルブにあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、歴史地区の中心に佇んでいるため村の散策に便利。18世紀の南仏風の建物を活用しており、この村の豊かな歴史を感じる事ができます。またアーティストゆかりの村らしく、芸術関連の本が充実しているので、眺めているだけでも楽しいですよ。ホテルではないため、オーナーとの連絡のために現地で使える携帯電話があるとより良いでしょう。料金は2名1泊で140€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
メネルブから車で20分(20km)
メネルブから車で20分(20km)
メネルブから車で40分(30km)
メネルブから車で50分(40km)
メネルブから車で1時間(50km)
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