グルドン/Gourdon
【海と空の狭間の鷲の巣村】
香水の都グラースのほど近くに位置するこの村は、
ルー渓谷の標高760mの場所に腰掛けるように佇む。
歴史を感じる民家が建ち並ぶ旧市街は、
工芸品やお菓子、香水を扱う土産物屋が軒を連ね、
明るく活気溢れる雰囲気に満ちている。
太陽が降り注ぐ南仏の心地よい青空の下、
中世にタイムスリップした気持ちでそぞろ歩きを楽しみたい。
香水の都グラースのほど近くに位置するこの村は、
ルー渓谷の標高760mの場所に腰掛けるように佇む。
歴史を感じる民家が建ち並ぶ旧市街は、
工芸品やお菓子、香水を扱う土産物屋が軒を連ね、
明るく活気溢れる雰囲気に満ちている。
太陽が降り注ぐ南仏の心地よい青空の下、
中世にタイムスリップした気持ちでそぞろ歩きを楽しみたい。
目次【本ページの内容】
香水の都グラースのほど近くに位置するこの村は、ルー渓谷の標高760mの場所に腰掛けるように佇む。
歴史を感じる民家が建ち並ぶ旧市街は、工芸品やお菓子、香水を扱う土産物屋が軒を連ね、明るく活気溢れる雰囲気に満ちている。
太陽が降り注ぐ南仏の心地よい青空の下、中世にタイムスリップした気持ちでそぞろ歩きを楽しみたい。
目次【本ページの内容】
ケルト語の「丘の上の大きな砦」に由来するその村名の通り、8世紀~10世紀にかけて起きたサラセン人の侵略から防衛するために岩山の上に街が建設されて以来、グルドンは強固な要塞としてその名が知られた。9世紀に建てられた最初の要塞を基礎に、3つの円形の塔を特徴的とする城が12世紀に建設され、ルー渓谷全域を支配した。グルドンの城が現在の姿となったのは17世紀のことで、アーケードと上階が加わった。
テラス・ドヌール、薬剤師風庭園、イタリア様式庭園、プロヴァンス風庭園という4つのエリアに分かれた城の庭は注目である。なかでもテラス・ドヌールは、ベルサイユ宮殿の庭園を設計したことでも知られるフランスを代表する庭師アンドレ・ル・ノートルによってデザインされた。
ケルト語の「丘の上の大きな砦」に由来するその村名の通り、8世紀~10世紀にかけて起きたサラセン人の侵略から防衛するために岩山の上に街が建設されて以来、グルドンは強固な要塞としてその名が知られた。
9世紀に建てられた最初の要塞を基礎に、3つの円形の塔を特徴的とする城が12世紀に建設され、ルー渓谷全域を支配した。
グルドンの城が現在の姿となったのは17世紀のことで、アーケードと上階が加わった。
テラス・ドヌール、薬剤師風庭園、イタリア様式庭園、プロヴァンス風庭園という4つのエリアに分かれた城の庭は注目である。
なかでもテラス・ドヌールは、ベルサイユ宮殿の庭園を設計したことでも知られるフランスを代表する庭師アンドレ・ル・ノートルによってデザインされた。
サン・ヴァンサン教会は、城の礼拝堂として12世紀に建設された。プロヴァンス風のロマネスク様式で建てられた外観は見事である。
教会内は、外陣と半円形の後陣のみで構成された質素で厳かな空間。天使の彫刻が施された美しい聖水盤や、胸像の形をした諸聖人の聖遺物などが大切に収められている。
サン・ヴァンサン教会は、城の礼拝堂として12世紀に建設された。
プロヴァンス風のロマネスク様式で建てられた外観は見事である。
教会内は、外陣と半円形の後陣のみで構成された質素で厳かな空間。
天使の彫刻が施された美しい聖水盤や、胸像の形をした諸聖人の聖遺物などが大切に収められている。
村の突き当りにあるヴィクトリア広場は、1891年に英国のヴィクトリア女王が訪れたことに因んで名づけられた。
広場に面した見晴らし台からは、地中海に向かって開けた素晴らしい眺めが広がっている。東にニースやカップ・フェラ、西はサン・トロペの岬やモーレ山系など、プロヴァンス地方の鷲の巣村ならではの息を呑む絶景が楽しめる。
村の突き当りにあるヴィクトリア広場は、1891年に英国のヴィクトリア女王が訪れたことに因んで名づけられた。
広場に面した見晴らし台からは、地中海に向かって開けた素晴らしい眺めが広がっている。
東にニースやカップ・フェラ、西はサン・トロペの岬やモーレ山系など、プロヴァンス地方の鷲の巣村ならではの息を呑む絶景が楽しめる。
岩山の麓にはポン・ドゥ・ルー(Pont-de-Loup)の集落がある。20世紀初頭までグルドンの旧市街とポン・ドゥ・ルーの集落を結ぶ道が整備されておらず、移動にはラマが用いられてた。事実1900年頃までは、岩の多い山道をキャラバンをひくラマを往来する姿が見られたという。
集落が位置するルー川流域の土壌はラヴェンダーなどの植物の栽培に適しており、豊かな香りの香水は村の名産となっている。また郊外にあるソー・デュ・ルーの滝(Saut du Loup)も爽やかな空気流れる人気のスポット。
岩山の麓にはポン・ドゥ・ルー(Pont-de-Loup)の集落がある。
20世紀初頭までグルドンの旧市街とポン・ドゥ・ルーの集落を結ぶ道が整備されておらず、移動にはラマが用いられてた。
事実1900年頃までは、岩の多い山道をキャラバンをひくラマを往来する姿が見られたという。
集落が位置するルー川流域の土壌はラヴェンダーなどの植物の栽培に適しており、豊かな香りの香水は村の名産となっている。
また郊外にあるソー・デュ・ルーの滝(Saut du Loup)も爽やかな空気流れる人気のスポット。
アルプ・マリティーム県グルドン/Gourdon (ALPES-MARITIMES)
面積:22,53km2
人口:396人(2015年現在)
写真3, 4, 5枚目:Photoed by Christophe Delaere – Flickr
2018年10月21日:ページ更新
2020年10月20日:ページ更新
アルプ・マリティーム県の中核都市グラースからバスが運行しています。ただし最寄りの停留所から距離があるため、注意が必要です。
丘の上に佇む集落の姿を望むことの出来るビュースポットなども巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。またニース発の日本人向け現地ツアーに参加するのも良いでしょう。
ニース・サン・トーギュスタン駅(Nice-St-Augustin)からSNCFに乗って、グラース駅(Grasse)下車(※約1時間10分)
グラース(GRASSE/SNCF Richelieu)駅前停留場から、アルプ・マリティーム交通(lignes d’azur)LR511番ヴァンス(Vence)行きのバスに乗って、グルドン・ポン・ドゥ・ルー(GOURDON/Pont du Loup)停留所下車(※約40分)
※バス停留所からグルドン旧市街までは、徒歩で1時間程離れているため注意が必要です。
ニース(Nice)から40km(※約50分)
ニース・コート・ダジュール国際空港(Aéroport Côte d’Azur)から40km(※約40分)
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で2014年に、グルドンがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。残念ながら、この村にはbooking.comから予約できるホテルがありませんが、グルドン近郊にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、グルドン中心市街地から車で5km程離れた自然豊かな場所に佇んでいます。広々とした庭と丸い瓦屋根を被った家は、プロヴァンス地方の伝統的なスタイル。アンティーク調に統一された内装で、フランスの田舎の魅力に浸りたいという方にお勧めの宿。料金は2名1泊で120€(朝食込)です。