
カステリャール・デ・ラ・フロンテラ/Castellar de la Frontera
【中世の城塞都市と近代の計画都市に分岐する村】
ロス・アルコルノカレス自然公園の丘の上に現れる、
高い壁に囲まれた中世の城塞都市の中には、
アンダルシア地方の伝統的な白い民家が佇んでいる。
対照的に山の麓では20世紀後半につくられた、
計画都市で住民たちが豊かな暮らしを実現している。
雌ジカとの出会いを求める雄ジカの咆哮が響き渡る、
秋の夕暮れ時は特にロマンチックな季節として知られる。

カステリャール・デ・ラ・フロンテラ/Castellar de la Frontera
【中世の城塞都市と近代の計画都市に分岐する村】
ロス・アルコルノカレス自然公園の丘の上に現れる、高い壁に囲まれた中世の城塞都市の中には、アンダルシア地方の伝統的な白い民家が佇んでいる。
対照的に山の麓では20世紀後半につくられた、計画都市で住民たちが豊かな暮らしを実現している。
雌ジカとの出会いを求める雄ジカの咆哮が響き渡る、秋の夕暮れ時は特にロマンチックな季節として知られる。

村の歴史
周囲を見渡すことの出来る山頂に佇むこの地は古くから人々が居住していたと考えられており、旧石器時代や新石器時代の産業跡が残されている。また近郊の洞窟からは、先史時代の壁画洞窟も見つかっている。その他にも、イベリア人が軍事目的に建てたと考えられるラスクタナの塔は、ローマ帝国によって占領された際にも利用されていた。
この村の歴史を語る上で外すことが出来ないのは、イスラム教徒による支配と数々の遺物である。特に8世紀以降にイスラム教を信仰するムーア人によってイベリア半島が支配されていた、アル・アンダルス時代の面影が色濃く残されている。1434年にカスティーリャ王国の名門貴族ホアン・アリアス・デ・サアベドラにより街は征服され、以後はキリスト教の文化圏となった。
村の歴史

周囲を見渡すことの出来る山頂に佇むこの地は古くから人々が居住していたと考えられており、旧石器時代や新石器時代の産業跡が残されている。
また近郊の洞窟からは、先史時代の壁画洞窟も見つかっている。
その他にも、イベリア人が軍事目的に建てたと考えられるラスクタナの塔は、ローマ帝国によって占領された際にも利用されていた。
この村の歴史を語る上で外すことが出来ないのは、イスラム教徒による支配と数々の遺物である。
特に8世紀以降にイスラム教を信仰するムーア人によってイベリア半島が支配されていた、アル・アンダルス時代の面影が色濃く残されている。
1434年にカスティーリャ王国の名門貴族ホアン・アリアス・デ・サアベドラにより街は征服され、以後はキリスト教の文化圏となった。
カステリャール城塞
12~15世紀にかけて築かれたカステリャール城塞は、そんな歴史ある小高い丘の上に佇む。後述の新市街地と対比させて、「古いカステリャール」の名で呼ばれている。城壁内に残る狭く曲がりくねった路地などは、イスラム教文化圏だった時代の影響を伺い知ることが出来る。
その後はカステリャール伯爵の城を中心として広がる、城壁に囲まれた城下町として栄えた。標高248mに位置する城塞からは、アルヘシラス湾、イベリア半島南端に位置するイギリス領ジブラルタルの岩、アフリカの海岸線などを望む美しいパノラマが広がっている。

カステリャール城塞

12~15世紀にかけて築かれたカステリャール城塞は、そんな歴史ある小高い丘の上に佇む。
後述の新市街地と対比させて、「古いカステリャール」の名で呼ばれている。
城壁内に残る狭く曲がりくねった路地などは、イスラム教文化圏だった時代の影響を伺い知ることが出来る。
その後はカステリャール伯爵の城を中心として広がる、城壁に囲まれた城下町として栄えた。
標高248mに位置する城塞からは、アルヘシラス湾、イベリア半島南端に位置するイギリス領ジブラルタルの岩、アフリカの海岸線などを望む美しいパノラマが広がっている。

新市街地とディヴィーノ・サルヴァドール教会
辺鄙な場所に位置するカステリャール城塞は、衛生面に配慮された住環境の維持などの面で問題を抱えてしまう。そこで村は山の麓に近代的な新市街地を整備し、1971年以降は多くの住民が移り住んで暮らしている。伝統の白を基調とした建物が並ぶ中心市街地は、花と緑に溢れる暮らしやすさが追求されている。
新市街地の中心に位置する広場は城付属の礼拝堂があった場所で、現在も17世紀に建設されたディヴィーノ・サルヴァドール教会が佇んでいる。一方で残された城塞内の建物は21世紀以降ホテルやレストランとして手が加えられることでかつての輝きを取り戻し、観光の集落として新たな命が吹き込まれている。
新市街地とディヴィーノ・サルヴァドール教会

辺鄙な場所に位置するカステリャール城塞は、衛生面に配慮された住環境の維持などの面で問題を抱えてしまう。
そこで村は山の麓に近代的な新市街地を整備し、1971年以降は多くの住民が移り住んで暮らしている。
伝統の白を基調とした建物が並ぶ中心市街地は、花と緑に溢れる暮らしやすさが追求されている。
新市街地の中心に位置する広場は城付属の礼拝堂があった場所で、現在も17世紀に建設されたディヴィーノ・サルヴァドール教会が佇んでいる。
一方で残された城塞内の建物は21世紀以降ホテルやレストランとして手が加えられることでかつての輝きを取り戻し、観光の集落として新たな命が吹き込まれている。
サン・ミゲル・デ・ラ・アルモライマ修道院
16~17世紀に建てられたサン・ミゲル・デ・ラ・アルモライマ修道院は、緑豊かな森の中にひっそりと佇む。当初はメルセド騎士団の管理下にあり、1868年にメディナセリ公爵に譲渡された。バロック様式の建物に付属して、存在感のあるネオ・ゴシック様式の塔が建っている。現在はホテル・レストランとして活用されている。
またすぐ近くの丘に上には、イスラム教徒が危険を知らせるために建てたアルモライマの塔も佇んでいる。19世紀には牢屋として用いられるなど度重なる改修が行われているが、その基本的な構造は建設当初のままを留めている。

サン・ミゲル・デ・ラ・アルモライマ修道院

16~17世紀に建てられたサン・ミゲル・デ・ラ・アルモライマ修道院は、緑豊かな森の中にひっそりと佇む。
当初はメルセド騎士団の管理下にあり、1868年にメディナセリ公爵に譲渡された。
バロック様式の建物に付属して、存在感のあるネオ・ゴシック様式の塔が建っている。
現在はホテル・レストランとして活用されている。
またすぐ近くの丘に上には、イスラム教徒が危険を知らせるために建てたアルモライマの塔も佇んでいる。
19世紀には牢屋として用いられるなど度重なる改修が行われているが、その基本的な構造は建設当初のままを留めている。
カステリャール・デ・ラ・フロンテラについて詳しく知りたい!
スペインの最も美しい村

カディス県カステリャール・デ・ラ・フロンテラ(カステリャールデラフロンテラ)/Castellar de la Frontera (CADIZ)
面積:180,28 km2
人口:2976人(2024年現在)
写真1枚目:Photoed by Norhum – Wikipedia
写真2枚目:Photoed by heibergerwork – pixabay.com
写真3枚目:Photoed by Malopez 21 – Wikipedia
写真4枚目:Photoed by El Pantera – Wikipedia
写真5枚目:Photoed by Bocachete – Wikipedia
写真6枚目:Photoed by Ambil – Wikipedia
写真7枚目:Photoed by I, Panarria – Wikipedia
2025年8月6日:ページ更新
行き方

カステリャール・デ・ラ・フロンテラ村内には鉄道駅「アルモライマ駅(Almoraima)」がありますが、カステリャール城塞へ行くためには徒歩で2時間近くかかるため注意が必要です。
そのため、スペインの中核都市でレンタカーを借りてこの村を訪れるのがお勧めです。道中ではアンダルシア地方の美しい海岸線や雄大な自然を、車窓から楽しむことが出来ますよ。
マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅(Madrid-Puerta de Atocha-Almudena Grandes )からスペイン国鉄(Renfe)に乗って、アンテケラ・サンタ・アナ駅(Antequera-Santa Ana)で乗り換えて、アルモライマ駅(Almoraima)下車。(約7時間30分)
※アルモライマ駅はカステリャール・デ・ラ・フロンテラ村内にありますが、主要な見どころであるカステリャール城塞へは徒歩で2時間程かかるためお勧めしません。
マラガ(Málaga)から130km(約1時間40分)
セビーリャ(Sevilla)から200km(約2分10分)
マドリッド(Madrid)から650km(約6時間40分)
アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港から660km(約6時間30分)
カステリャール・デ・ラ・フロンテラのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。カステリャール・デ・ラ・フロンテラにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、サン・ミゲル・デ・ラ・アルモライマ修道院を綺麗にリノベーションした宿泊施設です。噴水から流れ出るせせらぎが心地の良い中庭に、大自然を眺めながら入ることの出来るプライベートプールなど、ゆったりと滞在にするにはぴったりの場所です。地元の食材を使った美味しいレストランも併設されていますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で150€~160€(朝食込)です。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、カステリャール城塞の入り口に位置しているため村の散策に便利。かつての石造りの城塞跡が綺麗にリノベーションされて客室となっており、中世の雰囲気を感じることができます。レストランも併設されているおり、イノシシ肉や鹿肉といったこの地域の郷土料理を楽しむことができます。またテラスからは国立公園の雄大な自然を見渡すことの出来る、素晴らしいパノラマが広がっていますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で90€~120€(朝食別)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
カステリャール・デ・ラ・フロンテラから車で50分(50km)





