【ピュジョル・ル・オー】さりげないクリスマスの飾り付けが可愛い村

フランスのクリスマス事情について

もうすぐ、クリスマスですね。皆さんはどのように過ごす予定でしょうか?日本ではクリスマスはカップルのイベントとしてすっかり定着しましたが、

ヨーロッパのクリスマスは家族みんなで集まる心温まる日なんです。

フランスでは、クリスマスのことをノエル(Noël)と呼んで、12月上旬から1月上旬のエピファニー(公現祭)の時期まで、ノエル一色に染まっていきます。

パリや地方都市では、突如としてマルシェ・ド・ノエル(クリスマス・マーケット)が立ち並び、ツリーの飾るオーナメントやキリストに関する一場面を再現するサントン人形を買い求めたり、プレッツェル片手にヴァン・ショ(ホットワイン)を飲んでふらふらと散策をするのが定番の楽しみ方となっています。

プレッツェル片手にヴァン・ショ(ホットワイン)を飲んでふらふらと散策をするのが定番の楽しみ方となっています。

また場所によっては、歴史的な街並みを背景に特設の氷のリンクでスケートを楽しんだりすることも出来ます。

パリのマルシェ・ド・ノエルの様子

僕自身も、フランス最大のマルシェ・ド・ノエルが開かれるストラスブール、光の祭典で有名なリヨン、その他パリ・レンヌ・アヌシーなどフランスの様々なマルシェ・ド・ノエルを見て廻りましたが、とりわけコルマールのマルシェ・ド・ノエルはおとぎの国に迷い込んだようで深い印象に残っています。

フランスの最も美しい村とノエル(Noël)

さて、ここからが本題ですが本日は「フランスの最も美しい村」のノエルについて少し解説をしたいと思います。

2018年は仕事の依頼を頂き、ノエルのシーズンに「フランスの美しい村」を見て廻ることが出来ました。しかしながら、人口2,000以下が加盟条件の村では予算や人手の都合上、マルシェ・ド・ノエルの立ち並ぶ華やかな街並みに変わるということはないようです。

どちらかと言えば、住民向けに一日限りのクリスマスのイベントがあったり、簡単なイルミネーションが設置されたりと、

「フランスの最も美しい村」のクリスマスは、こじんまりとしている(※人によっては少し寂しい)印象を抱かれるかもしれません。

もちろん、今回いけなかった村の中には、マルシェ・ド・ノエルで有名なアルザスの村や、サントン人形の展示で有名な南仏の村など、見どころが満載の村も数多くあるので訪れる時期に応じて場所を選んでみるのもおすすめです!

ピュジョル・ル・オー(Pujols-le-Haut)のノエル(Noël)

今回ご紹介するのは、トゥールーズ(Toulouse)から車で1時間40分ほどの所にあるピュジョル・ル・オー(Pujols-le-Haut)という村です。この地域はどちらかと言えばバスティード(Bastide)と呼ばれる中世に出来た新しい計画都市が比較的多い場所ですが、ピュジョル・ル・オーには中世の村の典型的な趣がそのまま残っている場所です。

【村の紹介はこちらから】

▼では、ピュジョル・ル・オーのクリスマスの様子をお楽しみください!
教会前の広場
旧市場もクリスマス仕様に
教会裏のツリーの飾り付け
民家の前もツリーのオブジェ
小さな広場のツリー
門の前の通りのツリー
おもちゃの家の看板もデコレーション
オフィス・ド・ツーリズム(観光案内所)もクリスマス仕様に

家の門の飾り付け
井戸のデコレーションが可愛らしい

今回の紹介は写真をメインに紹介してみましたが、いかがでしょうか?季節によって表情を変える「フランスの美しい村」は、訪れた人を感動させる瞬間との出会いが待っています。

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