サン・コーム・ドルト/Saint-Côme-d’Olt
【愛らしいよじれたとんがり屋根の村】
オブラック山地の麓の実り豊かな谷間に佇むこの村は、
中世にはサンディアゴ巡礼路上の宿場町として栄えた。
かつて円環状に集落を取り囲んでいた城壁に沿うように民家が建ち並び、
村内には15~16世紀に建てられた見事な館が数多く残されている。
穏やかな流れのロット川に架けられた橋を渡れば、
絵葉書のような街並みと共にらせん状の屋根が印象的な教会が姿を現し、
見事な装飾が施された16世紀の扉は圧巻の美しさで人々を魅了している。