サン・コーム・ドルト

Saint-Côme-d'Olt

愛らしいよじれたとんがり屋根の村

オブラック(Aubrac)山地の麓、実り豊かなロット谷にサン・コーム・ドルトの村はある。城壁の外側に張り付くように民家が立ち並び、道路を挟んでさらに家々が取り囲み円環上の層が形成されている。

 

バリエイル(Barrieyre)門、テロン(Théron)門、ポルト・ヌーヴ(Prote Neuve)という3つの入口から村に中心部へ入ることが出来る。12世紀に建てられ、14世紀に手直しが施されたルネサンス様式のカルモン候の館(manoir des sires de Calmont)を始め、15世紀~16世紀の古い民家が数多く残されており、中世のままの都市が残されている。

 

サン・コーム・ドルトの一番の特徴は、ねじれたとんがり屋根が愛らしいサン・コーム・エ・サン・ダミアン教会(Église Saint-Côme-et-Saint-Damien)である。14世紀にはすでに最初の教会が建っていたとされ、16世紀に名工アントワーヌ・サルバン(Antoine Salvanh)の手によって拡大された。教会はサルバンが得意としたフランボワイヤン・ゴシック様式で建てられ、高さは45mにおよぶ。

 

サン・コーム教会を訪れたらぜひ注目したいのが、繊細な彫刻と共に365もの釘が打ちつけられた開き戸である。このゴシック様式の扉もサルバンが改築を手掛けた1532年のものであり、教会と共に国の歴史的文化財に指定されている。

 

スペインへと続く巡礼路としても知られ、エスタンとサン・コーム・ドルトを結ぶ道は「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

 

往時の繁栄を偲びながら、この村の美しさに酔いしれたい。

アヴェロン県サン・コーム・ドルト(サン・コム・ドルト、サンコームドルト、サンコムドルト)

/Saint-Côme-d’Olt (AVEYRON)

面積:30,1km2

人口:1,387人(2008年現在)

公共交通機関の場合:

トゥールーズ(Toulouse)方面もしくはパリ(Paris)方面からSNCFに乗って、ロデ(Rodez)駅下車

ロデ(Rodez) 駅から、213番のバスに乗ってサン・コーム・ドルト停留所下車

※行きは学校のある月曜日、帰りは平日のみなので注意

車の場合:

クレルモン・フェラン(Clermont-Ferrand)とベジエ(Béziers)を結ぶ高速道路A75号線セベラック-ル-シャトー(Séverac-le-Château)出口から20km

飛行機の場合:

ロデーズ マルシャック空港から32km

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

世界文化遺産:ユネスコ(U.N.E.S.C.O.)

  • 登録名:フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(Chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle en France)

登録対象:ル・ピュイの道(Via Podiensis) (エスタン-サン・コーム・ドルト間の17 km)

2018年5月15日:ページ更新

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