パルフォンドヴァル/Parfondeval

 

【牧歌的な魅力溢れる煉瓦造りの農村】

 

緑の絨毯が敷き詰められたピカルディの地に佇むこの村は、

木立に区切られたリンゴの果樹園や放牧地・トウモロコシ畑が周囲を取り囲む。

外部からの襲撃に備えて逃げ込むことの出来る強固な造りの教会を中心に、

赤い煉瓦造りの建物が立ち並ぶ光景はティエラッシュ地方に典型的な街並み。

アルドワーズと呼ばれる灰色の板石で葺かれた大きな屋根をかぶった民家は、

動物と生活を共にしていたフランスの田舎の長閑な生活の魅力を感じさせる。

パルフォンドヴァル/Parfondeval

 

【牧歌的な魅力溢れる煉瓦造りの農村】

 

緑の絨毯が敷き詰められたピカルディの地に佇むこの村は、木立に区切られたリンゴの果樹園や放牧地・トウモロコシ畑が周囲を取り囲む。

 

外部からの襲撃に備えて逃げ込むことの出来る強固な造りの教会を中心に、赤い煉瓦造りの建物が立ち並ぶ光景はティエラッシュ地方に典型的な街並み。

 

アルドワーズと呼ばれる灰色の板石で葺かれた大きな屋根をかぶった民家は、動物と生活を共にしていたフランスの田舎の長閑な生活の魅力を感じさせる。




サン・メダール教会

 

民家の一部を改装して作られたアーチ状の玄関を進めば、煉瓦と木骨で出来た農村らしい素朴なサン・メダール教会へと至る。2つの円形の塔や銃眼などを備えており、かつて山賊から街を防衛するため16世紀に地元村人によって建てられた。また細やかな彫刻が施されたルネサンス様式の純白の正面扉は、赤い煉瓦に対比されて一層輝きを放っている。

 

教会内は美しく改修され、ティエルシュ地方を代表する遠近技法の歴史や、要塞化された教会についての資料館としても利用されている。2階に設けられた食料貯蔵庫も興味深く、集落の小さな砦となっていた時代の面影を伺い知る事が出来る。

サン・メダール教会

民家の一部を改装して作られたアーチ状の玄関を進めば、煉瓦と木骨で出来た農村らしい素朴なサン・メダール教会へと至る。

 

2つの円形の塔や銃眼などを備えており、かつて山賊から街を防衛するため16世紀に地元村人によって建てられた。

 

また細やかな彫刻が施されたルネサンス様式の純白の正面扉は、赤い煉瓦に対比されて一層輝きを放っている。

 

教会内は美しく改修され、ティエルシュ地方を代表する遠近技法の歴史や、要塞化された教会についての資料館としても利用されている。

 

2階に設けられた食料貯蔵庫も興味深く、集落の小さな砦となっていた時代の面影を伺い知る事が出来る。

プロテスタント教会

 

またシェーヌ通りを下って行った先には、1858年に建てられたプロテスタント教会がある。質素な外観が特徴的で、カトリック教会と共存するパルフォンドヴァルの宗教的歴史の特異性を物語っている。

 

教会内には1冊の聖書が開かれたまま置かれており、個々人が聖書を読むことを重視したプロテスタントの伝統を垣間見ることが出来る。

プロテスタント教会

またシェーヌ通りを下って行った先には、1858年に建てられたプロテスタント教会がある。

 

質素な外観が特徴的で、カトリック教会と共存するパルフォンドヴァルの宗教的歴史の特異性を物語っている。

 

教会内には1冊の聖書が開かれたまま置かれており、個々人が聖書を読むことを重視したプロテスタントの伝統を垣間見ることが出来る。

住民の暮らしを感じる中心市街地

 

村の散策の途中では、濃淡の異なる煉瓦で模様が描かれた民家や、コロンバージュ様式の木骨組みの家、ボシャージュ(Bauchage)と呼ばれる木の板を張った民家に出会うことが出来る。また、共同洗濯場では当時の暮らしを再現するような工夫が凝らされており、時間を遡ったかのような感覚を受ける。

 

サン・メダール教会のすぐそばには、ウーティル・ダンタンの家(Maison des Outils d’Antan)がある。1900年頃の日用品や農具が2000点以上展示されており、フランスの農村の暮らしぶりがわかる貴重なコレクションとなっている。

住民の暮らしを感じる中心市街地

村の散策の途中では、濃淡の異なる煉瓦で模様が描かれた民家や、コロンバージュ様式の木骨組みの家、ボシャージュ(Bauchage)と呼ばれる木の板を張った民家に出会うことが出来る。

 

また、共同洗濯場では当時の暮らしを再現するような工夫が凝らされており、時間を遡ったかのような感覚を受ける。

 

サン・メダール教会のすぐそばには、ウーティル・ダンタンの家(Maison des Outils d’Antan)がある。

 

1900年頃の日用品や農具が2000点以上展示されており、フランスの農村の暮らしぶりがわかる貴重なコレクションとなっている。

小さな池のある農村風景

 

村の通りは小さな池のある広場まで通じている。こうした池は家畜の水飲み場として使用されるため、畜産農家の多かったティエラッシュ地方に広く見られる特徴であった。20世紀の初めには村にはこのような池が6つあったと言われているが、現代の再開発の影響で少しづつ姿を消しつつあり、現在はそのうち1つが牧歌的な魅力を携え残されている。

 

現在でも村内では多くの農家や酪農家が生活をしており、村の郊外では長閑な田舎の風景が広がっている。

小さな池のある農村風景

村の通りは小さな池のある広場まで通じている。

 

こうした池は家畜の水飲み場として使用されるため、畜産農家の多かったティエラッシュ地方に広く見られる特徴であった。

 

20世紀の初めには村にはこのような池が6つあったと言われているが、現代の再開発の影響で少しづつ姿を消しつつあり、現在はそのうち1つが牧歌的な魅力を携え残されている。

 

現在でも村内では多くの農家や酪農家が生活をしており、村の郊外では長閑な田舎の風景が広がっている。

パルフォンドヴァルについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

エーヌ県パルフォンドヴァル/Parfondeval (AISNE)

面積:10,91 km2

人口:142人(2016年現在)

2019年06月27日:ページ更新

2020年12月23日:ページ更新

行き方

メリュという街から現在この村へ向かうバスが運行しているようですが、インターネット上の情報だけでは不確実な事が多く、近郊の街からタクシー利用をお勧めします。

 

2019年に訪れた際は、ブリュッセルからレンタカーを利用しました。ベルギーとの国境も近く、併せてベルギーにある最も美しい村を訪れてみるのもお勧めです。

パリ北駅(Paris Nord)からSNCFに乗って、メリュ駅(Méru)下車。(約50分)

メリュ駅前停留所(MÉRU Gare)からオワーズ交通社(Oise-mobilité)の運営する高速バス16IC線に乗って、ラボワシエール・アン・テル/パルフォンドヴァル停留所(LABOISSIERE EN THELLE/Parfondeval)下車(約1時間20分)

リール(Lille)から170km(約2時間20分)

ブリュッセル(Bruxelles)から160km(約2時間40分)

パリ(Paris)から230km(約2時間50分)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から160km(約2時間10分)

紹介動画

フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2013年にパルフォンドヴァルがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。

パルフォンドヴァルのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。残念ながら、この村にはbooking.comから予約できるホテルがありませんが、パルフォンドヴァル近郊にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

フランス・ティエラッシュ地域の伝統的なレンガ造りの外観が特徴的な宿泊施設です。備え付けのレストランでは地元の食材を使った料理を提供しており、手作りのジャムなどが並ぶ朝食も人気となっています。パルフォンドヴァル中心市街地まで5km程ある為、車で移動できる方にお勧め。2名1泊で60€(朝食別)と手頃な宿泊料金も魅力です。

 

最大で4人まで宿泊可能な客室もあるので、ご家族での利用にもお勧めです(4名1泊で70€)。



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

パルフォンドヴァルから車で1時間10分(70km)

パルフォンドヴァルから車で2時間40分(230km)

パルフォンドヴァルから車で2時間40分(230km)

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