モンパジエ

Monpazier

バスティードの最高傑作

イングランド王エドワード1世の命により1284年に開かれたモンパジエは、中世に築かれたバスティード(bastide)と呼ばれる比較的新しい街の一つである。イングランド王とフランス王との間で行われた百年戦争を経験したにも関わらず、モンパジエの村はバスティードのお手本とも言うべき街の特徴を留めている。

 

フランス南西部には300を超えるバスティードが存在しているのだが、モンパジエはその卓越性と模範性から、バスティード建築および都市計画の傑作としてパリのノートル・ダム大聖堂の修復を手掛けたヴィオレ・ル・ドゥック(Viollet-le-duc)や作品群がユネスコの世界文化遺産にも登録されたル・コルビュジエ(Le Corbusier)などからも高く評価された。

 

住民の憩いの場になっているコルニエール広場(place des Cornières)は、13世紀の民家や14世紀、次いで18世紀に作られたアーケードなどによって四角形に縁取られ、訪れる者を感嘆させる。

 

特に中世の面影を今に伝えるものとして、穀物の計量のために使われた13世紀の中央市場や四角い鐘楼が特徴的な13世紀~15世紀のサン・ドミニク教会(Église Saint-Dominique)、街に入るための要塞化された3つの門などが残されている。

 

また、税として集めた穀物を保管していたシャピトルの家(Maison du Chapitre)は、村で最も高い建物であると共に、1292年建築と最も古い。歴史的文化財(Monument historique)に指定されているものの、一階部分はパン屋さんとして営業しているので、中に入ってサンドウィッチなどを買って広場で食べるのも良いだろう。

 

広場のほど近くには、かつて聖フランシスコ会原始会則派(Récollet)の修道院だった建物を改装して用いられている、バスティードアム(Bastideum:バスティードとミュージアムを合わせた造語)がある。中世の建築物や文化財の研究や資料のアーカイブを行う文化センターとなっており、内部では中世の時代の玩具や庭などが再現され展示されているので時間に余裕があれば訪れてみると良いだろう。

 

地域の言葉で通りを意味する「carreyras」や小路を意味する「carreyrous」などを通り抜けるたびに、雰囲気の良いカフェやブティック、アトリエやギャラリーが点在しているので散策するのも楽しい。縦横に道が交差する中世の計画都市は、感性を刺激するバスティードの最高傑作である。

ドルドーニュ県モンパジエ(モンパズィエ)/Monpazier (DORDOGNE)

面積:0,53 km2 

人口:478人(2016年現在)

公共交通機関の場合:

パリモンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅下車(約2時間10分)

ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅からSNCFに乗って、ベルジュラック(Bergerac)駅下車(約1時間40分)

ベルジュラック駅からタクシーに乗って、モンパジエへ(※約50分)

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)からまで170km(約2時間10分)

トゥールーズ(Toulouse)からまで160km(約2時間20分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港からまで170km(約2時間10分)

トゥールーズ・ブラニャック空港からまで150km(約2時間10分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2019年01月14日:ページ更新

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