
ゴルド/Gordes
【プロヴァンスの山頂に佇む鷲の巣村】
リュベロン自然国立公園の山々を眼下に収めながら、
ヴォクリューズ山地の丘の頂上で「鷲の巣」のように佇むこの村は、
プロヴァンス地方を代表する絵葉書のような村である。
緑の木々と穀物やブドウの畑が織りなすモザイク模様に囲まれて、
村は山頂から流れ落ちる滝のように石造りの家々と岩肌が見事な調和を見せる。
この地域特有のカラードと呼ばれる曲がりくねった石畳の坂道を
登り切った先にあるゴルド城前の広場では、
木陰の下に湧き出る泉の周りに人々が集まり会話を楽しんでいる。

ゴルド/Gordes
【プロヴァンスの山頂に佇む鷲の巣村】
リュベロン自然国立公園の山々を眼下に収めながら、ヴォクリューズ山地の丘の頂上で「鷲の巣」のように佇むこの村は、プロヴァンス地方を代表する絵葉書のような村である。
緑の木々と穀物やブドウの畑が織りなすモザイク模様に囲まれて、村は山頂から流れ落ちる滝のように石造りの家々と岩肌が見事な調和を見せる。
この地域特有のカラードと呼ばれる曲がりくねった石畳の坂道を登り切った先にあるゴルド城前の広場では、木陰の下に湧き出る泉の周りに人々が集まり会話を楽しんでいる。

ゴルド城
丘の上にかぶせられた王冠の様に佇むゴルド城。1031年にはこの場所にすでに城があったとの記録が残り、11世紀に城塞化されて以来、この村の暮らしを見守ってきた。1525年には、プロヴァンスの有力貴族シミアンヌ・ダグー家(Simiane d’Agoult)によって城が拡大されたが、実際に住居となることはなく、牢獄・食糧倉庫・守衛隊の宿直所などとして利用されていた。
19世紀終わりから20世紀の初めには、バー・学校・食堂・郵便局・薬局・役場などが入る村の生活の中心的な場所であったが、その後は美術館として利用され、現在この城の内部ではゴルドの歴史やゆかりの芸術家についての展示が行われている。また繊細な彫刻が施された、ルネサンス期の暖炉も必見。
ゴルド城

丘の上にかぶせられた王冠の様に佇むゴルド城。
1031年にはこの場所にすでに城があったとの記録が残り、11世紀に城塞化されて以来、この村の暮らしを見守ってきた。
1525年には、プロヴァンスの有力貴族シミアンヌ・ダグー家(Simiane d’Agoult)によって城が拡大されたが、実際に住居となることはなく、牢獄・食糧倉庫・守衛隊の宿直所などとして利用されていた。
19世紀終わりから20世紀の初めには、バー・学校・食堂・郵便局・薬局・役場などが入る村の生活の中心的な場所であったが、その後は美術館として利用され、現在この城の内部ではゴルドの歴史やゆかりの芸術家についての展示が行われている。
また繊細な彫刻が施された、ルネサンス期の暖炉も必見。
オリーブオイル産業
18世紀に村の経済を支えたのは、オリーブオイルの生産だった。サン・フィルマンの館の地下室では、オリーブオイルを絞るための石臼が大切に保管され、往時の繁栄を今に伝えている。20世紀の終わりに再発見されたこの館は、12~13世紀に起源があると考えられており、穀物倉庫や礼拝堂、羊小屋などが残されている。この村で営まれていた地下での暮らしを垣間見る事が出来る、ミステリアスな空間が広がる。
また村の郊外には、16世紀に作られたオリーブオイルの圧搾機が残るムーラン・デ・ブイヨン資料館がある。岩肌を削って作られたかつての作業場に設えられた、長さ10m、重さ10トンにも及ぶ圧搾機は必見。またオイルランプや壺が展示されている他、併設されたステンド・グラス美術館では古代から現代に至るまでのガラスの利用や加工技術について学ぶことが出来る。

オリーブオイル産業

18世紀に村の経済を支えたのは、オリーブオイルの生産だった。
サン・フィルマンの館の地下室では、オリーブオイルを絞るための石臼が大切に保管され、往時の繁栄を今に伝えている。
20世紀の終わりに再発見されたこの館は、12~13世紀に起源があると考えられており、穀物倉庫や礼拝堂、羊小屋などが残されている。
この村で営まれていた地下での暮らしを垣間見る事が出来る、ミステリアスな空間が広がる。
また村の郊外には、16世紀に作られたオリーブオイルの圧搾機が残るムーラン・デ・ブイヨン資料館がある。
岩肌を削って作られたかつての作業場に設えられた、長さ10m、重さ10トンにも及ぶ圧搾機は必見。
またオイルランプや壺が展示されている他、併設されたステンド・グラス美術館では古代から現代に至るまでのガラスの利用や加工技術について学ぶことが出来る。

サン・フィルマン教会
13世紀に建てられたかつての教会の基礎の上には、18世紀に再建されたサン・フィルマン教会が佇んでいる。村を守護する聖フィルマンに捧げられ、丘の上から集落を見守っている。
14世紀に建てられた四角い塔が鐘楼として用いられているのも特徴的。塔に取り付けられたどこにも通じていない階段は、かつて別の建物と横並びになっていた時代の名残りを伝える。教会内に描かれた色鮮やかな壁画は、訪れる人々を魅了している。
サン・フィルマン教会

13世紀に建てられたかつての教会の基礎の上には、18世紀に再建されたサン・フィルマン教会が佇んでいる。
村を守護する聖フィルマンに捧げられ、丘の上から集落を見守っている。
14世紀に建てられた四角い塔が鐘楼として用いられているのも特徴的。
塔に取り付けられたどこにも通じていない階段は、かつて別の建物と横並びになっていた時代の名残りを伝える。
教会内に描かれた色鮮やかな壁画は、訪れる人々を魅了している。
芸術家に愛された村
美しいゴルドの街並みは「愛の画家」として知られるロシア出身の画家マルク・シャガール、錯覚のメカニズムを取り入れたハンガリー出身の芸術家ヴィクトル・ヴァザルリ、ベルギー出身の現代画家ポル・マーラなど数々の芸術家にインスピレーションを与え続けた。
現在でも芸術への振興は盛んで、サンディアゴ・コンポステーラへの巡礼者を受け入れていたサン・ジャック司祭館(Aumônerie Saint Jacques)や、1667年に最初の記録が残っているペニタン・ブラン礼拝堂など、歴史的な建築物を活用して様々な企画展が催されている。

芸術家に愛された村

美しいゴルドの街並みは「愛の画家」として知られるロシア出身の画家マルク・シャガール、錯覚のメカニズムを取り入れたハンガリー出身の芸術家ヴィクトル・ヴァザルリ、ベルギー出身の現代画家ポル・マーラなど数々の芸術家にインスピレーションを与え続けた。
現在でも芸術への振興は盛んで、サンディアゴ・コンポステーラへの巡礼者を受け入れていたサン・ジャック司祭館(Aumônerie Saint Jacques)や、1667年に最初の記録が残っているペニタン・ブラン礼拝堂など、歴史的な建築物を活用して様々な企画展が催されている。

ヴィラージュ・デ・ボリ
村の中心から少し離れた場所には、ヴィラージュ・デ・ボリ(Village des Bories)と呼ばれる17世紀初めに開かれた集落跡がある。新しい土地を開墾した際に取り出された小石が積み上げられ、芸術的な美しさを感じさせる塀や住居が建てられた。
かつては400名程の住民がこの地で農業を営んでいたと考えられ、19世紀の中頃まで生活に利用されていた。パン焼き窯や家畜部屋などを備えており、プロヴァンス地方で営まれていた農村集落の生活様式を伺い知ることが出来る。
ヴィラージュ・デ・ボリ

村の中心から少し離れた場所には、ヴィラージュ・デ・ボリ(Village des Bories)と呼ばれる17世紀初めに開かれた集落跡がある。
新しい土地を開墾した際に取り出された小石が積み上げられ、芸術的な美しさを感じさせる塀や住居が建てられた。
かつては400名程の住民がこの地で農業を営んでいたと考えられ、19世紀の中頃まで生活に利用されていた。
パン焼き窯や家畜部屋などを備えており、プロヴァンス地方で営まれていた農村集落の生活様式を伺い知ることが出来る。
セナンク修道院
禁欲的な生活を送ることで知られるシトー派の建築様式を今に伝えるセナンク大修道院も、この村の人気のスポット。1148年に創設され、今日もこの教会で生活を送るシトー会修道士によって祈りがささげられている。
ロマネスク様式の見事な建築が楽しめる修道院付属教会や、この修道院を守護するジョフロワ・ド・ヴナスクの墓が眠る地下礼拝堂などは必見。初夏には一面のラヴェンダー畑が見事に咲き誇り、紫色のドレスを身にまとった修道院の姿は息を呑む美しさである。

セナンク修道院

禁欲的な生活を送ることで知られるシトー派の建築様式を今に伝えるセナンク大修道院も、この村の人気のスポット。
1148年に創設され、今日もこの教会で生活を送るシトー会修道士によって祈りがささげられている。
ロマネスク様式の見事な建築が楽しめる修道院付属教会や、この修道院を守護するジョフロワ・ド・ヴナスクの墓が眠る地下礼拝堂などは必見。
初夏には一面のラヴェンダー畑が見事に咲き誇り、紫色のドレスを身にまとった修道院の姿は息を呑む美しさである。
ゴルドについて詳しく知りたい!
フランスの最も美しい村

ヴォークリューズ県ゴルド/Gordes (VAUCLUSE)
面積:48,04km2
人口:1,961人(2014年現在)
写真2枚目:Photoed by Shadowgate – Flickr
写真3, 5, 8, 9枚目:Photoed by alh1 – Flickr
写真4枚目:Photoed by jean-louis Zimmermann – Flickr
写真6,7枚目:Photoed by Hans Braxmeier – pixabay.com
2018年7月15日:ページ更新
2020年9月28日:ページ更新
行き方

ヴォクリューズ県の中核都市カヴァイヨンから運行しているバスで訪れる事が出来ます。またアヴィニョン発の日本人向け現地ツアーに参加するのも良いでしょう。
2018年に訪れた際は、現地の観光バスを利用しました。ヴォクリューズ県には美しい村が集中しており、一日に数カ所の美しい村を巡ることが出来るため、可能ならば車を手配するのがお勧めです。
アヴィニョン(Avignon)駅もしくはマルセイユ・サン・シャルル(Marseille Saint-Charles)駅からSNCFに乗って、カヴァイヨン(Cavaillon)駅下車(※それぞれ、約40分、約1時間10分)
カヴァイヨン(Cavaillon)駅から、ヴォクリューズ県営(Transvaucluse)の15.3番のバスに乗ってゴルド(Gordes)停留所下車(※約20分)
アヴィニョン(Avignon)から50km(約1時間)
マルセイユ(Marseille)から100km(約1時間20分)
リヨン(Lyons)から260km(約2時間50分)
マルセイユ・プロヴァンス空港(Aéroport de Marseille-Provence)から80km(約1時間10分)
紹介動画
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2016年にゴルドがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
レストラン

美しい村の中では規模も大きく、バカンスに人気の観光地ということもあり、村内では多くの飲食店が営業しています。
この村のミシュラン星付きレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。
2020年度のミシュランガイドで1つ星に輝いたこの店は、5つ星ホテル「レ ボリー&スパ」に併設されたレストラン。フレンチの巨匠ジョエル・ロブション氏に才能を見出された天才、グレゴリー・ミラー(Grégory Mirer)が作り出すプロヴァンス料理は独創的で繊細。酸味やクリーミーさ、サクサクとした食感を巧みに操り、五感を呼び覚ますような味が魅力です。
花々が香る庭を眺めながら、南仏らしいのんびりとした食事を楽しんでみてはいかがでしょうか?コース料理は70€から提供しています。
ゴルドのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ゴルドにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comのロケーション・スコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、前項目で紹介しているミシュラン一つ星レストランが併設されたホテルです。中心市街地から400m程の場所に位置しているので、徒歩で村を散策することも可能です。ラベンダーやオリーブの木々が植えられたプロヴァンス地方らしい庭や、屋内型の温水プールを備えているので、南仏らしくゆったりと滞在したい方にお勧め。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で330€~560€(朝食別)です。
Booking.comの総合スコア9.6と高評価なこの宿泊施設は、18世紀の民家を改装したプロヴァンス地方らしい建物が魅力的です。色鮮やかな壁紙が可愛らしい客室は、一つ一つの調度品にオーナーの確かなセンスが光ります。中心市街地からは3,6km程距離があるので、車で移動できる方にお勧め。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で160€~220€(朝食込)です。
4人まで宿泊可能な客室もあるので、ご家族での利用もお勧めです(4名1泊で270€)。
Booking.comの総合スコア9.6と高評価なこの宿泊施設は、まるで中世の貴族の館に滞在しているかのような気品ある内装が楽しめます。広々とした客室に、南フランスの温かな太陽の光が差し込む庭。その居心地の良い空間は、宿泊する人々を虜にしています。中心市街地からは800m程距離があるので、車で移動できる方にお勧めです。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で230€~360€(朝食込)です。
4人まで宿泊可能な客室もあるので、ご家族での利用もお勧めです(4名1泊で410€)。
Booking.comの総合スコア9.6と高評価なこの宿泊施設は、プロヴァンス地方の田舎の魅力が詰まっています。宿泊客との出会いを大切にしたいという、人間味溢れるオーナーの人間性も人気の秘密。中心市街地からは2.4km程距離があるので、車で移動できる方にお勧めです。料金は2名1泊で110€~140€(朝食込)と、比較的高い価格帯のホテルが多いこの村では良心的な値段です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ゴルドから車で20分(20km)
ゴルドから車で20分(20km)
ゴルドから車で50分(40km)
ゴルドから車で60分(50km)
ゴルドから車で60分(50km)
ゴルドから車で60分(60km)
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