ガルジレス・ダンピエール/Gargilesse-Dampierre
【ジョルジュ・サンドに愛された美しき村】
フランス・ベリー地方の緑豊かなクルーズ渓谷に佇むこの村は、
赤褐色のスレート屋根に覆われた
小石積みの民家が建ち並ぶ可愛らしい街並みが楽しめる。
小川が流れる緩やかな傾斜の坂道が、
ロマンチックで芸術的な雰囲気を演出。
『愛の妖精』などの作品で知られるフランスを代表する女流作家
ジョルジュ・サンドゆかりの地としても知られている。
フランス・ベリー地方の緑豊かなクルーズ渓谷に佇むこの村は、
赤褐色のスレート屋根に覆われた
小石積みの民家が建ち並ぶ可愛らしい街並みが楽しめる。
小川が流れる緩やかな傾斜の坂道が、
ロマンチックで芸術的な雰囲気を演出。
『愛の妖精』などの作品で知られるフランスを代表する女流作家
ジョルジュ・サンドゆかりの地としても知られている。
フランス・ベリー地方の緑豊かなクルーズ渓谷に佇むこの村は、赤褐色のスレート屋根に覆われた小石積みの民家が建ち並ぶ可愛らしい街並みが楽しめる。
小川が流れる緩やかな傾斜の坂道が、ロマンチックで芸術的な雰囲気を演出。
『愛の妖精』などの作品で知られるフランスを代表する女流作家ジョルジュ・サンドゆかりの地としても知られている。
この村の長閑な自然風景を見下ろすように建てられた城の歴史は、10世紀に遡ることが出来る。ただし中世の城は1650年フロンドの乱が勃発した際に取り壊されてしまい、現在は18世紀に再建された質素な館が残されている。
城への入口となっている2つの円形の塔を備えた城門は13~14世紀に建てられものが残る。また城内の庭園では散歩をするのに最適な気持ちの良い空間が広がっている。現在城は、19~20世紀にかけて活躍した村ゆかりの画家のアートギャラリーとして活用されている。
この村の長閑な自然風景を見下ろすように建てられた城の歴史は、10世紀に遡ることが出来る。
ただし中世の城は1650年フロンドの乱が勃発した際に取り壊されてしまい、現在は18世紀に再建された質素な館が残されている。
城への入口となっている2つの円形の塔を備えた城門は13~14世紀に建てられものが残る。
また城内の庭園では散歩をするのに最適な気持ちの良い空間が広がっている。
現在城は、19~20世紀にかけて活躍した村ゆかりの画家のアートギャラリーとして活用されている。
村の中心に佇むサン・ローラン・エ・ノートル・ダム教会は、元々は城付属の礼拝堂として11~12世紀に建てられた。積まれた石灰岩のブロックが美しいモザイク模様を見せる、ロマネスク様式の重厚な造りが特徴的である。
アーチを支える柱頭に彫り込まれた黙示録の24長老や、丸天井に描かれた古代ローマと新約聖書の一場面など教会内も見どころに溢れている。また、12世紀と16世紀のフレスコ画で飾られた地下礼拝堂は比類なき美しさを誇り、描かれたイエス・キリストと聖母マリアに関する様々な場面と受難の碑は必見である。
村の中心に佇むサン・ローラン・エ・ノートル・ダム教会は、元々は城付属の礼拝堂として11~12世紀に建てられた。
積まれた石灰岩のブロックが美しいモザイク模様を見せる、ロマネスク様式の重厚な造りが特徴的である。
アーチを支える柱頭に彫り込まれた黙示録の24長老や、丸天井に描かれた古代ローマと新約聖書の一場面など教会内も見どころに溢れている。
また、12世紀と16世紀のフレスコ画で飾られた地下礼拝堂は比類なき美しさを誇り、描かれたイエス・キリストと聖母マリアに関する様々な場面と受難の碑は必見である。
20世紀を代表するハープ奏者として知られたピエ―ル・ジャメは、1960年代初めにこの村に移住し自宅でハープ教室を開いた。1968年には地元の協力によってハープの音楽祭が開催され、現在でも毎年8月にハープの音楽祭が催されている。
すでに50年以上の歴史を持ち、世界屈指の奏者が集うこの村はハープの中心地として知られるようになっている。サン・ローラン・エ・ノートル・ダム教会内に響き渡る可憐で神秘的な音色は、息を呑むほどに優美な時間を演出する。
20世紀を代表するハープ奏者として知られたピエ―ル・ジャメは、1960年代初めにこの村に移住し自宅でハープ教室を開いた。
1968年には地元の協力によってハープの音楽祭が開催され、現在でも毎年8月にハープの音楽祭が催されている。
すでに50年以上の歴史を持ち、世界屈指の奏者が集うこの村はハープの中心地として知られるようになっている。
サン・ローラン・エ・ノートル・ダム教会内に響き渡る可憐で神秘的な音色は、息を呑むほどに優美な時間を演出する。
1844年にジョルジュ・サンドが初めてこの村を訪れた際には、「中央の岩山に建てられた教会の周囲に家々が肩を寄せ合い、傾斜のある細い小路は勢いよく流れる趣のある小川へと続き、やがてクルーズ渓谷へと注がれる。」と村の印象を書き残している。
サンドの恋人だった版画家アレクサンドル・マンソーは、すぐにこの村のアルジラ(Algira)と呼ばれる別荘を購入し彼女に贈った。近郊の村ノアンの祭りの折に休息の地として好んでこの村に滞在し、この家でいくつかの作品を書き残している。現在はジョルジュ・サンドに関係するコレクションを展示する資料館となっており、彼女の生涯の一端に触れることが出来るようになっている。
1844年にジョルジュ・サンドが初めてこの村を訪れた際には、
「中央の岩山に建てられた教会の周囲に家々が肩を寄せ合い、傾斜のある細い小路は勢いよく流れる趣のある小川へと続き、やがてクルーズ渓谷へと注がれる。」
と村の印象を書き残している。
サンドの恋人だった版画家アレクサンドル・マンソーは、すぐにこの村のアルジラ(Algira)と呼ばれる別荘を購入し彼女に贈った。
近郊の村ノアンの祭りの折に休息の地として好んでこの村に滞在し、この家でいくつかの作品を書き残している。
現在はジョルジュ・サンドに関係するコレクションを展示する資料館となっており、彼女の生涯の一端に触れることが出来るようになっている。
ジョルジュ・サンド以外にも村は多くの芸術家にインスピレーションを与え続けた。画家セルジュ・ドラヴォーの名前を取ったセルジュ・ドラヴォー美術館 (Musée Serge-Delaveau)では、彼がガルジレス滞在中に描いた作品のコレクションが展示されている。
またクルーズ渓谷の後期印象派を代表するレオン・デトロワ(Léon Detroy)も、この村の魅力の虜となる移り住んだ。創作活動の拠点として用いられた家はアートギャラリーとして綺麗に改装され、素朴な自然美を描き続けた彼の作品の数々を鑑賞することが出来るようになっている。
ジョルジュ・サンド以外にも村は多くの芸術家にインスピレーションを与え続けた。
画家セルジュ・ドラヴォーの名前を取ったセルジュ・ドラヴォー美術館 (Musée Serge-Delaveau)では、彼がガルジレス滞在中に描いた作品のコレクションが展示されている。
またクルーズ渓谷の後期印象派を代表するレオン・デトロワ(Léon Detroy)も、この村の魅力の虜となる移り住んだ。
創作活動の拠点として用いられた家はアートギャラリーとして綺麗に改装され、素朴な自然美を描き続けた彼の作品の数々を鑑賞することが出来るようになっている。
アンドル県ガルジレス・ダンピエール(ガルジレスダンピエール、ガルジレース・ダンピエール、ガルジレースダンピエール)
/Gargilesse-Dampierre (INDRE)
面積:15,72 km2
人口:292人(2016年現在)
2019年06月01日:ページ更新
2021年2月1日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。
2019年にこの村を訪れた際はレンタカーを利用しました。フラン・ロワール地方の優美な自然を車窓から眺めることの出来る、楽しいドライブになりますよ。
パリ・オステルリッツ駅(Paris-Austerlitz)からSNCFに乗って、アルジャントン・シュル・クルーズ駅(Argenton-sur-Creuse)下車(※約2時間30分、シャテルロー(Chatellerault)駅で乗り換えの場合は約3時間20分)
アルジャントン・シュル・クルーズ駅前から、タクシーに乗ってガルジレス・ダンピエールへ(※約30分)
ポワティエ(Poitiers)から130km(約2時間)
パリ(Paris)から320km(約3時間20分)
パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から350km(約3時間40分)
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2017年にガルジレス・ダンピエールがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
小さな村のため、スーパーなど日用品を買うお店はありません。ただし、村内で営業しているレストランなどでちょっとした休憩が出来ますよ。
ここではガルジレス・ダンピエールを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。
村の名が冠されたシェーブル・チーズ「ル・ガルジレス」は、力強くコクのある味わいを特徴としているヤギのミルクを使ったチーズです。
事前に予約をすれば、山羊の飼育からチーズの製造工程まで見学することが出来るのでお勧めですよ。
清らかな流れのクルーズ川はザリガニ釣りの名所として知られています。
特に現在のオテル・デ・ザルティストというレストランで、ジョルジュ・サンドがザリガニのオムレツを食べたという記録が残されています。もし村でザリガニのメニューを見つけたら、過去に思いを馳せながら味わってみてはいかがでしょうか?
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
ガルジレス・ダンピエールにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。(※現在、booking.comからは予約出来ません。)
1820年に創業を開始したこのホテルは、サンディアゴ・コンポステーラの巡礼路を歩く多くの巡礼者を受け入れてきた歴史あるホテルです。ジョルジュ・サンドもこのレストランを利用し、名物のザリガニのオムレツと共に夕食を取ったそうです。村の中心部に位置しているため、散策にも便利。ツタの葉が茂る趣のある外観で、天気の良い日には外のテラスで食事をとるのもお勧めですよ。料金は2名1泊で50€~60€(朝食別)と良心的です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ガルジレス・ダンピエールから車で40分(30km)