ボンヌヴァル・シュル・アルク/Bonneval-sur-Arc

 

【アルプスの麓の石造りの村】

 

ヴァノワーズ国立公園内に位置するこの村には、

アルプス山麓の伝統的な暮らしと景観が残る。

冬には辺り一面が銀世界に煌めき、

夏には雪解け水が滝のように流れ出し

騒々しい物音と共に生命が鼓動をはじめる。

アルプスの雄大な自然が生み出すリズムに従って、

昔から変わらぬ時を刻む秘境の村である。

ボンヌヴァル・シュル・アルク/Bonneval-sur-Arc

 

【アルプスの麓の石造りの村】

 

ヴァノワーズ国立公園内に位置するこの村には、アルプス山麓の伝統的な暮らしと景観が残る。

 

冬には辺り一面が銀世界に煌めき、夏には雪解け水が滝のように流れ出し騒々しい物音と共に生命が鼓動をはじめる。

 

アルプスの雄大な自然が生み出すリズムに従って、昔から変わらぬ時を刻む秘境の村である。




アルプスの暮らしが息づく村

 

標高2,770m からアルプス山脈の素晴らしい山々を望むことが出来るイズラン峠(Col de l’Iseran)は、村へと至る2つしかない玄関口の1つ。しかし冬にはこの道が閉鎖されるため、アルプス山麓の最後の村となっている。

 

そのため、先人から継承してきた羊飼いやチーズ職人の暮らしを尊重する独自の文化を発展させてきた。また冬はスキー、夏はハイキングやマウンテンバイクなどのアウトドアスポーツの聖地として名高く、山の暮らしと観光産業を両立するアルプスの村の新たな可能性を切り開いている。

アルプスの暮らしが息づく村

標高2,770m からアルプス山脈の素晴らしい山々を望むことが出来るイズラン峠(Col de l’Iseran)は、村へと至る2つしかない玄関口の1つ。

 

しかし冬にはこの道が閉鎖されるため、アルプス山麓の最後の村となっている。

 

そのため、先人から継承してきた羊飼いやチーズ職人の暮らしを尊重する独自の文化を発展させてきた。

 

また冬はスキー、夏はハイキングやマウンテンバイクなどのアウトドアスポーツの聖地として名高く、山の暮らしと観光産業を両立するアルプスの村の新たな可能性を切り開いている。

アルプスの集落景観とノートル・ダム・ド・ラサンプション教会

 

この村が大切にしてきたのは、統一感のあるアルプスの集落景観。スキー場の麓のトラロンタ(Tralenta)地区は、木のバルコニーが可愛らしいアルプス風のシャレ(山小屋)が魅力。またトラロンタ地区と隣り合う旧市街は、高い煙突にローズと呼ばれる板石で屋根葺きされた石造りの民家が建ち並ぶ。

 

その中心に佇むノートル・ダム・ド・ラサンプション教会は、サヴォワ県の中核都市サン・ジャン・ド・モーリエンヌ司教によって1532年に設立された。建物の大部分は1869年に拡張工事が行われた際のものだが、天高く伸びる三角屋根が印象的な鐘楼は1646年に建てられて以来、山麓の暮らしを見守ってきた。

アルプスの集落景観とノートル・ダム・ド・ラサンプション教会

この村が大切にしてきたのは、統一感のあるアルプスの集落景観。

 

スキー場の麓のトラロンタ(Tralenta)地区は、木のバルコニーが可愛らしいアルプス風のシャレ(山小屋)が魅力。

 

またトラロンタ地区と隣り合う旧市街は、高い煙突にローズと呼ばれる板石で屋根葺きされた石造りの民家が建ち並ぶ。

 

その中心に佇むノートル・ダム・ド・ラサンプション教会は、サヴォワ県の中核都市サン・ジャン・ド・モーリエンヌ司教によって1532年に設立された。

 

建物の大部分は1869年に拡張工事が行われた際のものだが、天高く伸びる三角屋根が印象的な鐘楼は1646年に建てられて以来、山麓の暮らしを見守ってきた。

山と雪の資料館

 

山と雪の資料館(Musée « Espace naige et montagne »)では、防寒具など地元の日常の暮らしを支える伝統品や、スキーやソリなど冬のアクティビティに関する展示が行われている。

 

併設されたチーズ屋は、村内の小規模酪農家が互いに助け合うため1954年に設立された協同組合によって運営される。ボーフォールやブルー・ド・ボンヌヴァルなどの山のチーズが有名で、本物の味を求めるチーズ愛好家によって支えられている。またソーセージや塩漬け肉など、長い冬を越えるアルプスの知恵が詰まったシャルキュトリーも人気。

山と雪の資料館

山と雪の資料館(Musée « Espace naige et montagne »)では、防寒具など地元の日常の暮らしを支える伝統品や、スキーやソリなど冬のアクティビティに関する展示が行われている。

 

併設されたチーズ屋は、村内の小規模酪農家が互いに助け合うため1954年に設立された協同組合によって運営される。

 

ボーフォールやブルー・ド・ボンヌヴァルなどの山のチーズが有名で、本物の味を求めるチーズ愛好家によって支えられている。

 

またソーセージや塩漬け肉など、長い冬を越えるアルプスの知恵が詰まったシャルキュトリーも人気。

エコ集落

 

中心地から4キロほど離れた場所には、標高2030メートルの場所にエコ(Écot)と呼ばれる小さな集落が佇む。1960年代まで一年を通じて住民が生活をし、1970年代から民家の保全が試みられたため、アルプスの伝統的な建築が完璧な状態で残っている。

 

エコ集落を見下ろす丘の上に佇むのは、12世紀のサント・マルグリット礼拝堂。ロマネスク様式の素朴な教会内は、キリストの磔刑の場面を描いた中世のフレスコ画に彩られている。

 

またこの集落は、ハイキングへの出発点となっている。ポン・ド・ラ・ラマの滝をはじめとする美しい大自然や、運が良ければカモシカやマーモットなどアルプスを象徴する野生動物に出会うことも出来る。

エコ集落

中心地から4キロほど離れた場所には、標高2030メートルの場所にエコ(Écot)と呼ばれる小さな集落が佇む。

 

1960年代まで一年を通じて住民が生活をし、1970年代から民家の保全が試みられたため、アルプスの伝統的な建築が完璧な状態で残っている。

 

エコ集落を見下ろす丘の上に佇むのは、12世紀のサント・マルグリット礼拝堂。

 

ロマネスク様式の素朴な教会内は、キリストの磔刑の場面を描いた中世のフレスコ画に彩られている。

 

またこの集落は、ハイキングへの出発点となっている。

 

ポン・ド・ラ・ラマの滝をはじめとする美しい大自然や、運が良ければカモシカやマーモットなどアルプスを象徴する野生動物に出会うことも出来る。

ボンヌヴァル・シュル・アルクについて詳しく知りたい!

フランスの最も美しい村

サヴォワ県ボンヌヴァル・シュル・アルク(ボヌヴァル・シュル・アルク、ボンヌヴァルシュルアルク、ボヌヴァルシュルアルク)

/Bonneval-sur-Arc (SAVOIE)

面積:82,72km2

人口:255人(2015年現在)

写真1, 7枚目:Photoed by Pierre_Bn – Flickr

写真2枚目:Photoed by Lapichon – Flickr

写真3枚目:Photoed by Olive Titus – Flickr

写真4枚目:Photoed by Pixilie – Pixabay

写真5枚目:Photoed by Conikon – Pixabay

写真6枚目:Photoed by Dunk – Flickr

2018年8月18日:ページ更新

2022年7月31日:ページ更新

行き方

サヴォワ県の小さな街モダーヌからバスが運行していますが、一日の本数が非常に限られているため、近郊の街からタクシー等の利用がお勧めです。

 

またレンタカーを借りて訪れれば、車窓からアルプスの雄大な山々を眺めることが出来ます。冬は積雪の多い場所なので、冬タイヤの準備を忘れないようにしましょう。

パリ・リヨン駅(Paris-Gare-de-Lyon)からSNCFに乗って、モダーヌ(Modane)駅下車(約6時間)

モダーヌ(Modane)駅から、オート・モーリエンヌ・ヴァノワーズ交通(Ecomobilité Haute Maurienne Vanoise)M12番のバスに乗ってボンヌヴァル・シュル・アルク停留所下車(※約1時間20分)

リヨン(Lyon)から260km(約3時間)

ジュネーブ(Genève)から240km(約2時間50分)

リヨン=サン・エグジュペリ空港から240km(約2時間40分)

ジュネーヴ・コアントラン国際空港(スイス)から240km(約2時間50分)




ボンヌヴァル・シュル・アルクのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ボンヌヴァル・シュル・アルクにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、旧市街に位置しているため村の散策に便利。本格的なキッチン完備の貸アパートメントなので、料理を作りながらアルプスの山の暮らしを体験することも出来ますよ。スキー場のリフトからも800mと近いので、冬に借りるのもお勧め。また広々とした屋内プールも魅力的です。料金は2名1泊で120€。

 

客室によっては最大12名まで宿泊可能なので、ご家族やご友人との利用もお勧めです。



Booking.com




スポンサーリンク




次の美しい村を巡る