【2015年】第1位:プルマナック/Ploumanac’h|フランス人が選ぶお気に入りの村
ブルターニュ/コート・ダルモール県(Bretagne / Côtes-d’Armor)
元々は何の変哲もない漁村だったプルマナックだが、今日はペロス・ギレック町(Perros-Guirec)に合併しブルターニュ地方を代表する名高い観光地となった。想像力を掻き立てる様々な形状の石、光の加減で色を変えるランドと呼ばれる場所、ターコイズブルーの小さな入り江、物思いにふけるさせる日暮れどき。小さな港は穏やかな入り江となっており、ビーチでのんびりと過ごしたい多くの訪問客を迎え入れている。
【バラ色の海岸プルマナックへようこそ!】
海の空の間の楽園。透明な海で海水浴を楽しめるプルマナックの村を、スタンドアップパドル・サーフィンのヨーロッパ・チャンピオン、アレクシ・デニエルさんが案内してくれた。
コート・ド・グラニ・ローズ(Côte de Granit rose)と呼ばれるバラ色の花崗岩が連なる海岸線は、まだまだ世界で最も美しい場所として認知されていないかもしれません。一緒に、プルマナックの魅力を発見してみましょう。

【プルマナックに伝わる結婚成就の伝説】
アレクシさんは、村の海岸を見守り続けてきたジャン・ジャックさんを連れてきてくれた。彼は私たちを11世紀に建てられたというサン・ギレック小礼拝堂に案内し、村に語り継がれる驚くべき伝説を話してくれた。
内部にはこの村を発見したイギリスの宣教師サン・ギレックの像が安置されていた。若い独身女性が針でサン・ギレックの鼻を突き刺したという逸話が残っているのだが、興味を惹くのはその続きだ。
プルマナックを訪れた若くて綺麗な独身女性。ぜひこの場所を訪れて、針を突き刺し、恋の運試しをしてみてはいかがでしょうか?
【自然の風景だけじゃない!村の可愛い街並み。】
息を呑むような絶景に加えて、石造りの民家が並ぶ村内の美しい通りを散策することを忘れてはならない。
ジャン・ジャックさんと、アレクシさんは村で最も古いと言われている民家に私たちを連れてきてくれた。この地域に特徴的な建築で、役割の異なる3つの部分に分かれていたと考えられている。
この家に住んでいた家族も、きっと長い時間家に留まることは出来なかったでしょう。というのも、数メートル先には自然が織り成す素晴らしい風景が待っているからです。海と風によって削られた巨大な岩々をお楽しみください。
【世界に3カ所しかないバラ色の花崗岩が連なる海岸線】
税関吏の小路(Sentier des douaniers)と呼ばれる場所へようこそ。プルマナックへ来たからには見逃すことの出来ない散歩道です。アレクシさんも、バラ色の岩々が織り成す景観に満足の様子。コート・ド・グラニ・ローズについて誰よりも詳しいという、マウアーさんに話を聞いた。
アレクシさんも自分のやり方で、コート・ド・グラニ・ローズの景観と共に毎日の生活を営んでいる。
取材の最後には、美しい音楽のサプライズが私たちを待っていた。この素敵なプルマナックの村に、もしくは住民の愛称である「プルーム」に今年は名誉が与えられた。
【一緒に読みたい】
※このページでは、フランス2のテレビ番組「Le Village préféré des Français」の公式チャンネルから、各村の紹介を取り上げ、運営者が日本語でまとめの記事を作成しています。
※この村は2019年1月1日現在「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。
※フォトクレジット:Photoed by bertomic – pixabay.com