【2018年】第1位:カッセル/Cassel|フランス人が選ぶお気に入りの村
この年の放送はフランス2から、ローカル・チャンネルを数多く放送するフランス3へと国営テレビ局内で枠が移動しました。
この年もフランスの大人気司会者ステファン・ベルンさん(Stéphane Bern)が、実際に村を訪れて村人にインタビューを行っているのでその様子にも注目してください!
オー・ド・フランス/ノール県(Hauts-de-France / Nord)
【カッセルのカーニバル】
中央の広場では、カーニバルの熱気に包まれていた。司会のステファンさんは、帽子が似合う村人のエマニュエルさんにフランドル語で迎えられます。
巨人の中に入ってお茶目に遊ぶステファンさん。人形の予想以上の重さに驚いてしまったようです。
カーニバル以外の日にこの巨大な人形に出会いたいと思った人は、中央広場にあるフランドル博物館で展示されているので訪れてみてくださいね。
【カッセルを一望できる山頂】
お祭り騒ぎから抜け出したステファンさんは、カッセルで最も美しい景観が広がっているカッセル山へと移動をします。
【村に立ち並ぶ貴族の館】
波乱に富んだ歴史を歩んだカッセルだったが、村の街並みは中世の小さな集落の魅力をよく留めている。
【フランドル風の庭】
思いがけない機会が待っていた。モン・デ・ルコレの庭というカッセルで最も美しい庭の一つをガイドのエマニュエルさんが所有していたのだ。中心部から数百メートル離れた場所に位置し、一年を通じて素晴らしい景色が広がっている。
庭を移動する二人が目にしたのは、美しく象られた木々が印象的な空間でした。
【村の伝統!空へと放つアーチェリー】
雨が降るかもしれないということで、天気の良いうちにステファンさんは村伝統のアーチェリーを体験するため庭を後にします。
垂直に矢を放つアーチェリーは、フランドル地方では数多くのクラブによって行われる地元で親しまれているスポーツです。
ステファンさんも住民の皆様に手ほどきを受けて、早速実践してみます。筋は悪くないステファンさんですが、的に当てるのはなかなか難しかったようです。
アーチェリーに使う矢の簡単な説明を受けた後に、空へと放つアーチェリーの手ほどきをして頂いたことに感謝して、次の場所へと向かいます。
【地域の宴会エスタミネを楽しむ住民たち】
カッセルの訪問の最後に、住民が集うエスタミネ(Estaminet)で夜の宴会を勧められたステファンさん。訪れると温かく迎え入れられ、村のすべてのエスタミネを仕切っているというブルーノさんを紹介されます。
テーブル・ゲームに興じる人々に、食事と共に会話を楽しむ人々。本当に楽し気な時間が流れています。
皆さんもカッセルに来た時には、村のエスタミネで夜の宴会を過ごすのをお忘れなく。また、モン・デ・ルコレの庭を散策して、美しい大邸宅を眺めてくださいね。
【一緒に読みたい】
※このページでは、2018年に放映されたフランスのテレビ番組「Le Village préféré des Français」を公開しているフランス3オー・ド・フランス公式チャンネルから、村の紹介を取り上げ、運営者が日本語でまとめの記事を作成しています。
※この村は2019年1月1日現在「フランスの最も美しい村」協会には加盟していません。
※フォトクレジット:Photoed by fdecomite– Flickr